| 1 |
|
1762年。イ・サンの父、思悼世子(サドセジャ)は、何者かの陰謀により謀反を企てた罪を着せられる。父である第21代王、英祖(ヨンジョ)の命により、米びつに閉じ込められ、水も与えられぬまま6日目を迎えていた。
父の無実を信じる幼いサンはなんとか食べものを届けようと、夜の闇のなか、内官見習いを装い米びつの置かれた場所へ向う。その途中、女官見習いのソン・ソンヨンと、内官見習いのパク・テスに出会う。
|
| 2 |
|
サンはソンヨンとテスの助けで父に会えたが、何者かが食料を与えようとしたことに気づき激怒した英祖(ヨンジョ)は犯人捜しを命じ、テスが捕まる。ソンヨンに王の孫という真の身分を明かしたサンは、テスの逮捕を知るがなすすべがないと知りがく然とする。
そんなとき、サンは父から英祖に見せるよう命じられた絵を発見する。父とテスを救う希望を見出したサンは、宮中を抜け出して町を巡察中の英祖に会いに行くと決める。
|
| 3 |
|
やっと巡察先の英祖(ヨンジョ)に追いついたサンは、父の絵を見て誤解を解いてくれるよう懇願するが、英祖はサンを大逆罪で捕らえるよう命じる。ちょうどそのとき、宮殿から使者が…。
ソンヨンとテスはサンの逃亡を助けた罪で宮中から追い出される。謹慎中のサンは宮殿に戻れとの命令を受け、父のためにも生き延びて王になると決意。宮殿への道中、サンを待っていたソンヨンとテスは「必ず宮中に戻ってサンを守る」と約束する。
|
| 4 |
|
英祖(ヨンジョ)は、国王として最も大切な「民を慈しむ心」を行動で示したサンを、世継ぎとして認め教育し始める。だがある日、サンの元の住まいである世孫(セソン)宮から大量の武器が見つかる。亡くなったサンの父、思悼世子(サドセジャ)が謀反を企てていた確かな証拠とされ、仕えていたもの全員が厳しい尋問を受け、サンにも共謀の疑いがかかる。
どこか釈然としないものを感じる英祖は、信頼する臣下に極秘調査を命じる。 |
| 5 |
|
9年後のある夜、行方不明のソンヨンとテスの夢を見て目を覚ましたサンは、侵入した刺客の気配を察知。刺客は誰の差し金か自白する前に自害する。すぐに兵士が集まり、英祖(ヨンジョ)もやってくるが、刺客の死体がこつ然と消える。宮中にはサンが乱心で幻を見たというウワサが広まる。
一方、サンを救ったために命を狙われ都から逃亡したソンヨン、テス、テスのおじのパク・タルホの3人は、1年前に秘かに都に戻り暮らしていた。
|
| 6 |
|
英祖(ヨンジョ)はサンの汚名返上の機会として清国使節団との会見をサンに一任。サンは自害した刺客の毒から黒幕を突き止めようとしていたが、核心に迫った内官が死体で見つかる。残された暗号は、使節団との会見にワナが潜んでいることを伝えていた。
図画署(トファソ)に来たサンとすれ違いで会えなかったソンヨン。サンが出した画題で絵を描いているのを見つかり、画材の窃盗を疑われ納屋に閉じ込められてしまう。
|
| 7 |
|
清国への貢ぎ物の白布を盗まれたサンは、急きょ大使をもてなす宴(うたげ)を先に行う。図画署(トファソ)の署長が絵を描くことになり、茶母(タモ)のソンヨンが助手を務めるが、サンは目の前の茶母が探している友と気づかない。ソンヨンが大使の夜の相手にされそうになるのをサンと署長が止め、不服の大使はソンヨンに絵の才能があるのを証明しろと迫る。
一方、サンへの妨害とも知らずに白布の窃盗に加担していたテスは…。
|
| 8 |
|
ソンヨンの妙案で無事に清国へ白布を贈ったサンは、宴(うたげ)で会った茶母(タモ)がソンヨンだったと知る。すぐに内官ナム・サチョを彼女の家に向わせるが不在。しかしソンヨンがテスとテスのおじと暮らしていると聞き、直接3人に会いにいくことにする。
白布を盗んだごろつきたちは、サンの失脚を狙う朝廷の一派から足がつかぬように都を離れろと指示されていた。だがその前にテスに仕返しをしようとソンヨンを誘拐する。
|
| 9 |
|
サンを陥れようと暗躍する一派の黒幕は貞純(チョンスン)王妃だった…。サンは誘拐されたソンヨンを救うため、英祖(ヨンジョ)に無断で兵を動かし罪人たちを捕まえるが、数人がソンヨンを連れ逃亡。朝廷中の非難のなか、サンは背後の重臣たちを暴くとし英祖から捜査の全権を得るが、罪人たちが消えてしまう。偽造されたサンの通達で護送中だった。だが通達の玉印までも本物そっくりで、サンの偽造の訴えに疑いの目が向けられる。
|
| 10 |
|
無事救出されたソンヨンは早朝から図画署(トファソ)へ。ひとりで働いていると、知らせを聞いたサンが現れ2人は再会を喜ぶ。一方、サンはまだ通達の偽造を証明できずに窮地に立っていた。
テスは武官の試験勉強のために先輩たちが開く教室へ。書物がさっぱりのテスは、指導者のひとりホン・グギョンに助言を求める。サンは味方だったチェ・ジェゴンが護衛部隊長として復帰し喜ぶが、護衛官たちはやる気のないものばかりだった。
|
| 11 |
|
