第一話 川辺に咲く野菊のように
韓国と北朝鮮が分断される前、朝鮮半島が日本の植民地であった1932年黄海道・海州(現在は北朝鮮の領土)に一人の女の子が生まれた。名前はミン・グッキ(閔菊姫)、父は独立運動に従事する軍医のミン・ヨンジェ(閔永宰)。彼は生まれたばかりのグッキと、所有していた財産を親友のソン・ジュテ(宋周泰)に預け、国の解放をめざして満州の臨時政府へ向かう。ジュテは、ヨンジェから預かった財産を元手に会社を興し、自分の娘シニョンと共にグッキを慈しみ育て上げる。
そして13年後、一向に帰る気配を見せないヨンジェを待ち続けながらグッキは小学校卒業の年を迎える。麺工場を営むジュテの家業を手伝いながら、勉学にいそしむグッキ。彼女の夢は、一生懸命勉強して中学を卒業し、父の自慢の娘となることだ。一方姉妹のように育ったシニョンは、勉強こそ苦手なものの、歌を歌うのが大好きで、いつかプロの歌手になるという夢を抱いている。
そんなある日、二人が通う小学校で、創立30周年記念の式典が開かれることになった。平素から勉強に仕事にと精一杯努力する姿勢が認められ、学校代表として挨拶の言葉を述べる栄誉に恵まれたグッキだが、シニョンの意地悪によって栄えある舞台を奪われてしまう。意気揚々と挨拶を終えたシニョンのもとに駆け寄り、思わず頬を叩いてしまったグッキにシニョンの母は怒りを抑えきれず、中学進学の取り止めと、妓生(キーセン)部屋への奉公を言い渡すのだった。
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第2話 夢を求めて
妓生部屋に奉公に出されることになったグッキは、京城(現在のソウル)に出て働きながら中学に通おうと決意、こっそり家を出る。そこに鉢合わせたのは、勉強が嫌で同じく京城に行って歌手になろうと意を決したシニョンだった。二人は海州に来ていた旅芸人の一座に潜り込み、ジュテの捜索の手から逃れようと画策するが失敗に終わる。
一方、13年間グッキと離れ満州での独立運動に従事していた父ヨンジェは彼を師と仰ぐ同志チェ・ミングォンと共に、病に倒れた兵士を救うペニシリンの調達のために海州に戻っていた。任務の合間にジュテのもとを訪れ、13年ぶりの再会を懐かしむヨンジェ。しかし預かっていた財産を使い込んでいたジュテにとって、唯一無二の親友ヨンジェは今や邪魔な存在でしかなかった。
その頃、家出に失敗したグッキとシニョンは、このまま引き返すわけにも行かず途方に暮れていた。ひょんなことから口げんかになり、橋の上でのもみ合いの末、川に投げ出されてしまうシニョン。そこに偶然居合わせたミングォンは必死の思いで彼女を救う。彼はヨンジェの頼みで愛娘グッキを探しに来ていたのだった。
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第3話 父との再会
川で溺れ、家に連れ戻されたグッキとシニョンは共に中学入学試験を受けることになった。奉公に出されるはずのグッキも、父ヨンジェが一時帰郷したことから、体裁を取り繕おうとするシニョンの母によって急きょ中学入試の受験が許されることになった。ヨンジェはペニシリン調達の任務の合間にグッキとの再会を果たそうとするがかなわず、グッキもまだ見ぬ父の姿を心に思い描きながら、念願の入試に挑む。
ヨンジェは、学生時代からの友人で軍医の田中淳一の助けを得てペニシリン調達の任務に無事成功する。任務を終え、臨時政府のある満州に発つ前に預けた財産を引き取りに来るというヨンジェの存在に焦りを感じるジュテは、懇意にしている日本人将校中村一郎にヨンジェに関する情報を密告する。
親友の裏切りなど知る由もないヨンジェの心残りは、愛娘グッキをいまだその胸に抱けないことだった。グッキの通う小学校や登下校の道を歩き、彼女の面影を追い求めるヨンジェ。そして、満州行き列車の発車時間が刻々と迫る夕暮れ、大雨の中一人の少女が倒れているのを見つけた彼は思わず駆け寄り手を差し伸べる。
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第4話 二度目の家出
