第2回「生い立ち」
ソンパの飲み屋で荷物を盗まれたチェオク。
故買人(こばいにん・・・盗品と知って売り買いする人)の供述から、チェオクは盗人マ・チュクチ夫妻を追って、二人が間借りする葬儀屋コッチの元へ向かう。
いざ踏み込むも、捜査と知らずチェオクのあとを追ってきたピョンテクが足手まといとなり、窮地に陥ってしまう。
そこへ、先刻船着場で会った男ソンベクが現れチェオクに加勢。続いてファンボ・ユン従事官(チョンサガン)とウォネも到着し、事なきを得る。
しかしそこにはまた謎の人物が、そして隠された剣の名前を知る男。。。 一体誰なのか。。。
そんな中、騒動に紛れて逃亡したマ・チュクチ夫妻だったが、またしてもチェオクに捕まり、盗みの世界から足を洗うことをチェオクに約束する。
帰り道、1人川で水浴びをするチェオクは子供時代を思い出していた。
弘文館(学問をつかさどる官庁)の官僚チャン・イルスンの娘チェヒとして生まれたチェオクだったが、15年前、父が逆賊として告発され自害。チェヒは兄チェムと逃亡するが、その道中で兄とはぐれてしまう。捕らわれた当時7歳のチェヒは身分を落とされ、使用人として、地方長官の家に仕えることになる。
そこには、地方長官の妾の息子ユンが差別を受けながら暮らしていた。ユンは、自らの境遇をチェヒに重ね合わせ、以後二人は兄妹のように時を過ごしてきた。やがて元僧軍の長スウォルの元で修練を重ねたユンは、捕盗庁(ポドチョン)のチョ・セウク長官の元で働くこととなる。
そしてチェヒもチェオクと名を改め、ポドチョンの茶母(タモ)として引き続きユンに仕えることになったのだ。
今回もまた単身無謀な行動をとったチェオクを修練場に呼び出すユン。そしてそこには、二人の様子を離れてうかがう、1人の女性の姿があった。
チェオクの名はこうして生まれた。 そしてその券の裏にはまだ真相があるようだが。。。
第3回「密偵の死」
ユンが偽金事件のために送り込んでいた密偵チャンガクが死体で見つかる。死因は毒殺だった。
生前のチャンガクから、最近高級品を買いあさる組織があるとの情報を得ていたことから、チェオクとチュワンは高麗にんじん売りに扮し、捜査を始める。そこへ盲目の男が現れ、高麗にんじんが野生のものかどうか吟味する。そしてチェオクたちの気付かぬ間に1本盗み出し、貧しい親子に恵んでやる。
盲目の男の正体はソンベク。
ソンベクは大商人チェ・ダルピョンの屋敷を訪ね、同志ノ・ガッチュルの働きぶりをたずねる。
二人組の商人がチェオクたちの高麗にんじんに支払った金は偽金。
即座にユンに報告しようとするチュワンを制し、黒幕まで突き止めようと提案するチェオク。そこへ金目当てのマ・チュクチが盗みに入る。さらにそこへ、高麗にんじんを買った商人が武装して戻ってくる。チェオクたちが野生とふれ込み売った高麗にんじんは偽物だったのだ。チェオクは作戦通り、自分が人質となり連中のアジトへ行き、チュワンを解放させる。チェオクはアジトの倉庫の床下から偽金を発見。
しかし再び捕らえられ、吊るし上げられてしまう。
一方その頃、捕盗庁(ポドチョン)に戻ったチュワンの様子から事の次第を察したユンは、隊を率いてアジトに向かう。
チェオクを救出し偽金も押収したユンだったが、独断で捜査を進めたチェオクに謹慎を言い渡す。
ユンの役に立つにはこれしかないと思っているチェオクは、自分のやり方がユンの負担になってしまうのならば、と捕盗庁(ポドチョン)を辞す決意を告げる。
第4回「脱獄」