文官の試験場で、英祖(ヨンジョ)を非難しサンをたたえる答案が見つかり大騒ぎに。ただちに逆賊として提出者の発見と逮捕が命じられる。一方、武官の試験に挑んでいたテスは苦手な書物の試験を受ける。事前にホン・グギョンに教えられ、課題が書いてあるという重臣ハン・ジュノの書状を盗み見ていたテスは安心していたが…。
逆賊の文書の内容から、サンの謀反への関与も疑われるなか、逆賊の一団が宮中に侵入する事件が起きる。
|
| 12 |
|
サンの亡父、思悼世子(サドセジャ)の側近だった元護衛官ソ・インスたちが逆賊の一団として捕まる。英祖(ヨンジョ)はサンに自らの嫌疑を晴らすため取り調べを担当させるが、サンは元護衛官たちの無実を宣言して取り調べを中止してしまう。無実を証明してみせるというサンの訴えは、英祖にとって謀反者として葬った息子のことを蒸し返される不快なものだった。
一方、チョン・フギョムはホン・グギョンに興味を抱き呼び出した。
|
| 13 |
|
敵の私兵団の拠点を発見したテスは犯罪を取り締まる捕盗庁(ポドチョン)に通報するが、居合わせたチョン・フギョムが情報をもみ消す。テスを家に帰したチョン・フギョムは、途中で殺すよう部下に命じるが、テスがサンと一緒に捕盗庁に戻ってくる。驚くチョン・フギョムをよそに、サンは敵の拠点に兵を向わせるよう命じる。
一方、サンを助けようと無許可で図画署(トファソ)の地図倉庫に入ったソンヨンは捕まってしまう。
|
| 14 |
|
サンは無事に元護衛官ソ・インスたちの無罪を証明。だが敵の私兵団の拠点はすでにもぬけの殻だった。重臣のひとりハン・ジュノが陰謀に関わっているとテスに聞いたサンは、証拠をつかむためのワナをしかける。すると叔母ファワンが共謀者と判明。サンはショックを受けながらも、まずは同時に判明した敵の新たな拠点に兵を送る。
一方、チョン・フギョムから味方になれと昇進話を持ちかけられていたホン・グギョンは、心を決める。
|
| 15 |
|
重臣のハン・ジュノは、陰謀はすべて一人で企てたと遺書を残して獄中で自害。英祖(ヨンジョ)はひるまずに真相を究明しろとサンに告げ、証拠不十分のファワンは自宅待機にさせる。
サンはソンヨンを宮殿の書庫に案内し、慣習にとらわれず図画署(トファソ)の画員を目指せと励ます。そこにサンの正室、嬪宮(ピングン)がやって来る。
一方でサンは側近となったホン・グギョンに、不正せずにテスを武官試験に合格させるよう命じる。
|
| 16 |
|
無事に武官試験に合格したテスは護衛官に任命され、忠誠を尽くしてサンを守ると誓う。サンは朝廷を牛耳る老論(ノロン)派をけん制すべきだというホン・グギョンの進言を聞き入れ、まずは彼らの財源を断とうと動く。
英祖(ヨンジョ)は民の生活を視察する行幸の日程を早め、サンも同行させる。
サンの母、恵嬪(ヘビン)は、嬪宮(ピングン)が早く世継ぎを生むよう、図画署(トファソ)に懐妊を願う絵を描かせることにする。
|
| 17 |
|
英祖(ヨンジョ)が視察先の村で疫病にかかり倒れてしまう。村には薬も満足にないが、高齢で体力もない英祖に都まで戻る長旅をさせるわけにもいかず、村で回復を待つことになる。知らせを受けた貞純(チョンスン)王妃は、英祖が回復せずにサンが王位についてしまうことを恐れ、ある指示を出す。
貞純王妃は恵嬪(ヘビン)と嬪宮(ピングン)を連れ、遊山に出かける。すると途中の寺でファワン付きの女官の姿を見つける。
|
| 18 |
|
先に宮殿に戻ったサンは、英祖(ヨンジョ)に代わって宮中を取りしきる。自分の言葉を王命と受け止めて従えとサンから告げられた貞純(チョンスン)王妃とファワンは、サンへの怒りを募らせる。一方、倒れた英祖とともに行幸先に残ったチェ・ソクチュとチョン・フギョムは焦り、英祖を連れて宮殿に戻るため医官を説得する。
ホン・グギョンは英祖が亡くなった場合の準備もしておくべきだとサンに進言するが、サンは不敬だと怒る。
|
| 19 |
|
病状が回復しない英祖(ヨンジョ)は、サンを摂政にするという宣旨を出すが、気づいた貞純(チョンスン)王妃が宣旨を握りつぶしてしまう。その後、ファワンの用意した薬を服用した英祖(ヨンジョ)の容態が急変し、意識を失ってしまう。サンはすぐに投薬を中止しようとするが、ファワンは薬が効き始めた兆しだからそのまま続けるよう訴える。
一方、図画署(トファソ)では恵嬪(ヘビン)に依頼された絵の制作が遅れていた。
|
| 20 |
|
英祖(ヨンジョ)はサンに王として必要なことを学ばせるため、あらためて摂政を命じる。最初は戸惑っていたサンだったが、覚悟を決め、摂政として初の政務報告会に挑む。そこでサンは、誤った慣例を正し、朝廷の改革に取り組むことを宣言。老論(ノロン)派への宣戦布告だ。
一方、図画署(トファソ)の署長の計らいで、嬪宮(ピングン)に贈るびょうぶ絵制作を手伝うことになったソンヨンは、どう描いたらいいのか悩んでいた。
|
| 21 |
|