指折り数えて待ち焦がれていた父ヨンジェとの出会いを果たしたグッキは、ほんの短い父娘のひとときを過ごした後、独立運動のため満州に帰る父を後ろ髪引かれる思いで見送る。父から譲り受けた母の形見だという懐中時計を前に、長く離れていなければならない寂しさに涙するが、再び会える日を夢見て毎日の労働と勉強に励む。
そして、待ちに待った中学入試の結果が届いた。グッキとシニョンは明暗を分け、母親に叱られることを恐れたシニョンは家になかなか戻ろうとしない。見事合格したグッキも、シニョンをかくまったことが原因でシニョンの母から叱責を受け、中学進学の夢を絶たれてしまう。その上、再び妓生部屋に奉公に出されることになる。一度は奉公に出たものの、勉学への夢はどうしても捨てきれず、グッキは京城に出ようと父から譲り受けた大事な時計を胸に質屋を訪ねる。そこにいたのはそれまで彼女の窮地を何度も救ってくれた、兄のような存在のサンフンだった。
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第5話 師匠テファとの出会い
家を飛び出し京城にやって来たグッキとシニョンは、到着するなり持っていた全財産を盗まれ途方に暮れてしまう。 宿賃も食事代もままならない二人は、苦労しながらもそれぞれの夢に向かって小さな一歩を踏み出す。
グッキは学費を稼ぎながら学校に通うために働き口を探し始め、シニョンは有名な歌手になるために旅芸人一座の歌手から紹介された劇場を訪ねることになった。
しかし、幼い子供がどんなに訴えても耳を貸そうとする大人はいない。
そんな中、シニョンが高熱を出して倒れてしまう。 グッキが薬を手に入れようと奔走している間、シニョンは警察に保護され無事に海州に帰る。
それを知ったグッキは安心して自らの仕事探しに専念する。 自分なりの履歴書を作って多くの店を当たるものの、全てけんもほろろと追い返されてしまうグッキ。その中で、彼女の目をひときわ引く看板があった。
張太和(チャン・テファ)洋菓子店…。店先に張り出されたいっぷう変わった張り紙を食い入るように見つめるグッキは、そうっと中へ足を踏み入れるが。。。
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第6話 親友の裏切り
日本からの植民地支配から解放され、大韓民国という新しい国家が誕生したその日、今やグッキの人生の師となったテファは彼女に新しい時代をどう生き抜いていくか、人生における勝利とは何かを教え諭す。 グッキは彼の言葉に深く共感し、将来国を背負って立つ立派な事業家になるという父との約束をもう一度その胸に刻んで、一層の努力を傾ける事を決意する。
大韓民国の樹立に伴い、父ヨンジェの満州からの帰国を心待ちにしているグッキだったが、父との再会は一向に果たされないのだ。 待ちきれない彼女は、故郷である海州にいれば父が帰って来るかもしれないと考え、悩んだ末テファの店を出て一人海州のシニョンの家に戻る。 しかし、到着した彼女を待っていたのはジュテの家の新しい主人となった高利貸キム・マンボクとその息子サンフンだった。 ジュテは、ヨンジェが帰る前にソウル(旧京城)に出ようと家と土地をマンボクに売り払っていたのだった。
サンフンに父への手紙を預け、テファの店で再び修行に精進しようとするグッキだった。。。
ところがその頃、ヨンジェはこれからの父娘の生活を夢見つつ、既に祖国の土を踏んでいたのだ。 しかし、独立の喜びと娘との再会を目の前に幸福に浸るヨンジェの行く手には秘密裏に計画されたジュテの陰謀が待ち受けているのだった。
グッキの父は親友のまさに裏切りにより中で抹殺されるのだった。。。
何も知らないグッキは。。。
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第7話 二代目店主と歌手エレーナ
再び13年の月日が流れ、グッキは26才になっていた。
テファの名を取って付けられた屋号・太和堂(テファダン)の若き後継者として、師匠の腕に負けない技術を身につけたグッキの心配事は、恩師のテファが病に伏せっている事だ。
こともあろうに病院で手術が必要との事だった。 診断を聞いたグッキは、テファの旧知の友であり材料の仕入先でもあるソウル商会のファン社長に手術費工面のための借金を申し入れるのだ。