捕盗庁(ポドチョン)を辞すとユンに告げ、身分証を返したチェオクだったが、ウォネとチュワンの策により、再び左捕盗庁(チャポドチョン)で働く事になる。
偽金作りの容疑で捕らえたものの、首謀者と思しきノ・ガッチュルの自白はとれず、またそのアジトからも証拠となるものは一切出てこない。右捕盗庁(ウポドチョン)ではチョ・チオ従事官(チョンサガン)が偽金に関与した人物を片っ端から拷問にかけており、チョ・セウク長官の怒りを買う。チオ従事官(チョンサガン)は激しく反発するが、それは息子の自分を認めずファンボ・ユンを高く買っている父に対するいらだちでもあった。
ユンは苦肉の策としておとり作戦を提案し、セウク長官の協力を得る。チェオクと縁のあるマ・チュクチを殺人犯に仕立ててカッチュルの牢に送り込み、意気投合させたあと、一緒に脱獄させ真のアジト「山の砦(とりで)」を突き止める、という作戦だった。マ・チュクチはカッチュルにうまく取り入る。
その頃、ソンベクは捕らわれた義兄弟カッチュル救出に向け準備を始めていた。しかしその一方ではチェ・ダルピョンが、情報がもれる前にカッチュルを始末するようスミョンに命を下す。
宮廷の実力者チョン・ピルジュンがセウク長官を訪ね、セウクの娘ナニとの縁談話を持ち出す。ナニと話をしたセウクは、ナニがユンへ深い恋慕を抱いていることを察する。一方、チェオクは「山の砦(とりで)」潜入作戦に志願。ユンはチェオクの意を汲み、「何があっても必ず生きて戻るのだぞ」と送り出す。
死体に化け牢の外に出たカッチュルとマ・チュクチだったが、すんでのところでばれてしまった。追っ手が迫る中、現れたソンベクとチェオクはそれぞれ、二人の脱獄の手引きをする。
第5回「潜入」
チェオクとソンベクは、マ・チュクチとカッチュルの脱獄を手助けする。
ファンボ・ユン率いる左捕盗庁(チャポドチョン)は脱獄を阻止する振りをしながら、わざと二人を脱獄させてイ・ウォネに追跡させる。
マ・チュクチと男装のチェオクは義兄弟を装い、ソンベクとカッチュルに同行。
4人は大商人タルピョンのもとに逃げ込むが、タルピョンはチェオクとマ・チュクチを警戒する。耳が聞こえないと言うチェオクに、銃を向けるタルピョン。本当に耳が聞こえないかどうか、確認すると言うのだ。耳元で発砲されれば、チェオクの鼓膜は破れてしまう。チェオクが左捕盗庁(チャポドチョン)の茶母(タモ)であることに気付いているソンベクは直前に銃を払い、暗にチェオクを助ける。
しかし、チェオクたちにこれ以上の同行は許さないと告げる。
しかしチェオクとマ・チュクチはここで引き下がるわけにはいかない。二人は、渡し場で手配中の罪人とばれ、窮地に陥ったカッチュルを助ける。何度も命を助けられたカッチュルの、マ・チュクチたちに対する信頼はゆるぎないものとなり、ソンベクも同行を許さざるを得なくなる。
チョ・セウク長官は朝廷に呼び出され、脱獄の責任を問われる。セウクは詳細を語ることなく、1ヶ月の猶予を国王に請い、国王もそれを容認。しかし大臣たちの反発は収まらず、代わりに現場の責任者としてユンが罷免されることになる。ユンはセウクの勧めで、しばしの間、左捕盗庁(チャポドチョン)近くの宿で潜入捜査の動向を見守ることになる。セウクの娘ナニはユンのために作った服を差し出すが、ユンにナニの気持ちを受け入れるつもりはない。
その頃、ピョンテクは武官の試験を受けていた。片時もチェオクのそばを離れたくない一心で臨んだ実技試験はすべて不合格。それでも唯一、学科ですばらしい成績を収めたピョンテクは、見事武官に合格する。