市場では老論(ノロン)派と結託した専売商人たちが暴利をむさぼっていた。サンは貧しい闇商人たちも自由に商売ができるようにするため、老論(ノロン)派に悟られぬように、内密に動き出す。
茶母(タモ)のソンヨンが絵を描くことに反対する画員たちの申し立てに対し、サンはソンヨンが画員の競技会で入賞したら認めるよう提案。ソンヨンは見事5等に選ばれるが、次点で落選した画員のタク・チスは納得がいかない。
|
| 22 |
|
サンの改革に専売商人たちは不満を募らせる。窮地に立たされた貞純(チョンスン)王妃たちは、妙案があるというチョン・フギョムに対策を一任。専売商人たちが商売を放棄したことで起こった物資不足はすぐに解消されるはずが、なぜか都に品物が入ってこない。すべてチョン・フギョムの仕業とにらんだホン・グギョンは、サンを陥れるための更なる計画を知る。
貞純(チョンスン)王妃はサン失脚後の後釜の準備を始める。
|
| 23 |
|
民の暴動騒ぎで死傷者を出したことで、英祖(ヨンジョ)はサンの摂政を撤回。サンはホン・グギョンが武力での制圧を命じたとは信じがたいながらも、部下の行動の責任を負う。ホン・グギョンは職に留まればサンの立場をさらに危うくすると考え、チョン・フギョムのワナだったことは告げずにサンの元を去る。
実兄キム・ギジュを呼び寄せ要職に就けた貞純(チョンスン)王妃は、まだ幼いサンの義弟を世継ぎに据えようともくろむ。
|
| 24 |
|
キム・ギジュは大みそかの王室の伝統行事、儺礼戯(ナレイ)で、花火を利用したサンの暗殺計画を進めていた。ファワンは貞純(チョンスン)王妃が自分たち親子を意図的に計画から外していることにいらだつ。
サンはお忍びの外出で不思議な老人に会い、老人の記した書物や彼の作る農具に興味を持つ。占いもするという老人はサンに命を落とさぬよう用心しろと忠告。一方でサンは行方知れずのホン・グギョンのことを気にかけていた。
|
| 25 |
|
ホン・グギョンは王室行事、儺礼戯(ナレイ)でのサン暗殺計画を疑うが、はっきりした証拠はない。官職を離れているホン・グギョンはテスに命じて、武官のカン・ソッキとソ・ジャンボにチョン・フギョムとキム・ギジュを監視させる。さらに、サンの側近のナム・サチョとチェ・ジェゴンにも疑惑を伝えるよう命じる。
ファワン親子は自分たち抜きでのサン暗殺計画を阻止しようとキム・ギジュの動きを探っていた。
|
| 26 |
|
いよいよ大みそか恒例の王室行事、儺礼戯(ナレイ)が始まる。貞純(チョンスン)王妃は、サン暗殺計画のずさんさをファワンたちに指摘されて中止を命じたが、キム・ギジュが独断で計画を実行。行事の進行とともに暗殺の準備が着々と進み、いよいよ爆薬が仕掛けられた最後の花火の時間が近づく。一方、花火の爆薬に気づいたホン・グギョンはあわてて宮殿に向う。だが、中へ入るための許可証を持っていなかった。
|
| 27 |
|
テスが警告の発砲をしたおかげでサンの暗殺は未遂に終わったが、王室行事中に銃を撃ったテスは連行されてしまう。サンはすぐに駆けつけて釈放を命じるが、拘束を命じたキム・ギジュはテスが英祖(ヨンジョ)の命を狙った疑いがあるとして断る。サンの暗殺に失敗したキム・ギジュは、サンが英祖の暗殺をテスに命じたという謀反のぬれぎぬを着せるつもりなのだ。サンは獄中のテスになんとしても必ず助けると誓う。
|
| 28 |
|
英祖(ヨンジョ)からサン暗殺未遂事件の全容解明を一任されたホン・グギョンは、真の黒幕を突き止めるべく調査を開始。敵に揺さぶりをかけるためにキム・ギジュを拉致する。キム・ギジュが姿を消して2日が経ち、ホン・グギョンの狙いどおり、貞純(チョンスン)王妃やファワンたちが焦り始める。
図画署(トファソ)では、近日中に王の肖像画を描く画員と随行の茶母(タモ)が選ばれると発表される。
|
| 29 |
|
テスは夜更けにチョン・フギョムの屋敷を訪れた貞純(チョンスン)王妃を目撃。報告を受けたホン・グギョンはすぐにサンに伝えるが、サンは人望の厚い王妃が陰謀に関与しているとは信じられない。
チョン・フギョムは事態収拾に動かなければ先に告発すると王妃に脅される。さらに、悪事に証人となる行方不明の役人から助けを求める書簡が届く。サンたちが仕掛けたワナだが、知る由もないチョン・フギョムはすぐに行動する。
|
| 30 |
|
キム・ギジュはサン暗殺計画への貞純(チョンスン)王妃の関与を否定し続けていたが、英祖(ヨンジョ)の前に引き出されて思わず口にした一言から、王妃が計画を知っていたことが発覚。王妃が黒幕だという証拠にサンはショックを受ける。だが、最も心を痛めているのは英祖だった。
投獄されたキム・ギジュから王妃はチョン・フギョムの裏切りを聞く。
一方ソンヨンは、王の肖像画を描くタク・チスとともに英祖(ヨンジョ)の前へ。
|
| 31 |
|
敵の黒幕が貞純(チョンスン)王妃と判明したのにも関わらず、彼女をふびんに思う英祖(ヨンジョ)は王妃の関与を不問に付す。サン暗殺計画も事故として処理された。やり場のない怒りと悲しみを抱えたサンはある夜、ひとりで宮中を抜け出し父の墓へ。