「食品は自分の家族に食べさせるつもりで作らねばならない」というテファの教えを受け、一切の防腐剤を使わない太和堂のパンは、すぐに悪くなるという理由で卸し先から敬遠され経営は悪化の一途を辿っていたのだ。
一方、同じくソウルにいながら全く連絡の途絶えているシニョンも26才の美しい女性に成長し、幼い頃からの夢をかなえ歌手エレーナとして活躍していた。
シニョンの父ジュテは、元将校中村一郎から買い入れた製菓工場を立て直し、豊江(プンガン)製菓という会社を興していた。
そして、恩師ヨンジェの死の真相を明らかにすることをその胸に誓い、景武台(現在の青瓦台=大統領府)の経済担当秘書官となっていたミングォンは政府主催のパーティーでシニョンと再会する。
一方、高利貸キム・マンボクの息子サンフンは、父の遺志を継いで自身も高利貸として地下資金を動かし、ソウルの中心地に新しい事業のためのビルを建てようと違法な土地の買占めを行っていた。
そんな中グッキは、人工的な防腐剤を添加する代わりにパンを長持ちさせる方法はないものか思案していた。
ふとしたきっかけで探り当てたのが食用グリセリンの使用だった。 病床のテファから指導を受け、ようやく実用化にこぎつけるのだ。
そんな折、グッキは商品を卸している劇場の売店に納品に訪れた際、歌手のエレーナと出会う。 お互い、姉妹同然に育った幼なじみだとは気付きもせずに、口論となる。。。
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第8話 サンフンとの再会
人工的な防腐剤を添加する代わりにパンを長持ちさせる方法はないものか思案していたグッキが、ふとしたきっかけで探り当てたのが食用グリセリンの使用だった。 病床のテファから指導を受け、ようやく実用化にこぎつけ、たちまち人気を呼ぶことになる。
そんな折、グッキは商品を卸している劇場の売店に納品に訪れた際、歌手のエレーナと出会う。 お互い、姉妹同然に育った幼なじみだとは気付かない。
そして、もう一つの偶然の再会があった。
何とソウルで高利貸をしているキム・サンフン、海州にいる頃、まるで兄のように手助けしてくれた彼と再び巡り会ったのだった。
一方、経営不振に苦しむ豊江製菓の社長ジュテは、政府が米国から受けた資金を将来有望な企業に無利子で資金を貸し付けることを知り、何とか借款を受けられるよう画策する。
そんな時、偶然口にした太和堂のパンに人体に無害な酸化防止剤・食用グリセリンが塗布されていることを知り、盗用することを思いつくのだ。
そして、庶民生活を圧迫している高利貸の台頭に対策を練っていたミングォンは、悪徳高利貸者のリストをもとに刑事処罰も辞さない覚悟で摘発に臨もうとしていた。そのリストには他ならぬキム・サンフンの名も挙がっていた。
それにしても汚い手を使う社長ジュテは、どこまでも汚いやつだ。。。
そしてサンフン。。。 グッキが買収の店の主人とは知らずに。。。
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第9話 太和堂の危機
食用グリセリンを盗用し、抜かりなく特許取得を行っていた豊江製菓の告発によって、太和堂はグリセリンの使用が不可能となってしまった。
一方、豊江製菓は人体に無害な酸化防止剤の使用を大々的にアピール、道徳的な企業理念を打ち出して、まんまと借款を受ける事に成功する。
何ともはや大きな危機に見舞われたグッキ率いる太和堂だったが、持ち前の負けん気で新たな決意で経営の建て直しに乗り出すのだ。
そんな折、キム・サンフンは亡き父の夢をかなえるべく新しい事業に乗り出そうと躍起になっていた。
街の高利貸から脱し、ソウルの中心街に金融ビルを建てるため、土地を買い占めていた彼の次なる目標は太和堂の土地だった。
13年ぶりに再会した妹のような存在であるグッキがその店の主人とは知らないサンフンは、汚い手を使って土地獲得に乗り出すのだ。
そして、病床に伏していたテファの手術が無事終わり、続く二回目の手術に向けて体力の回復を待っていた太和堂一同の前に現れたのは、今こそ彼らの店と土地を我がものにしようとするサンフンの手下だった。