ようやく到着したソンベクの本拠地、山の砦(とりで)はチェオクたちの想像を絶するものだった。広大な敷地に統率の取れた軍、そして大勢の配下がソンベクに寄せる信望。。。夜、二人を歓迎した宴が開かれ、ソンベクはチェオクたちを自分の弟分として紹介し、チェオクに告げる。 「この砦(とりで)で皆と共に、ずっと平和に暮らせたらいいのにな」と言葉を残すのだが。。。
第6回「父の面影」
チャン・ソンベク率いる山の砦(とりで)に潜入したチェオクとマ・チュクチ。しかし、偽金作りの証拠となるものは見つからない。
チェオクはとりいそぎファンボ・ユンに報告するため、砦(とりで)の地図と一味の様子を書き記したものをイ・ウォネに託する。
一方、左捕盗庁(チャポドチョン)に、ユンの後任としてチョ・セウク長官の息子チョ・チオ従事官(チョンサガン)が着任する。
チオはユンへの対抗心をむき出しにし、ペク・チュワン、ウォネ、チェオクを外したメンバーで偽金事件の捜査にあたる事になる。
ソンベクはすでに偽金作りの証拠を徹底的に隠滅していた。そうとは知らないチェオクとチュクチは、情報を得るため積極的にソンベクらに接近。カッチュルも行きたがらない「下の村」、カマ村への同行を申し出る。カマ村とは重い病にかかった人々が暮らしている村で、かつて謀反人の息子としてその身を追われたチェム(ソンベクの幼名)がかくまわれて、育った村だった。
カマ村で暮らす亡き父の門弟ハクチョルと昔話をするソンベク。チェオクはハクチョルにかすかな既視感をおぼえる。
ハクチョルはソンベクにチャン・イルスンの形見の刀を渡したが、その刀には「発墨」と書かれた紙が添えられていた。驚くチェオク。かつてチェオクの父もまた、「発墨」の意味を幼い兄妹に語って聞かせていたのだ。後刻、チェオクはソンベクに父親のことをたずねるが、ソンベクは「私の父は生きている」と答える。ソンベクが生き別れた兄ではないか、というチェオクの淡い期待は打ち砕かれた。
ひそかに潜入捜査の動向を見守るユンは、軍の大将チョン・ホンドゥに呼び出され、別働部隊の育成を要請される。 しかし、国王の許可を得ていないと知ったユンは即座に断わる。
山の砦(とりで)近くの村で、悪行の限りを尽くす男がいることを知ったソンベクたちはチェオクを伴い成敗に出かける。その帰り道、ソンベクたちは軍に追われ、軍兵士の放った銃弾が馬上のチェオクを貫くのだ。。。
第7回「黒幕逮捕」
チェオクは肩に銃創を負い、軍兵士に囲まれる。チェオクの姿に生き別れた妹チェヒを重ね合わせたソンベクは、チェオクを救い出す。
山の砦(とりで)に戻り、肩の銃弾を取り出す荒業に、声も上げずこらえるチェオクだったが、感謝の言葉を口に出してソンベクに伝える。
一方、ケガから回復し、久しぶりに山の砦(とりで)を訪れたスミョンはチェオクの姿を見て驚くが、ソンベクは「新しい家族だ」とスミョンに説明する。 スミョンはファンボ・ユンの罷免を告げ、「時が近づいている」とソンベクを促す。
チェオク負傷の報は、チョ・セウク長官も知るところとなり、ユンは居ても立ってもいられない。 同じくチェオクを心配するペク・チュワンの計らいで、ユンは一人、山の砦に向かい馬を走らせる。
一方ユンの罷免を知ったチェオクも単身都に向おうとしたところ、ソンベクが密偵に手紙を託しているところを目撃する。密偵を襲撃し手紙を強奪するが、チェオクを尾行していたスミョンに襲われてしまう。傷を負っているチェオクは劣勢となり、追い詰められ意識を失いかけたところにユンが現われる。 ユンに斬られたスミョンは退き、ソンベクにユンが山の砦(とりで)に現れたことを告げる。