王妃が公に処罰されることはないものの、中宮殿から出ずに一生死人のように暮らすよう英祖に命じられたと知ったファワンは、ついに自分にチャンスが巡ってきたとほくそ笑む。
|
| 32 |
|
失意の底からやっと抜け出したサンは、清国との交易問題解決のために特別使節団を送ることにする。その一方で、敵の調査は続行中であることをチェ・ソクチュに告げ、自ら老論(ノロン)派を解体しろと迫っていた。サンの動きを知ったチョン・フギョムは、しばらくは身を潜めるのが得策と考え使節団に同行することに。
恵嬪(ヘビン)はソンヨンにサンに近づかないよう命じる。さらに、それを確実に実現する方法を考えていた。
|
| 33 |
|
サンはソンヨンが何も言わずに清国へ旅立ったことに納得がいかない。絵の勉強のためとはいえ、10年以上帰国できないかもしれないのに不自然だ。だが、恵嬪(ヘビン)からソンヨンも喜んでいたと聞かされる。
清国に着いたソンヨンは、さっそく勉強をさせてもらう部署、芸府司(イェーブサ)を訪ねるが…。
一方、英祖(ヨンジョ)がなぜか突然、何事もなかったかのように貞純(チョンスン)王妃に会いに行く。
|
| 34 |
|
サンは行幸先でも政務報告会を開くが重臣たちが誰も来ない。そこへただひとりチェ・ソクチュが現れ、サンに取り引きを持ちかける。
英祖(ヨンジョ)の異変に気づいた貞純(チョンスン)王妃は、内密に町から医者を呼び寄せて英祖の症状について問う。
清国のソンヨンは、芸府司(イェーブサ)では女性の受け入れが困難だからあきらめるよう告げられる。さらに画員の勉強ができずともそのまま清国に残されると知りショックを受ける。
|
| 35 |
|
清国から戻ったチョン・フギョムは、母ファワンからチェ・ソクチュがサン側に寝返ったと聞かされる。にわかには信じられないチョン・フギョムだが、余裕の表情のホン・グギョンからチェ・ソクチュを見習ったほうが身のためだと警告され動揺する。
サンはソンヨンが元気で暮らしているか確かめてきてほしいと、テスを清国に送る。一方でサンは英祖(ヨンジョ)の様子が少しおかしいことに気づくが…。
|
| 36 |
|
清国からひたすら歩いてサンのいる都に戻ってきたソンヨンは、到着するなりこん睡状態に。宮中の優秀な医官さえも衰弱しきったソンヨンの回復は難しいと診断。サンは意識の戻らぬソンヨンにずっと付き添う。
一方で嬪宮(ピングン)は、ソンヨンが清国へ旅立った経緯をサンに打ち明けたと恵嬪(ヘビン)に告げる。
チョン・フギョムは、貞純(チョンスン)王妃が力を取り戻しつつある気配に不安を募らせる。
|
| 37 |
|
英祖(ヨンジョ)に会いに王宮殿に向ったサンは、そこで貞純(チョンスン)王妃に出くわし驚く。中宮殿から出ないよう英祖に命じられていたはずなのに、対面したことを平然と話す王妃。さらにサンは英祖に接見を拒まれ、ますます困惑する。
英祖は最近の物忘れのひどさに自ら認知症を疑っていた。主治医を問い詰めても言葉をにごすなか、そこに王妃が現れた。すぐに追い出そうとしたが、代わりに病のことを答えると言われ…。
|
| 38 |
|
またも認知症の症状が出てしまった英祖(ヨンジョ)は、政務報告会でサンの亡き父、思悼世子(サドセジャ)の墓所の補修が検討されていることに激怒。罪人の思悼世子を父と呼ぶなら世継ぎの資格はないとサンに告げ、「お前の父は誰だ!」と問い詰める。
貞純(チョンスン)王妃は、英祖の認知症が公になる前にサンを失脚させようと画策する。英祖に拒絶され悲しむサンは、ふと亡き父の残した絵のことを思い出す。
|
| 39 |
|
ソンヨンが見つけて届けたサンの父、思悼世子(サドセジャ)の最後の手紙を読んだ英祖(ヨンジョ)は、サンを呼び出す。英祖は自分が認知症であることを認め、そのためにサンに辛く当たっていたことを打ち明ける。
そして、思悼世子は自分の息子であり、その息子のサンは世継ぎにふさわしく、すぐに王座を譲ると告げる。突然のことに驚くサンだが、英祖は今日中に譲位の準備を整えると言い、サンに思悼世子の手紙を渡す。
|
| 40 |
|
英祖は翌日サンへの譲位を宣布することにするが、敵の妨害を恐れて、内密に準備を進めていた。サンはその宣布にあわせて亡父、思悼世子(サドセジャ)を陥れた敵を断罪するための証拠を探す。父の残した絵に描かれていた亀(かめ)の岩の場所に証拠が隠されていると確信したサンは、敵が掌握していないわずかに残った軍の兵を動員し、山中を捜索をすることに。
一方、サンの動きを察知した貞純(チョンスン)王妃らは…。
|
| 41 |
|
英祖(ヨンジョ)がサンへの譲位を宣布する直前に倒れて意識を失う。サンは英祖と亡父の意志に沿うべく、重臣たちを集めて英祖が内密に譲位の命を下していたことを告げる。だがそこに貞純(チョンスン)王妃が現れ、数日前に病の影響下の英祖がサンの世継ぎの座を奪うと記した宣旨を指摘。だがサンは、英祖の真意は目覚めればわかることだと一歩も譲らず対立する。