結局テファの手術が成功したにもかかわらず、サンフンの手下の罠にはまった事で心労がかさんで、結局命を落としてしまう。

サンフンはグッキの店とは知らずにいたとはいえ、そのやり方にグッキはたまらない悔しさと憎しみを覚えるのだった。
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第10話 二人の父との別れ
サンフンの手によって太和堂を奪われたグッキは、同時に師であり育ての父でもあるテファをも失わなければならなかった。

これまでになく深い悲しみに暮れるグッキだったが、亡き師の後を継いで、必ず太和堂を再建してみせると固く決意するのだった。
一方ようやく太和堂の主人がグッキである事を知ったサンフンは、良心の呵責に悩み彼女に新たな土地と工場施設の提供を申し出るが、テファが命を懸け守ろうとした店を奪われたグッキは頑としてそれを拒否するのだ。
その頃、恩師ヨンジェの遺児グッキの行方を探し続けていたミングォンは、戸籍登録からついに彼女の居場所をついにつきとめるのだ。
突然の訪問に驚くグッキに、ミングォンは真相が明らかになっていないヨンジェの死について話し、形見となった父の鞄を彼女に手渡す。
生きているはずだと信じて待っていた父ヨンジェの悲惨な死に様を聞いたグッキは深い哀しみに見舞われるが、一方でミングォンを介し幼なじみのシニョンと再会を果たし、歌手エレーナとしてスポットライトを浴びる彼女の活躍を見て喜びに浸るのだった。
しかし、そこには隠れた陰謀が潜んでいたのだ。。。
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第11話 新しい出発


店を奪われ意気消沈したのもつかの間、逆境に負けじと街の外れの土地にテントを張り、再建への第一歩を踏み出した太和堂の三人。
亡き師ヨンジェに代わって彼女の面倒を見ようとするミングォンの申し出を断り、自分で道を切り開こうと前向きなグッキがそこにいた。
13年ぶりに再会した幼なじみシニョンとの楽しい時間やこれからの太和堂を背負っていく看板商品の開発など忙しい毎日を送る事になる。
その頃、豊江製菓の社長ジュテは政府から借り入れたドルを闇のレートで換金しようと以前から取引のあった高利貸キム・サンフンに接触を図る。
高利貸業者の一掃を目指すミングォンは、キム・サンフンについて調査を開始するが、豊江製菓の工場落成式でサンフンの右腕ジョンシクを見かけた彼は、豊江製菓とキム・サンフンの関係に疑念を抱くのだ。
そして、グッキも、シニョンの父ジュテが食用グリセリンの特許を取得した豊江製菓の社長という事を初めて知る。
グッキはその作り方をよく見ていた。 どうも気にかかる。。。
そんな中、サンフンがグッキに店を返すという。
ただし、ビルの一階の部分を使うという事で、取り壊すことには代わりがない。 当然グッキはその話を断ることになる。
また社長ジュテも、グッキにたいして工場を任せる工場長のいすを用意したのだ。 しかし新しいことをやりたいというグッキの心は変わらなかったのだ。
どうやら特許の事も金の資金繰りのことも次第に明るみになることは間違いない。
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第12話 太和堂VS豊江製菓
テントを張った簡易工場での再スタートを切ったグッキ率いる太和堂の次なる目標は、新しい主力商品を開発し全国規模で売り出す事だった。
食用グリセリンの使用が不可能となった今では、防腐剤を一切使用せずとも長期保存に耐える菓子の開発が必要だと考えたグッキは、市場で売られている輸入菓子にヒントを得てビスケットサンドを作る事を思いつく。
水も出ない劣悪な環境での試作品作りだったが、より庶民に密着した生活を体験しようと、近くに越してきたミングォンの協力もあり、無事思い描いていた通りのピーナッツサンドが完成するのだ。
一方、サンフンは新しい事業計画を円滑に進めるため、政府の高官と密かに接触を図っていた。 景武台で偶然サンフンと出くわしたミングォンは新たな疑惑を感じ取るのだった。
またその一方で、グッキの作ったビスケットサンドを試食したジュテは、自社が思いつかなかった魅力的な新商品を目の前に大きな焦りを感じていた。
ビスケットサンドの量産には高度な機能を持つ専用機械が必要だと語るグッキの言葉を耳にし、彼は日本の大手製菓会社モリナカへ協力を仰ぎサンドビスケットを自社の新しい商品に据えようともくろむのだ。
その頃、悪徳高利貸業者の摘発の準備を本格的に進めていたミングォンの努力がようやく実り、逮捕状を携えた警察がサンフンのもとへと迫っていた。
そしてサンフンが捕まると、何気に余裕のサンフンだったが、またしてもジュテの悪巧みに利用されようとしている。
それにしてもジュテと言う男は、許し難いなぁ。。。
そして彼らにまつわる悪徳人物の連中は、大臣はじめとして悪巧みの連続だ。
一つ望みと言えば、サンフンのグッキにたいする想いだけが残っているという事ぐらいだろうか。。。
パンの成功とビスケットサンドの成功とで、次々新しいことを発明するグッキは、次なる壁をどう乗り切るのだろうか。。。
しかし確実に魔の手は伸びている。
そしてまたミングォンにもその手は伸びることになる。。。
どうする?? グッキ。。。
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第13話 招かざる客
試作品は完成したものの、井戸もなく製造機械の調達もままならないグッキはジュテから豊江製菓と日本のモリナカが提携し、ビスケットサンドを国内生産する計画が進められている事を聞かされる。