都に戻ったチェオクたち。密偵の手紙は軍の大将チョン・ホンドゥに宛てられたもので、偽金の金型の所在が記されていた。
ホンドゥはセウクにとっては親友であり同士。ホンドゥが謀反を企むなど、セウクには信じがたい話だったが、ホンドゥの屋敷から金型が見つかった。ホンドゥは即座に捕らえられ、重臣たちはホンドゥを責め立て自白を強要する。しかし功臣ホンドゥを信頼する国王は盗賊側の証言で犯行が裏付けられるまで、ホンドゥへの拷問を禁じた。王命により、ユン率いる捕盗庁(ポドチョン)の隊が山の砦(とりで)に向おうとしたそのとき、ホンドゥの訃報が告げられるのだ。。。
第8回「討伐隊敗退」
偽金作りの首謀者として逮捕されたチョン・ホンドゥは自らの潔白を訴える遺書を残し、自害。功臣ホンドゥを失った国王は激怒し、その怒りは逮捕のきっかけを作ったチョ・セウクとファンボ・ユンに向けられた。獄につながれたセウクとユンを救うため、セウクの娘ナニはチョン・ピルジュンの元を訪れる。
縁談を進める代わりに二人の命乞いをするナニだが、ピルジュンにはすでにその気はなかった。
セウクの息子チョ・チオは盗賊の討伐隊長に志願し、ピルジュンの後押しを受けて任命される。
チオは獄舎に父を訪ね、父を救うため討伐隊長に志願したことを報告。無駄だと言い放つセウクに、チオは戻ってきたら一緒に暮らしたいと告げる。
チオはチェオクに道案内を頼み、盗賊が潜むソヨ山へ向う。 途中、合流したイ・ウォネから、潜入しているマ・チュクチの姿が見えなくなったことを知らされたチェオクは、一人先に砦(とりで)へ。 しかし砦(とりで)はもぬけの殻だった。
頭領宅で一人酒を飲んでいるソンベクを見つけたチェオクは、討伐隊が迫っていることを告げ、投降を促す。ソンベクは応じるどころか、チェオクを仲間に誘う。チェオクはソンベクが自分の素性含めすべて見抜いていた事に気付き、剣を交えるが、ソンベクに押されてしまう。
しかしとどめを刺さずに去るソンベクに、チェオクはソンベクの目的が謀反であることを悟る。
無人の砦(とりで)に着いた討伐隊。 手ぶらで戻れないチオは、隊を分け追跡を開始。 マ・チュクチは鍛冶場でたくさんの爆薬とともに拘束されていた。チェオクたちは間一髪、チュクチを救い出す。 一方森の中に入った討伐隊はソンベクらの周到なゲリラ戦に圧倒される。隊員をすべて失い、単身ソンベクと対峙するチオ。加勢に向うウォネを引き止めるチェオクとチュワンの目前で、チオはソンベクの剣に倒れる。
左捕盗庁(チャポドチョン)で全滅した討伐隊の合同葬儀が行われた。焼香に現われたセウクは、隊を全滅に追いやったチオに代わり罪を償うと言い、ナニは父の薄情な物言いに苦言を呈する。
セウクとユンを救う方法が見出せず、いらだつウォネたち。残された道はただ一つ。国王への直訴だけだった……。
第9回「免罪」
ファンボ・ユンとチョ・セウクを救うため、国王への直訴を決意したチェオク。
決死の覚悟とユンへの思いをつづった手紙を身に隠し、宮殿の塀を乗り越える。庭を散歩中の王に近づくが、あと少しのところで護衛隊にメッタ切りにされてしまう。瀕死の状態で捕らえられたチェオクに、王は目的を問いただす。
チェオクはソンベクの謀反の企てを告げ、ユンとセウクにことを任せるよう王に嘆願する。 国王はセウクとユンを放免し、謀反を企てる一味を根こそぎ絶やすよう密令を出す。