サンはこん睡状態の英祖の手を握り、決して敵に負けないと誓う。
|
| 42 |
|
貞純(チョンスン)王妃はサンを捕らえるため、ファワンや老論(ノロン)派の重臣たちと大勢の兵士を引き連れ王宮殿に乗り込む。だが、そこに奇跡的に意識を取り戻した英祖(ヨンジョ)とサンが現れ、王妃らは驚がくする。目の前の光景に激怒した英祖は、全員を捕らえるよう命じる。
英祖の回復は一時的なもので容態は深刻なままだと主治医に聞かされたサンは、英祖の負担を和らげるために、罪人の処分を任せてくれるよう願いでる。
|
| 43 |
|
英祖(ヨンジョ)は貞純(チョンスン)王妃を呼び出し、平民への格下げ処分の宣旨を下す。王妃は激しく取り乱して弁明しようとするが、英祖に一蹴され追い出される。続けて英祖はサンへの譲位の宣旨を出すが…。
王妃の処罰のウワサを聞いたファワンや老論(ノロン)派の重臣たちは、次は自分たちの番だと戦々恐々としていた。
一方、嬪宮(ピングン)はサンに一刻も早く世継ぎが必要だと考える。
|
| 44 |
|
ある朝、英祖(ヨンジョ)が突然姿を消す。王宮殿にはきちんと畳まれた王の衣装が残されていた。「死に場所は決めてある」と言っていた英祖の言葉を思い出したサンは不吉な予感を覚え、ただちに英祖の行きそうな場所をくまなく捜すよう命じる。そのころ英祖は…。
自宅にいたソンヨンのところに役人らしき男が二人訪ねてくる。ソンヨンは二人に連れられてある屋敷へ。
|
| 45 |
|
英祖が逝去し、サンの即位式が目前に迫る。だが、まだあきらめていないチョン・フギョムたちは、腕の立つ刺客にサンの暗殺を依頼。刺客の男が宮殿の補修をする職人に扮して侵入し、こっそり剣を隠しているところにちょうどサンが通りかかる。サンは不審な男を一旦は捕らえようとするが、足の不自由なおびえた職人のふりをした男を見逃してしまう。
そのころチョン・フギョムたちは、刺客と連絡が取れずにやきもきしていた。
|
| 46 |
|
サンは無事に即位式を終えて王になる。だがその夜、皆が安心して警戒が緩んだのをねらい、チョン・フギョムたちが送り込んだ刺客がサンの前に現れる…。
そのころ、サンの計らいで護衛部隊は全員家に帰っていた。たまたま宮中に戻っていたテスは、まだ残っていたホン・グギョンと帰路に着く。そこで警備の兵の少なさを目にしたホン・グギョンは、刺客がこの機会を待っていたことにはたと気づき、すぐにテスを王宮殿に向わせる。
|
| 47 |
|
サンは暗躍していた政敵たちをついに捕らえ、次々と罪人たちの処罰を断行。そしていよいよチョン・フギョム、ファワン、ホン・イナン、貞純(チョンスン)大妃(テビ)に対する処罰を言い渡す日が迫る。ホン・グギョンたちは少し前の大妃の自殺未遂がサンの裁きの妨げになるのではと心配していた。
サンの母、恵慶宮(ヘギョングン)の父ホン・ボンハンは、弟ホン・イナンを簡単に見捨てることができずに助けるための策を講じる。
|
| 48 |
|
サンは朝廷の改革に日々精魂を傾けていた。ホン・グギョンはサンの護衛を強化する必要性を強く感じ、王直属の護衛部隊、宿衛所(スギソ)の設立を計画。サンは警備強化の提案には同意するが、ホン・グギョンの人選は気に入らないとはね返す。
サンの正室、孝懿(ヒョイ)王妃は、ソンヨンを側室に迎えようと動き出すが…。
テスのおじパク・タルホはマクソンと結婚することに。おじから早くソンヨンと結婚しろと言われたテスは…。
|
| 49 |
|
サンは朝廷からほかの党派や庶子を締め出している老論(ノロン)派に対抗し、科挙を行って一気に2千人の新たな人材を採用することを決定。反発したチェ・ソクチュら老論派の重臣たちはこぞって辞表を提出し、科挙を取りやめるようサンに迫る。
サンの側室にソンヨンを迎えたい孝懿(ヒョイ)王妃は、ソンヨンに会うため図画署(トファソ)へ。一方、サンの母、恵慶宮(ヘギョングン)はある人物を呼び出していた。
|
| 50 |
|
チェ・ソクチュが助けを求めた老論派の実力者、チャン・テウに科挙の実施を阻まれたサン。各省庁が人員不足に陥り業務に支障が出始めるなか、サンは都に疫病が広がり人々が苦しんでいると知る。サンは難局を乗り切るために、辞表を出した重臣たちも全員集まるよう通達を出すが…。
恵慶宮(ヘギョングン)からホン・グギョンの妹を側室に迎えるつもりだと告げられた孝懿(ヒョイ)王妃は、ホン・グギョンを呼び出す。
|
| 51 |
|
正式にサンの側室選びが始まる。孝懿(ヒョイ)王妃は、側室選びで意見を異にするサンの母、恵慶宮(ヘギョングン)に対し、再びソンヨンを候補として勧めるが…。王妃からソンヨンを側室にしたいと言われて予想外のことに驚いたサンだったが、ソンヨン本人の気持ちを確かめたいと彼女を呼び出す。
一方、図画署(トファソ)では、新たな王サンの肖像画を描くための王様の画師(えし)が選ばれることに。
|
| 52 |
|