当然グッキは戸惑いを隠せない。しかし、育ての父である彼の事を心から信頼しているグッキは、特許局に申請した豊江製菓の食用グリセリン特許取得に対する異議申し立てをも取り下げてしまうのだった。
一方、ミングォンの手により拘束されたサンフンは、連日の取調べにも気丈な態度で臨み、一切の弱みを見せない。
そして、彼と裏で通じている政府高官の密かな働きかけにより、ついにサンフンはミングォンの追求の手から逃れる事になる。
ミングォンに大統領から直接電話が入ったのだ。。。

釈放されたサンフンは、妹のように慈しむグッキが自分のせいで苦労を余儀なくされている事に心を痛めていた。
亡き父がかなえられなかった大きな事業を実現させようと躍起になりながらも、陰ながらグッキを見守り、そっと救いの手を差し伸べるサンフンだったが、彼の事を店を奪った敵としか思えないグッキにはそんな彼の本心は知る由もないのだ。
一方ミングォンは、恩師ヨンジェの真相を暴こうと必死の捜査を続けていたところ様々な証言や状況証拠から犯人が日本にいると確信した。
そして彼は、香港を中継地にして国交の途絶えた日本側と連絡を取ろうと試みるのだ。
その一方でジュテは、苦労の末ようやく日本のモリナカから技術者を呼ぶ事に成功する。
しかし、喜びと希望に満ち溢れる歓迎パーティーの席で、彼は必死に忘れようと努めてきた呪われた過去と対面するのだった。
それは技術者として招いた一人がどうやらグッキの父親と関連があるようだ。
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第14話 あいつが犯人だ!
歓迎パーティーの席でモリナカの理事として現れたのは、13年前にジュテが親友ヨンジェの殺害を依頼しそれを実行した元日本軍将校中村一郎だった。

ヨンジェを殺害した犯人を捕まえようと必死の捜査をしているミングォンは、当時海州に残留していた中村が、軍病院に侵入しペニシリンを盗んだヨンジェを恨んで殺害したと確信するのだ。

一方のグッキは、自身が開発したピーナッツサンドをモリナカの技術者に試食してもらい、量産体制を導入する際の実際的なアドバイスをもとに具体的な販売計画を練っていた。
一方ではジュテは中村の存在に怯えながらも、豊江製菓の商品を大々的に売り出すため、自分の娘シニョンにオリジナルのCMソングを歌わせる事を思いつき、CMソングの録音をさせるのだ。
そんな中シニョンは歌手エレーナとして多忙な日々を過ごしながら、密かにミングォンへ恋心を抱いていたのだ。
初めはヨンジェの死の真相を追うミングォンを遠ざけようとしていたジュテも、かえって彼を自分の身近に置いたほうが安全かもしれないと思い直し、二人の結婚を望むようになる。
ジュテは、どうにかして中村の身をミングォンから遠ざけようと試みるが、中村を犯人だと疑わないミングォンは、彼の出国前に身柄を確保しようと必死に行方を追っていた。
それにしても、ジュテの昔の陰謀に、今の陰謀と悪いことを重ねると、当時の悪い奴との出会いが重なると言う名場面ですね〜。
当時の日本というのは、あのような感じだったのでしょうか。。。
私も韓国へ仕事で数日いましたが、私の今の年齢では知る余地もありません。
しかし韓国の友人がおりますが、今は亡命してカナダにいると聞いてます。 その後逢っていませんが。
日本も終戦当時の東京のことを昔父から聞いたことがありますが、それはもう大変な時代だった様です。
大変な時代を過ごして、やっと日本と韓国との友好の年にグッキのドラマは感動を呼びますね〜。
時代はこの様にして、優れたアイデアで進歩してきた裏では、隠れた陰謀とそしてやはり取り巻く悪の裏金で、ふくれあがった企業もあるのでしょうかね〜。
とはいいながらもグッキの様な職人が日本をそして韓国を、今の先進国へと導く先導力になったのは間違いないでしょう〜。
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第15話 サンフンの父、その死の真相
出国直前に空港で中村を引き止め、ホテルに連れ帰ったミングォンは、彼に様々な状況証拠を突きつけて自白させようと試みる。