セウクとユンの計らいで、奴婢の身分を解放されたマ・チュクチ夫妻。潜入捜査を終えてウォネたちの元から去る道すがら、瀕死のチェオクを見つけ、ウォネたちの元に運び込む。 チェオクの傷は深く、医師のなす術はなかった。 王の主治医ク・ドファンなら救えるかもしれないという医師の言葉に、ユンはトファンの元を訪ねる。王の許可なしにほかの患者を診ることは出来ないと断わるトファンに、ユンは命を賭けて診察を依頼。ユンの熱意に応じ、トファンはチェオクを診察するが、もはや手の施しようはなかった。 ユンは意識の戻らないチェオクを抱きかかえ、馬を走らせるのだった。
左捕盗庁(チャポドチョン)では戻ってこないユンに、セウクは自ら陣頭指揮をとる。
行商人に変装したウォネはカマ村で偽金作りを目撃し、セウクに報告。セウクは村人の逮捕を命じるが、この情報がチェ・ダルピョン側にもれる。タルピョンは「あのお方」に指示を仰ぐため、「あのお方」=チョン・ピルジュンの元を訪れる。ピルジュンは捕盗庁(ポドチョン)に先がけカマ村を消すよう指示、カトウ率いる一味に任せる。知らせを受けカマ村に駆けつけたソンベクは、村の惨状を目の当たりにするが、このしわざは官軍ではなく、味方のピルジュンではないかと疑念を抱く。ピルジュンに直談判するソンベクに、ピルジュンはあくまで白を切る。ビルジュンはカマ村を襲ったのは官軍と見せかけて、ソンベクの怒りを燃え上がらせようとしたのだ。ピルジュンの計画には、卓越した指導力とカリスマ性を兼ね備えたソンベクの存在がどうしても必要だったのだ。
その頃ユンは師匠スウォルを訪ね、チェオクの救命に尽くしていた。しかしスウォルが気を注いでもチェオクの意識は戻らない。
残された方法は“半湯剛気(パンタンカンギ)”の術のみ。 この術を施された場合、チェオクは、死ぬか、本能的に体内の気が動き始めるか、そのどちらかだったのだ。。。 チェオクお前はいったいどうなる。。。
第10回「忘れえぬ人」
ファンボ・ユンの“半湯剛気(パンタンカンギ)”の術によりチェオクは息を吹き返す。
それにそてもこんな技が有るとは。。。 驚きでしたね〜。
チェオクがうわごとで「チャン・ソンベク」の名を口にするのを聞いたユンはチェオクの目覚めを待たず、左捕盗庁(チャポドチョン)に戻るのだった。
チョ・セウク長官はチェオクか職務か、ユンに二択を迫り、ユンは職務を選ぶ。忠誠の証として、セウク長官はユンに、チェオクの茶母(タモ)の籍を異動させ、娘ナニと結婚するように命じる。
ポドチョン内の情報が敵方にもれている件で、カマ村討伐を知っていたのはセウク長官、イ・ウォネ、ペク・チュワンの3人だけ。しかしウォネはもう1人、セウク長官の随行武官、ペ武官の存在を指摘する。詰問されたぺ武官はその場で自殺する。
不審点のあるペ武官の経歴と似た経歴を持つチャン武官を探し当てたセウク長官は、あえてチャン武官をペ武官の後任として登用する事になる。
また寺で目を覚ましたチェオクは、師匠スウォルから両親の位牌がまつられた寺の所在を教えられる。寺に立ち寄り都へ戻るチェオクと入れ違いに、ソンベクもまた、両親の位牌をまつったその寺を訪れるのだった。
と言うことはやはりソンベクはチェオクの兄と言うことになるのか。。。
都に戻ってきたチェオクに、ユンはもうこれ以上、私のために生きるなと言い、ピョンテクのいる役所への異動と、自分とナニとの結婚を報告するのだ。
しかしソンベクをなんとしても自分の手で捕らえたいチェオクは、異動先の役所を飛び出し、今一度マ・チュクチに協力を求める。
自由の身となり、落ち着いた暮らしを始めていたマ・チュクチは渋るが、チェオクから受けた恩を忘れてはいけないと妻に説得され、協力する事になる。
