第1話

新羅、百済、高句麗が勢力を競っていた7世紀。第24代王のチヌン王が治める新羅では、王の側室にしてエリート集団・花郎を牛耳るミシルが王妃の座を狙っていた。チヌン王は天命が尽きる前に「後継者は孫のペクチョンだ」と言い残すが、ミシルは王の次男チンジ王子に「私を王妃にしたら遺言を変えてあげる」と脅迫する。
だが、以前からミシルの情夫だったソルォンは、命令を無視しミシルと共に王の暗殺を企てる。ソルォンの手引きでミシルが毒薬を持って寝所に入ると、すでにチヌン王は息絶えていた。早速、ミシルはクンニュン王子に王の死と遺言を伝え、自分を王妃にしてくれるなら遺言は隠すと取引を交わす。こうしてクンニュン王子が即位しチンジ王となった。 一方、花郎の首長であるムンノは祭壇で「ミシルに立ち向かえる者は、北斗の七星が8つになった日現れる」とチヌン王の声を聞く。 数年後、ペクチョンの妃マヤは北斗の七星の夢を見た後、子供を身ごもり、ムンノもまた北斗七星が鳳凰となり降ってくる不思議な夢を見ていた。そんな中、チンジ王に捨てられ王妃になり損ねたミシルは、ソルォンと共に王の排除を企てる。 郎天祭(ナンチョンジェ)の日、花郎を率い現れたミシルは、チンヌ王の遺言を明かし、チンジ王に退位を迫るのだった。
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第2話

神殿で花郎(ファラン)の反乱を知ったマヤは、突如男たちに連れ去られる。裏で糸を引くのは、王妃の座を狙うミシルだった。ムンノがマヤを追うも、マヤと共に捕まり重しをつけられ海に沈められてしまう。
マヤ失踪から半年後、ミシルは和白(ファべク)会議を開き、王となったペクチョンの妃になろうと企む。和白会議は満場一致制で10人中1人でも反対すると議論が続けられる。1人で反対する大等のウルチェもミシルの圧力により仕方なく賛成に…。ミシルが王妃となると決まる直前、ムンノとマヤが現れる。海に落とされた2人は、チヌン大帝の形見の短刀で縄を切って助かり、お腹の子も無事であった。帰りの輿の中で、チンピョン王(ペクチョン)はミシルに奪われた新羅を取り戻すと決意する。思わぬ展開にミシルたちが頭を悩ませていると、上神官(サンチョングァン)のソリがマヤの子は双子の可能性があると伝えに来る。新羅の始祖朴赫居世(パクヒョッコセ)の時から伝わる予言に「王に双子が産まれれば、聖骨(ソンゴル:父母共に王族の者)が絶える」とあったのだ。
双子とは知らず産室に入ったマヤは無事1人目の王女を産み、王と共に喜びに浸るが、突如として再び陣痛が始まる。その時、ムンノは北斗七星を眺めながら、「北斗の七星が8つになる時、ミシルに立ち向かう者が現れる」というチンヌ大帝の遺言を思い出していた。王妃に2人目が産まれた瞬間、北斗の6番目の星、開陽星が光を増し2つに分かれ、北斗七星が8つとなる。予言を恐れソファに赤ん坊を取り上げさせた王は、子供と王妃を助けるため、ソファに子供を連れて逃げるよう命じる。
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第3話

双子の予言から王妃と子供を守るため、双子の妹を隠すことにするチンピョン王。そこでムンノが偽の赤子を連れ、神殿を飛び出しおとりになる。その間に、本物の赤子を抱いたソファは抜け穴から宮殿の外へ逃げ出す。侍女のソファが赤子を連れて逃げたことを知り、ミシルは花郎(ファラン)のチルスクに赤子とソファを連れてくるよう命じる。
兵士に追われたソファは洞窟に逃げ込むが、チルスクが洞窟の入り口に火をつけたため、耐えきれず外へ飛び出す。赤子がチルスクに奪われた瞬間、ムンノが現れ、ソファと赤子を助け出す。
15年後、チルスクはそれとは知らず、中国の砂漠であの時の双子、トンマンと出会う。ソファはその後、赤子を連れ大陸へ渡り、外国の商人たちが集まって交易市の立つ砂漠の町で宿を営んでいた。何も知らないトンマンは、ローマ商人の用心棒になりたいというチルスクを宿に案内する。自分がソファと新羅人の父の間で産まれたと信じるトンマンは、宿に集う商人たちと親しく過ごしながら、いつの日かソファと2人でローマへ渡り、ソファの病を治す日を夢見ていた。 一方、新羅では双子が産まれれば、聖骨(ソンゴル)の男子が絶えるという予言通り、立て続けに3人の王子が死んでいた。双子の姉チョンミョン王女は、幼き日ミシルに「弟たちが死んだのはお前のせいだ」と言われた理由を聞くため、ミシルの館を訪ねる。
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第4話