しかし、物的証拠もない上に戦時中の混乱の中の事件だった事から、決して自分の仕業だとは証明できないと自信を持つ中村は彼の執拗な追及を軽くあしらうのだ。

中村が追求されることにより自分の罪が暴かれるのでは無いかと不安に怯えるジュテだったが、モリナカと共同開発した新商品をいち早く市場に出そうと心に立ち込める暗雲を必死に振り払おうとしていた。

ジュテの不安をよそに、グッキ達の太和堂は着々と新商品の発売を準備していた。
そして資金不足で専用機械の製造が進まないなか、ひとつひとつ手作りで焼き上げた新商品「マルちゃん」の路上販売を開始するグッキがそこにいた。
また売れ行きは上々で、出し抜かれた形の豊江製菓は気が気でない。
そんな中、密かに部下に調査させ、自動サンド機製造のための資金繰りに苦労している事を知ったサンフンはグッキに内緒で援助の手を差し伸べる。
しかし、偶然に事実を知ったグッキは怒りを抑えきれずにサンフンのもとへ駆けつける。
彼からの援助を頑として拒否するグッキに対して、サンフンの部下ジョンシクは過去に海州でサンフンの身に起こった凄惨な事件について語り始めるのだ。
その昔サンフンの父の隠してあった金がもとで、やくざ風の奴に殴られる。
サンフンはそいつらに、首つりをさせられるが、難を逃れる。
そして父が。。。
ココを掘れと言葉を添える。
そうするとケースに入った金が出てきた。
逃げる途中で父が死に、死ぬ間際、高利貸しではなく銀行を作れと遺言を残したのだった。
グッキはそれを聞かされ、呆然とする。。。
今回は日本との関係をあらわにした、形となったが、どん底で頑張る姿と、愛情ひしめく様々な光景が感動を呼んだ気がする。
次回は日本からの情報提供を受け、ミングォンは中村がヨンジェを殺した本人だとの確信をさらに深め、彼のもとへ急ぐ事になる。。。
どうなるのだろうか。。。 グッキ!
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第16話 新たな事実
日本からの情報提供を受け、ミングォンは中村がヨンジェを殺した張本人だとの確信を深める。

一方ミングォンは中村の事を日本からの通達により有ることを知る。
そして彼のもとへ急ぎ、帰国の途につこうとしていた中村を強引にヨンジェの墓前に連れ出した。
そして銃で中村を撃とうとするが、中村はある人に頼まれたのだと話すのだった。。。

一方グッキはサンフンの父親の死に方を知り、サンフンに昔のサンフンが。。。 心の声をグッキがきりだす。
サンフンの事を裏切りのように感じていたが、サンフンの事を考え直す。 がしかし、金で何でも出来ることを悲しむのだった。
その後、グッキは新商品がHITし、新しい自動機の導入が進み、新製品の生産と売り出しに追われル様になった。
豊江製菓の新商品チョコサンドは太和堂の「マルちゃん」に遅れを取り、苦戦を強いられる。
サンフンはそんなグッキの活躍を温かく見守りながらも、念願だった萬海投信ビルの着工に取り掛かる。
悲しい父の死を経て、金の力を盲信するようになったサンフンの中に昔の素朴で心優しかった少年の面影を見つけようとするグッキの目には、金こそ力だと語るサンフンの姿が痛々しく映るのだ。。。
一方、ミングォンはシニョンから長い間温めていた深い情愛の念を打ち明けられ戸惑いを隠せなかった。
実は同時にグッキも、親友シニョンの気持ちを知りながら、自分を明るく大らかに包むミングォンの優しさと誠実さに少しずつ心惹かれていく自分を感じていたのだ。
そしてその事を、ミングォンに話すのだった。。。
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第17話 太和堂を潰せ
グッキ達はピーナッツクリームをサンドしたビスケット「マルちゃん」が大好評を博し、太和堂の面々は連日殺到する注文をさばくため徹夜の作業に追われていた。