ファンヘドの役所に出向いた二人は左捕盗庁(チャポドチョン)の役人と偽り、チャン・ソンベク討伐の極秘計画のため、兵を出すよう要請するのだが。。。
そしてその要請をしたのはチェオクだろうと言うことが分かってしまうのだった。。。
第11回「追跡」
ファンヘドの役所から兵を借りたチェオクとマ・チュクチ。 ソンベクをおびき出すため、チャン・ソンベクの妹の一味と名乗って盗賊行為のフリを始めるのだ。 一方ファンヘドの役所から知らせを受けたチョ・セウク長官は、チェオクの企みを察してファンボ・ユンを向かわせる。
「チャン・ソンベクの妹の一味」の噂はたちまちソンベクの知る事になる。 当然チェオクの思惑通り、その正体を確かめようとソンベク自ら姿を現し、チェオクと再会する事になる。 そこへユン率いる捕盗庁(ポドチョン)一隊が到着するのだ。
そしてチェオクを引き下がらせ、ユンはソンベクと1対1で剣を交える。しかし捕盗庁(ポドチョン)側の兵がソンベクに銃を放ったことから、双方入り乱れての交戦となる。 混乱に乗じ、深手を負ったソンベクは逃亡、チェオクも後を追う。逃げ込んだ山中で再び対峙するソンベクとチェオク。足を踏み外し穴に落ちかけたチェオクを助けようと、手を差し伸べたソンベクもろとも、穴の中に落ちてしまう。。。
その頃左捕盗庁(チャポドチョン)では、セウク長官がカマ村惨殺事件の報告を受けていた。 チェオクの消息を求めて左捕盗庁(チャポドチョン)に来ていたピョンテクは、報告書に記された遺体の刺し傷から、これは日本の剣術によるものだと断定する。 一方、ユンらによるソンベク追跡の報告を受けたチョン・ピルジュン。 リスクが高すぎるというチェ・ダルピョンの苦言も聞かず、ヘジュの役所に使いを出しソンベク救出を手配する。
山はチェオクとソンベクを探すユンの兵で埋め尽くされていた。 トクスらはソンベクの戻りを待ちつつ、ひとまずペクチョンの役所から爆死したノ・ガッチュルの遺体を取り戻す事になる。
一方チェオクとソンベクが落ちた穴は洞くつになっていた。
チェオクは重傷のソンベクに応急処置を施し、出口をさがすがみつからない。二人が落ちた穴がはるか上空にぽっかり空いて見えるだけ。ソンベクはチェオクに爆竹を渡し、どちらの仲間が先に駆けつけるかな、と笑ってみせる。
チェオクは爆竹を打ち上げるが、時を同じくして、ユンの命により爆竹を用意していた兵も爆竹を打ち上げてしまうのだ。
ソンベクはチェオクが妹である事に気がついている。 チェオクは未だに夢のようにしか思えていないようだ。。。
果たしてソンベクは死んでしまうのか。。。
それともチェオクと。。。
いよいよ終盤となったチェオクの剣は、どういう展開で終わるのか、非常に楽しみである。
第12回「許されぬ愛」
チェオクを見つけられずいら立つファンボ・ユンは、配下の兵に過酷なまでの捜索活動を命じる。
イ・ウォネは、ユンが冷静さを失っているのではないかと危ぐし、苦言を呈する。
しかしユンは、すべてはチャン・ソンベクを捕らえるためだと息巻く。 そこへヘジュの役所からヤン・ジノ率いる一隊が応援に駆けつけ、捜索を一手に引き受けようとするのだ。
不審に思ったペク・チュワンはウォネをヘジュに向かわせ調査させることにした。 その頃都では国王が進展のない謀反疑惑についてチョ・セウク長官を詰問。セウク長官は確証のないままチョン・ピルジュンこそ首謀者だと告げる。 その結果、ピルジュンから忠義心あふれる上申書を受け取っていた国王の心証を害してしまう。
セウク長官は自害を決意するが、娘ナニに引き止められ、思いとどまるのだった。