サンがホン・グギョンの妹を側室、元嬪(ウォンビン)として迎えた夜。サンのためを思って側室ではなく王の画師(えし)になったソンヨンは、図画署(トファソ)でサンの肖像画を描いていた。そのころ元嬪の部屋へ行くのをやめて図画署に向かったサンは、そこで泣いているソンヨンをみつける。
サンから重臣に任命されて朝廷に復帰したチャン・テウは、大きな権力を手にしたホン・グギョンが職権を乱用しているとサンに忠告する。
|
| 53 |
|
サンが新たに登用した庶子出身の官吏たちが一斉に襲われ、彼らが師と仰いでいたキ・チョニクが亡くなる。事件の首謀者は庶子の登用に不満を抱く老論(ノロン)派の重臣のなかにいるとにらんだサンは、老論派を牛耳るチャン・テウを呼び出す。
一方、孝懿(ヒョイ)王妃は側室、元嬪(ウォンビン)の言動が目に余ると自室に呼んで教育する。不満げな元嬪に怒った王妃が、翌日出直すようにと帰した直後、元嬪が倒れてしまう。
|
| 54 |
|
サンはホン・グギョンは老論(ノロン)派の重臣たちの連続殺人事件の犯人ではないと確信し取り調べを中止させる。反対するチャン・テウらに対し、サンは無実を証明できると言い放つ。ホン・グギョンの投獄中に真犯人が再度老論派の重臣を狙うはずだと告げ、サンは次の標的になると思われる重臣たちの屋敷に見張りをつける。
元嬪(ウォンビン)の懐妊祈願の屏風(びょうぶ)絵を描くことになったソンヨンは、元嬪の部屋へ向かう。
|
| 55 |
|
サンは突然、王宮殿に現れた貞純(チョンスン)大妃(テビ)に驚く。しかも、大妃を呼んだのはホン・グギョンだというのだ。ホン・グギョンは、大妃は将来必ず役に立つので彼女の軟禁を解くべきだとサンに進言する。
サンはいよいよ奴婢(ぬひ)制度の大胆な改革の発表を決意。重臣たちの猛反発は覚悟していた。ホン・グギョンはサンの発表の前にチャン・テウを呼び出す。
恵慶宮(ヘギョングン)は元嬪(ウォンビン)の懐妊を祝う。
|
| 56 |
|
ホン・グギョンが元嬪(ウォンビン)の想像妊娠を隠すように主治医に口止めしているところに偶然サンが現れる。あわてたホン・グギョンは、孝懿(ヒョイ)王妃が元嬪のために用意した薬の話をしていたとごまかす。恵慶宮(ヘギョングン)は王室の慣例に従い、元嬪に懐妊を確かめるための飲み薬を飲ませることに。
ミン・ジュシク逃亡の知らせに、ホン・グギョンはチャン・テウが逃がしたときめつける。
|
| 57 |
|
サンは元嬪(ウォンビン)の流産の原因が孝懿(ヒョイ)王妃が与えた薬だという主治医の報告にショックを受ける。一方、主治医に命じて王妃に罪をかぶせることにしたホン・グギョンは、罪悪感にさいなまれて酒びたりになっていた。自分が疑われているとは知らない王妃は、体に良い茶を持って元嬪の見舞いに行くが面会を断られて帰る。元嬪が王妃の見舞いの茶を燃やしているところに、恵慶宮(ヘギョングン)がやってくる。
|
| 58 |
|
孝懿(ヒョイ)王妃が偽装流産などの事実を突き止めていると元嬪(ウォンビン)に聞いたホン・グギョンは、慌ててサンに会いにいく。するとサンのそばにはすでに王妃の姿が。動揺を隠そうとするホン・グギョンに王妃は冷たい視線を向ける。サンは座るようにホン・グギョンを促し、ちょうど王妃と彼の話をしていたところだと告げる。その言葉を受けて王妃は、気にかかることがあってサンに尋ねていたと話す…。
|
| 59 |
|
サンのもとに元嬪(ウォンビン)が意識不明になったという知らせが入る。心配したサンはすぐに元嬪のもとへ行こうとするが、重要な会議が控えていた。元嬪の容態急変のニュースは兄ホン・グギョンにも届く。一方、すぐに見舞いに向かおうとしていた孝懿(ヒョイ)王妃を恵慶宮(ヘギョングン)が呼び止める。
ソンヨンは画集を探しに市場へ。そこで先晩、酔っ払いに絡まれていたのを助けてくれた若者を見つける。
|
| 60 |
|
ホン・グギョンは兵を動員し、サン狙撃事件を起こした逆賊たちの会合に踏み込んで一味を捕まえる。だが一部は逃げおおせ、そのなかにはソンヨンの生き別れた弟ソンウクもいた。ソンヨンは矢傷を負って苦しむソンウクを偶然見つけ、助けようとなんとか家へ連れて行こうとするが…。
逆賊逮捕を知ったサンはすぐにホン・グギョンに会いにいく。だが、先に武官たちの話を聞いていたサンには、ひとつ腑(ふ)に落ちない点があった。
|
| 61 |
|
ソンヨンが逆賊をかくまった罪で捕らえられる。ホン・グギョンは取り調べで事情を聞き、すぐに釈放するつもりだったが、ソンヨンがなにも知らないと言い張るため拘留せざるをえなくなる。心配したテスがソンヨンを見つけて話を聞く。
ソンヨンはテスに、家にかくまっているのは生き別れた弟ソンウクだと打ち明け、なんとか逃がしてあげてほしいと頼む。一方、ソンヨンが逆賊をかばっているという報告を受けたサンは困惑する。
|
| 62 |
|
サンはソンヨンを側室にすると決め、都を離れて弟と暮らしているソンヨンを自ら迎えに行く。ソンヨンは突然目の前に現れたサンに驚く。サンはソンヨンが以前、側室を断った訳を知っていることを告げ、愛の告白をする。だがソンヨンは身分の違いを理由に、サンに宮殿へ帰るように言う。