一方の豊江製菓もチョコサンドビスケット「チョコチョコ」を目玉商品として大々的に発売するものの、「マルちゃん」の人気に押されてなかなか人気が振るわない。


何と事もあろうにジュテは卸業者に豊江製菓の商品以外は取り扱わないと約束させる市場独占策を取り、不当な方法で太和堂の商品を市場から締め出してしまうのだ。
豊江製菓の汚いやり方にめげる事なく地道に屋台での販売を続けるグッキだったが、太和堂の存在を脅威に感じていたジュテは、その息の根を完全に止めるためにニセの新聞記事を書かせる事で一切の販売を不可能にしようと画策する。
このためにグッキは商売が出来ない状態にまで追い込まれるのだ。
その頃、ミングォンは中村からの新たな供述をもとに、彼にヨンジェ殺害を依頼した人物を独自に調査し始めていた。
また方シニョンは、愛するミングォンの心が他の女性にあると悟り、以前からの目標である本格的なミュージカルスターになるための修行をしにアメリカに発つ事を考え始める。
ところがグッキのテントにシニョンが行きいろいろと話しているところにミングォンが現れて、彼の愛する女性が他ならぬグッキだと知るとどうしてもその事実を直視できず思い悩むのだった。
グッキはジュテにまたしても、汚い手でつぶされてしまう。
果たして、はい上がる事が出来るのだろうか。。。
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第18話 首謀者の正体
ジュテの指図で捏造された新聞報道により、太和堂は何と営業不可能な状況に追い込まれるのだった。
豊江製菓の仕業だと疑うユンジャやギソプの言葉に、グッキは育ての父であるジュテはそんな人間ではないと真っ向から否定するのだが。。。

苦悩するグッキを影ながら支えるのは彼女を心から愛するサンフンは新聞を見て、そんなはずは無いと考える。
そしてこれは罠だと真相を探るのだった。

そんな中、グッキ達には新聞の噂により、お客から手荒い仕打ちを受けることになるのだった。
そこにサンフンが助けに入り、グッキに言葉をかけるのだ。

サンフンは苦しむグッキに優しく手をさしのべる。。。
はじめてグッキは心からつらい涙を流すのだった。。。
そんな時にユンジャが夜中に高熱を出し、病院へ行く途中でミングォンに助けられる。
ユンジャは急性肺炎との診断が下された。
そしてグッキは有る言葉を思い出すのだった。
以前ジュテから提示された豊江製菓の傘下に入るという誘いを思い出し、社長へ頼み言った。
当然これはしめたと。。。
そしてグッキは、ユンジャとギソプの猛反対を受けながらも契約するために豊江製菓に向かう。
ところが、そんな中、しかし、その道すがらグッキの目に、ある新聞記事が飛び込んで来る。
ユニセフ国際児童基金が恵まれない子供たちに配給する菓子を国内の製菓・製パン業者を対象に公募するという告知だった。
グッキは豊江製菓との契約を破棄して公募することに賭けることにしたのだ。
一方サンフンは新聞報道の裏に何か陰謀が隠されていると睨み、独自に調査を開始する。
一方、ヨンジェ殺害の首謀者を必死に探し続けていたミングォンは、サンフンからの情報で、ついに過去の土地台帳から中村とジュテの繋がりを発見する。
ミングォンはそこでサンフンから驚愕の事実を知らされることになる。
またその一方で、ユニセフ国際児童基金が恵まれない子供たちに配給する菓子を国内の製菓・製パン業者を対象に公募で一次審査にパスし、最終審査でジュテを破り、入札を物にするのだった。
そしてサンフンの助けにより、新聞にジュテの陰謀だったウジ虫がわいたクッキーは、実は裏があることを新聞に公示したのだ。
グッキに再び転機が来たのだ!
さてどうなるのだろうか。。。
終盤に向かって、グッキとジュテとの争いが本格化する。
その狭間にサンフンとミングォンはどうするのだろうか?
恩師ヨンジェの殺人を依頼したのがジュテだと知ったミングォンは。。。
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第19話 シニョンの苦悩