一方地下の洞くつの中では、重傷のソンベクが自らの理念を語り、生きることへの渇望を訴える。 チェオクは懸命の介護を続けるが、毒虫にかまれ倒れてしまう。 チェオクの異変に気付いたソンベクは這ってチェオクの元へ行くが、そのとき、チェオクを探すユンの声が聞こえてくる。 ユンが真上にいるのだ。 返事をしようとしないチェオクに代わり、ソンベクが返事をしようとするが、チェオクはそのソンベクの口をもふさぐのだ。。。
ソンベクは毒を吸い取り、チェオクは助かるが、逆に、口の中の傷から全身に毒が回ったソンベクが瀕死の状態に陥る事になる。
ソンベクはチェオクへの愛を告白し、意識を失う。 そしてチェオクはついに洞くつからの脱出口を見出すのだ。
ソンベク救出をあきらめ撤退を始めたヤン・ジノ率いる捜索隊に、ヤン・ジノが謀反の一味と知ったユンが対峙。
渓谷でにらみ合っているところに、ソンベクを抱えたチェオクが川面に飛び出す。
そう〜。。。 洞くつは川とつながっていたのだ。意識を失ったままのソンベクはユン側に捕らえられ、状況を察したチェオクはわざとヤン・ジノに捕らえられる。 人質となったチェオクとソンベクの交換取引に、断固応じようとしないユン。
見かねたチュワンがソンベクを引き渡し、チェオクを救出する。 ユンはチェオクに、ソンベクを助けた真意を問いただす。
さらにユンは従事官(チョンサガン)の職を辞し、日陰の身に戻ろうともチェオクと共に生きていきたいと訴える。お前なしではとうてい生きてゆく事は出来ないと言うユンに対して、チェオクはこう答えるのだ。。。
「たとえこの身を木陰に隠す事出来ても、すでに離れた心は何をもってしても隠せません」と。。。
この場面ではソンベクとチェオクは兄弟であることがまだ分かっていない。 すくなともチェクオクは。。。
いよいよあと二回で終わるこのドラマの結末は如何に。。。
1月26日(木)午後10:00〜11:00 第13回「縁切り」
反乱決行日が決まった。一命を取り留めたソンベクは、仲間の前でチェオクを切るよう迫られる。チョ・セウク長官は謀反一味の黒幕の正体をつかもうと、自らおとりとなるが。。。
最終回 2月2日(木)午後10:00〜11:00
第13回「縁切り」
ソンベクは何とか一命を取り留める。 しかし自分を救出するため多くの仲間が犠牲になった事を知り、頭領の座を退く決意をするのだった。
山を去ろうとしたとき、砦(とりで)のふもとの村が襲撃されているという知らせが入る。 ソンベクは直ちに救出に向かうがすでに村は壊滅、そこにはノ・ガッチュルの遺児ヤンスンの無残な姿もあった。再び闘志を抱いたソンベクは戦列に復帰する。ソンベクを引き止めるため、チェ・ダルピョンが村を襲撃させた事など知る由もないソンベクだった。。。
セウク長官は謀反一味の黒幕を突き止めるため、自らおとりとなる決意をファンボ・ユンに宛てた手紙に残す。 そして謀反側のスパイと目されるチョン武官に導かれるがまま、単身森ヘ向かうのだ。
姿を現した黒幕、チョン・ピルジュンに懐柔され、セウク長官は思わせぶりに態度を保留してみせる。
するとそこへ、セウク長官を探す捕盗庁(ポドチョン)の兵士たちの声が聞こえてくる。 セウク長官の手紙を読んだ娘ナニが捜索隊をよこしたのだ。 セウク長官はその場で切られ、意識不明の重体となる。
野営中のユンらはカトウ一味から銃撃され、その混乱に乗じてユンはチェオクを逃がす。 一方森では、ソンベクが目の前の木に吊るされた女性、チェオクを斬るよう、タルピョンたちから迫られていた。 頭巾をかぶせられ顔は確認できないが、その女性の肩に傷跡がないのを確かめたソンベクは、一太刀で斬殺するのだ。