恵慶宮(ヘギョングン)は側室選びの公示がされていない理由を担当の役人に問いただす。手続き中止を命じたものがいると聞いた恵慶宮は…。
|
| 63 |
|
ソンヨンは晴れてサンの側室になる。新たな地位に少しばかり戸惑いながらも、宮中のしきたりを順調に学んでいた。だがその一方で、ソンヨンを側室として認めようとしない恵慶宮(ヘギョングン)には毎日のあいさつさえ拒まれていた。しかしソンヨンは、サンや孝懿(ヒョイ)王妃に心配をかけまいと、そのことを内緒にしていた。
一方、サンは市場の自由化に動く。世孫(セソン)の時代に果たせなかった、専売商人の特権の撤廃だ。
|
| 64 |
|
会議の席でチェ・ソクチュが亡き元嬪(ウォンビン)の養子、完豊君(ワンプングン)の世子冊立を進言し、老論(ノロン)派の重臣たちが賛同する。思いもよらぬ提言にサンは驚き、元嬪の兄であるホン・グギョンが関与しているのではないかと一抹の疑念を抱く。
そのころ孝懿(ヒョイ)王妃は、完豊君が伯父のホン・グギョンから王の世継ぎとしての教育を受けていると言っていたことを思い出し、不安を募らせていた。
|
| 65 |
|
世継ぎの件で口論する孝懿(ヒョイ)王妃とホン・グギョンをサンが偶然目撃する。サンはホン・グギョンに話があると呼び出し、完豊君(ワンプングン)の世子擁立の動きに貞純(チョンスン)大妃(テビ)が関与していると疑っていることを明かし、真相を突き止めるよう命じる。
ホン・グギョンはサンの命令にあせる一方、彼に対する警戒を強める孝懿(ヒョイ)王妃をなんとかしなければと考えていた。
|
| 66 |
|
行幸先の宴(うたげ)で孝懿(ヒョイ)王妃の料理に毒を盛る暗殺計画を部下に指示したホン・グギョンは、決行直前にあわてて外に出て走り出す。そのころ、王妃の代わりに宴(うたげ)に出席したサンは、もてなしの料理を口へ…。料理の責任者の女官が、たった今サンに出した料理の毒見を怪しい女官が行っていたことに気づく。
ホン・グギョンは、暗殺計画を完ぺきにするために会場を見下ろす山に配置していた銃撃者のもとへ。
|
| 67 |
|
孝懿(ヒョイ)王妃の暗殺を企てて逮捕されたホン・グギョン。死罪が当然の大逆罪だ。サンは全幅の信頼をおいていたホン・グギョンに裏切られ、傷つきながらも彼を心から憎むことができない。だが、いよいよサン自らが裁きを下さねばならぬ時がくる。裁きの場に現れたサンは、罪人として目の前にいるホン・グギョンを見つめる。そして、処分を記した宣旨を読み上げるようチャン・テウに命じる。
|
| 68 |
|
貧しい民を苦しめる高利貸しのことを調べていたサンは、危ないところを不思議な儒生の青年に助けられる。サンは自分が実は王であると明かすが、青年は冗談だと信じず、そのままどこかへ去ってしまう。サンは青年の博識ぶりに興味を持ち、身元を調べるようテスに命じる。
一方でサンはホン・グギョンが側にいない寂しさを感じ、流刑先で無事に過ごしているか心配していた。そのころホン・グギョンもやはりサンのことを考えていた。
|
| 69 |
|
科挙に合格したチョン・ヤギョンは、サンが本当に王だったと知り驚く。首席合格者の慣例としてサンに謁見(えっけん)することになるが、今までの無礼な言動を思い出して身が縮む思いだ。サンはやってきたチョン・ヤギョンに、わざと威厳ある態度で口数少なく接する。最初は恐縮して無礼を詫(わ)びていたチョン・ヤギョンだが…。
一方で、テスたちが見張っている高利貸しが清国の商人と人身売買の取り引きをする日が近づく。
|
| 70 |
|
清国の商人たちの釈放を求めるチャン大使とサンの会談は平行線のまま対立する。そこへ、商人たちを拘留中の役所の前で清国の兵士が武力行使に出たという報告が入る。テスたちが鎮圧するが、両国間の緊張感は高まったまま。チョン・ヤギョンは計画的なものだろうと言うが、サンには腑(ふ)に落ちないことがあった。
一方、清国滞在中に大使と面識があったソンヨンは、大使に直接会って問題解決の糸口を見つけたいと考えていた。
|
| 71 |
|
サンは精鋭の武官を集めた新たな王の親衛部隊、壮勇衛(チャンヨンウィ)を組織し、テスを副大将に任命。国の本格的な改革の準備を始める。一方、サンから謎かけのような課題を与えられたチョン・ヤギョンは、食事も忘れて答え探しに没頭していた。
懐妊して「昭容(ソヨン)」という位を授かったソンヨンは臨月を迎えていた。だが、恵慶宮(ヘギョングン)の関心は、同時期に懐妊した別の側室、和嬪(ファビン)に向いていた。
|
| 72 |
|
サンとソンヨンの間に生まれたヒャンは両親の愛情を受けてすくすくと育っていた。サンは自らヒャンを教育し、賢く覚えの早い息子の成長ぶりに目を細める。
一方でサンは亡き父、思悼世子(サドセジャ)の墓を水原(スウォン)に移す。さらにサンは水原に新都を築くべく、内密にチョン・ヤギョンに計画を進めさせていた。貞純(チョンスン)大妃(テビ)は、サンの行動になにかあると察知し、部下に水原の状況を探らせようとする。