恩師ヨンジェの殺人を依頼したのがジュテだと知ったミングォンは、彼の目の前に証拠をつきつけ、自首するよう強く求める。

娘シニョンが歌手エレーナとして立つ最後の舞台を見守りたいと切々と訴えるジュテを前に、ミングォンは彼にしばしの猶予を与える。しかし、ジュテはその間に邪魔者を片づけ自らの保身を図ろうと恐ろしい計画を練っていた。
ミングォンへのかなわない思いを胸に秘めながら引退公演の準備に追われるシニョンは、父のかけた電話をつい聞いてしまった。
それは恐ろしい内容で、父が過去に犯した罪について知ってしまうのだ。 真実を知り、父と何も知らなかった自分自身を責めるシニョンに、ジュテは幼い頃から親友ヨンジェに抱いてきた複雑な思いを初めて語るのだった。
一方、ユニセフ韓国支部が公募した飢えに苦しむ子供たちに配給する菓子に見事選ばれた太和堂「マルちゃん」の名は一躍全国規模で知れ渡り、グッキは大量の注文生産に追われる多忙な日を過ごしていた。父の死の真相を知らず生き生きと作業にいそしむ彼女を見て、ミングォンはその事実をどう知らせたらよいものか思い悩む。
そして、多くのファンが惜しむなか幕を開けたエレーナの引退公演。
そこには招待を受けたグッキとミングォン、そしてミングォンを狙う一人の男が同席していたのだ。
しかし、シニョンが自分のみを呈して、ミングォンを狙う男からの銃弾を受けてしまう。
シニョンは緊急手術でどうなるのだろう。。。
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第20話 仕掛けられた罠
ミングォンをなき者にしようとするジュテの試みは、シニョンの身を挺した妨害により失敗に終わる。

事もあろうに銃弾に倒れたシニョンを前に、ジュテは自らの過ちを悔いるどころか家族の平穏な幸せを壊したミングォンに激しい憎悪を燃やすのだ。
どこまで汚いやつなのか。。。

目を覚ましたところにミングォンが見舞いに来る。
しかしシニュンはミングォンにもう来ないでと頼む。。。
ミングォンは心の内を秘めたまま、帰るしかなかった。
そしてジュテに明日まで時間をやると言葉を残し帰ったのだった。
常軌を逸した復讐にその身を奮い立たせるジュテは、新たな計画を練りミングォンを社会的に抹殺しようと企てた。
それはサンフンから1000万ドルを自分の企業を担保に金を借り、その金をミングォンの家に隠し、秘書官であるミングォンが、金を横領し隠していると通報するのだ。

ジュテの策略にまんまとはまり、無実の罪で拘束されてしまう。 ミングォンの無実を信じるグッキは事実の調査を頼もうとサンフンのもとを訪れ、そこで父ヨンジェの死の真相を聞かされ驚愕する。
ミングォンは自由を奪われた身でありながらも懇意にしているヤン検事に協力を仰ぎ、ジュテを殺人の罪で法的に裁こうと手を尽くす。
一方グッキはサンフンに金の事など、すべて知っていると気がつき
ミングォンを助けてほしいと頼むのだが、サンフンはその頼みを断ったのだ。
グッキは何とかミングォンとの面会が可能になって、そこでミングォンの惨めな姿に、とても悲しみ、今までの事はなかった事にしてほしいと頼むのだが。。。
結局は駄目だった。
ミングォンの心の内、そしてジュテの戻ることが出来ない憎しみの渦。。。
そしてサンフンのグッキにたいする助けようとする恋心と自分の野望。。。
それぞれが渦巻く中で、最終回はどうなるのだろうか。。。
シニョンはグッキにジュテの企業を頼んだようだが。。。(予告編で)
グッキはジュテの企業を手にして世界一のお菓子工場にするのか?
それともミングォンと一緒になるのか??
はたまた。。。
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第21話 これからが始まりだ!(最終話)

ミングォンは自由を奪われた身でありながらも懇意にしているヤン検事に協力を仰ぎ、ジュテを殺人の罪で法的に裁こうと手を尽くす。
結局ジュテは検察に拘束されるが弁護士を通じて、まだ悪巧みを反省しない。
ところがジュテの会社の取引策の企業が次々、取引を停止する。 ジュテの企業は倒産へ追いやられるのだ。。。
一方、ジュテの裁判に、サンフンが出ることになった。 一回目の裁判ではサンフンは10000ドルをジュテに融資したことを告げる。 これにより、ミングォンは助けられグッキは事なきを得る。
また一方ではグッキの親友である、シニョンからジュテの企業を引き継いでほしいと願い出るが、一度は断るのだが。。。
とうとう警察の手に落ちることになったジュテだったが、13年もの月日が経過した過去の事件を明らかにすることは至難の業だった。そして、グッキら関係者が見守る中、2回目の裁判が始まった。
そこでジュテの秘書をしていた人物の発言がすべてを明白にしたのだった。
ミングォンはグッキと。。。 そして倒産をグッキが救って、新たな出発をするのだった!
最終回にしては、ちょっと物足りなかった事が残念でならない。 新しい商品で世界一の企業になるまでドラマは続くのかと思っただけに。。。
でもNHKドラマのようで、非常に親しみやすく見られたのは事実。 これからグッキのドラマの良さが、再放送等で大きな人気となるのでは。。。
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