その一部始終をチェオクが見ていた。 ソンベクが迷いを見せず自分を斬り捨てたことにショックを受けるチェオク。
ところが「チェオク」として斬殺された女性の正体はマ・チュクチの妻だったのだ。
チェオクは遺体を背負い、左捕盗庁(チャポドチョン)に戻る。
ユンはチェオクの茶母(タモ)復帰を認める一方で、ナニとの将来を本気で考え始める。
セウク長官の意識はいまだ戻らず、現場には何一つ手がかりが残っていない。
セウク長官が所持していた刀を見つめていたユンは、金が付着していることに気付く。金のクアンジャの着用が許されるのは9人の大臣のみだった。 そしてついにユンは一人一人に会いに出かけ、謀反一味黒幕の正体を知るのだった。。。
最終回「チェオクの最期」
反乱決行日。すでに都のあちこちには火薬が仕込まれ、ソンベクからの合図を待っていた。ソンベクが宮殿を襲撃する一方で、精鋭軍が都に進軍する手はずになっていたが、その精鋭軍が倭軍であることをソンベクは直前に知る。チェ・ダルピョンが、協力と引き換えに倭軍にチェジュドを渡す約束をしていると言うのだ。 「この国の民のため」を信念に持つソンベクは怒り、撤退を決意する。
一方、謀反の全容をつかんだファンボ・ユンは、イ・ウォネ、ペク・チュワン、マ・チュクチ、そしてチェオクを連れ宮殿に向かう。 王の兵と謀反側の兵とが混在するなか、国王の元へと進む一同。国王はすでにチョン・ピルジュンによって拘束されていたが、チェオクの機転で国王を救出、謀反は未然に防がれた。
撤退したソンベクはこれまでの労をねぎらい、みなに砂金を配ろうとするが、すでにタルピョンが持ち出したあとだったのだ。 そのタルピョンはソンベクを追ってきたチェオクを捕らえ人質とし、ユンに取引を持ちかける。 ユンはセウク長官の治療を頼むため師匠スウォルの元を訪れ、スウォルからソンベクとチェオクが実の兄妹である事を知らされる。
タルピョンが待つ浜辺に向かうため、ユンはナニに別れを告げる。 すべてを察したナニはユンに愛の言葉を求めるが、ユンは約束を守れない事をわびるだけだった。
浜辺でユンは自分の命と引き換えに、捕らわれたチェオクの解放を要求する。 そこへ砂金を取り戻そうと、タルピョンを追ってソンベクが現れる。チェオクに刀を突きつけているタルピョンに向い、ユンは剣を投げる。 タルピョンは海に倒れ、砂金は海に流れてしまった。
ソンベクは怒りに任せ、ユンを斬る。 倒れる間際、ユンはソンベクの耳元でチェオクの本名を明かす……。
混乱の中、立ち去るソンベク。 ユンはチェオクに看取られ息を引き取るだった。
チェオクの決意は固まった。回復したセウク長官率いる官軍が草原にソンベクを追い詰める。 私の剣で討たねば、この先一生悔いが残ると言うチェオクに、笑みで対じするソンベク。 剣を持つチェオクの手をとり、自らにとどめを刺すソンベクは「会いたかったぞ、チェヒ……」とささやいた。 座り込むチェオク。 何とそこへソンベクに向けて官軍の銃弾と矢が一斉に放たれるのだ。
チェオクは身をていしてソンベクを抱きとめ、チェオクも銃弾と矢に撃たれる。 ソンベクとチェオクは共に死ぬことになる。
もともとソンベクは早くから兄ではないかと分かってしまう部分が惜しいですね〜。
また空中を舞う姿はちょっと日本の撮影方法には劣り、見栄えが良い部分と急に悪い部分が交差します。 内容的にはまぁまぁというか、チェオクの剣の素晴らしさをもっと見たかったですが。。。