|
| 73 |
|
サンとソンヨンの息子ヒャンは正式な王位後継者、世子(セジャ)と定められて、ソンヨンも宜嬪(ウィビン)に格上げ。ヒャンは元気に育っていたが、あるとき、はしかにかかって危篤状態に。
ソンヨンは再び懐妊しており、子どもために食事をしっかりととり、薬も欠かさず飲んでいたが、なぜか女医による脈診を拒む。
一方、サンに水原(スウォン)での築城を任されたチョン・ヤギョンは着々と準備を進めていた。
|
| 74 |
|
肝臓病(肝臓ガン)を治したことがある・・・という医師を呼び寄せ、診させるが、病が悪化していて、どうしようもできません・・・と正祖王(イサン)に答える医師であった。 朝鮮の医師が駄目なら、他から呼び寄せる。西洋の医師を呼ぶ。生かせるなら、どんなことでもする・・・と配下に言い放つ正祖王(イサン)。1日1日が怖い。ソヨンが亡くなるか・・・。ソヨンにとって最後の方法かもしれない。アイツら(西洋の医師)を連れて来て欲しい・・・とテスに頼む正祖王(イサン)であった。
正祖王(イサン)を呼び、王様の肖像画を書くのが私の夢でした。王様が、私が治るという希望を持たれているように、これを私の希望とします。放棄しません。毎日、王様の肖像画を書いて、生き続けます。だから約束してください。どんなことが起きても、勝つ・・・と、耐える・・・と約束してくださいと言うソヨンに、そうする。勝つ、耐えると約束すると言う正祖王(イサン)であった。
|
| 75 |
|
護衛のソジュングンを仲間に引き込もうとするミンジュシク。 一方、完成した橋を確認し、華城に入る正祖王(イサン)。
数百年間、両班は、ハニャンに根を下ろして来ました。華城を建設することは両班の根を切るということではないですか・・・と言うチャンテウ大臣に、俺が間違っていないという事実を知っているはずだ。俺は今両班達の根を揺らしているんだ。それだけでなく、両班の支配下にある民を助けようとしているのだ。俺は、この華城で新しく始めるつもりだ。国が生きる為には、農業と商業が生きなければいけないし、農業と商業が生きるには、民の生活が安定しないといけない。民の為の王と、王を信じ従う民がいるだけだから、清国より強い大国にする。勿論、簡単じゃないが、チャンテウ大臣にこの仕事を一緒にしようと頼んでいるのだ。王としてもう一度聞く、俺の考えは間違っているか・・・と聞く正祖王(イサン)。
|
| 73 |
|
指揮官の命で、華城宮殿を出軍する兵士、全ての火が消され・・・。 刺客が宮殿に侵入する。宮殿に急ぐ、テス達護衛兵。 異様な気配に気が付き、剣を抜く正祖王(イサン)。 すぐ真下には、刺客達が・・・。明かりをつけろ・・・と命じる配下。花火が上り、明かりがつく。 正祖王(イサン)を守り、刺客達を取り囲み、助かりたいなら剣を捨てろ・・・と命じるテス。 反逆軍を制圧し、イパン大臣他・・・反逆者の忠臣達を逮捕するテスであった。
元王妃に会う正祖王(イサン)。 会うのも最後になるから、言いたいことがあるなら言って見ろ・・・と言う正祖王(イサン)に、膝まづき、許して欲しいと頼む元王妃。そうはできない。もう全て終わった。だから、そんな姿は見せないでくれ・・・と去る正祖王(イサン)に、このままでは終わらない・・・と言い放つ元王妃であったが・・・。 元王妃を連行し、監禁するテス。
反逆行為に、元王妃は無関係だ・・・と主張するイパン大臣、忠臣達。 吐け・・・と拷問する正祖王(イサン)配下だが・・・。口を割らない反逆者達。 一方、監禁された元王妃に会う正祖王(イサン)。 罪を自白すれば、貴方とアイツらの命を助ける・・・と言う正祖王(イサン)だが、元王妃の位を降りなければならないなら、生きていることにはならない・・・と言い放つ元王妃。
結局は後悔することになる・・・と言う正祖王(イサン)だが・・・。
|
| 73 |
|
聖君になる為にしなければいけないことは何か?・・・と王子に答えを探させる正祖王(イサン)。 答えを探す王子を見ながら、英祖王に同じ質問をされた自分の幼い時を思い出す正祖王(イサン)であった。
新しい武芸書を正祖王(イサン)に渡し、配下に武芸模範を披露させるテスであった。 やらなけらばいけないことが沢山残っている・・・とソヨンの墓でテスに言う正祖王(イサン)。
ドソンに偽金が出回り、混乱する民達。 偽金を流通させた罪人を捕まえたが、商人達が金を信じず、流通が麻痺状態に・・・。 悩みぬき、商人達に信じられない金を使えと言うことはできない・・・と金を回収させる正祖王(イサン)であった。
チョンヤギョンを中心に、新しい金を作る研究をさせる正祖王(イサン)だが、研究中に意識を失い、倒れる正祖王(イサン)。
ソヨンの墓の前で、まだ駄目です。今は駄目です。王様、このまま行かせられません。だから、ソヨン様が王様を守り、生かしてあげてください・・・と泣きながら祈るテスであった。
|