お茶の交易禁止令が出て困っている商人たちを助けるため、レンガのように固めたお茶を用意したトンマン。そこへ闇取引をしているという情報を聞きつけた兵士がやってくる。トンマンは証拠を消すため虫眼鏡でお茶に火をつけるが、兵士に見つかり領主の館へ連れて行かれる。商人たちの処刑を命じる領主を止め、自分がやったのだから自分だけを殺してくれと言うトンマン。領主はトンマンに2つの石のうち1つ選ぶよう命じ、「生」と書かれた石を選べば皆助かり、「死」と書かれた石を選べば皆死ぬと話す。「2つとも「死」かもしれないから石を見せてくれ」と訴えるトンマンだったが、領主はそれもお前の運命だからと言い放つ。そこでトンマンは、石を選ぶと即座に飲み込み、領主の手にある石を見せろと迫る。領主が仕方なく手を開くと、石には「死」の文字が…。領主はトンマンの能力と運を認め、約束通り商人たちを助ける。
一方、お茶騒ぎの時、火を見て発作を起こすソファの様子から、チルスクはトンマンが自分の捜していた赤子だと気付く。宿に戻ったチルスクは、2人の部屋を物色し、ムンノの手紙やおくるみなどの証拠を見つける。2人を連れ戻そうとするチルスクから逃げ、ソファとトンマンは砂漠へと出る。しかし、砂漠まで追ってきたチルスクに追われる途中、ソファは流砂にはまってしまう。縄を投げ、助けようとするトンマンだが、トンマンまで道連れになるのを避けるため、ソファは自ら手を放し縄を切ろうとする。
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第5話

砂漠で流砂に落ちたソファを必死に助けようとするトンマン。しかし、そこへチルスクが現れ、ソファはトンマンを助けるため自ら縄を切って流砂へ飲み込まれる。チルスクはトンマンを捕らえるが、危機一髪、砂嵐が吹きトンマンは助かる。砂嵐が過ぎた後、必死にソファを捜すトンマン。しかし、ソファの荷物と縄の切れ端だけが見つかり、ソファの姿はなかった。
一方、新羅ではチンピョン王がチョンミョンの夫・ヨンスを太子にしようとしていた。しかしミシルの配下や和白(ファベク)会議の大等(テドゥン)たちは、ヨンスが王位を継げる身分ではなく、また何の手柄もないことを理由に反対する。そこで、ヨンスは手柄を立てるため戦場へ出ると宣言するのだった。
チョンミョンの大反対を押し切り、王の力になるためと出陣したヨンス。勝利はしたものの、ミシルの部下の矢に撃たれ命を落とす。チョンミョンは、お腹の子を守るため、ミシルの陰謀から逃れ、尼になることを決意。またヨンスの弟・ヨンチュンに命じ、15年前に消えた国仙(ククソン)のムンノを捜させる。 1年後、ムンノが現れたという知らせを聞いたチョンミョンは、寺を出てムンノの故郷マンノ郡へ向かう。チョンミョンは、ムンノに本当に自分が北斗七星の運命の主なのか確認し、もし本当ならミシルに立ち向かうためムンノを花郎(ファラン)に戻そうと考えていた。 同じ頃、砂漠を出たトンマンは長旅を終え、ついに新羅に到着する。「ムンノ」という名だけを頼りに、彼の故郷・マンノ郡へ行き、居場所を尋ね歩くのだが…。
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第6話

ムンノの故郷、マンノ郡にたどり着いたものの、誰もムンノの行方を知らず途方に暮れるトンマンは、ムンノの居場所を知るというお坊さん、チュクパンに出会う。トンマンは詐欺とも知らず、彼の文を持ってソルチという人物を捜しに行く。途中、チョンミョンの乗る船に同乗するトンマン。しかし、船が突如山賊に襲われ、トンマンはチョンミョンを助けて川の中へ。川岸に着いた2人は山賊から逃げ、森へと入る。
一方、ヨレ寺にいるというムンノを始末するため、都の軍を動かすミシル。表向きは暴徒の討伐という名目でハジョンを送り、ソルォンと自分の息子、ポジョンにムンノの始末を任せる。
その頃、森へ入ったトンマンたちは、暴徒の罠にかかり村へと連れて行かれていた。実はソルチは暴徒の長で、チュクパンは過去にその村でひどい詐欺を働いていたのだ。チュクパンという名を聞き暴徒たちは激怒。トンマンとチョンミョンの2人を隋の国へ売り払うと言い出す。焦ったトンマンは、雨を降らすから助けてくれと懇願。半信半疑のソルチは、トンマンに3日の猶予を与える。祭壇の前で3日間祈り続けるも、結局雨は降らず、次にトンマンは必死に畑を掘り、水脈を探し始める。トンマンの切実な姿に胸を打たれたソルチは、トンマンだけを解放する。1人残ったチョンミョンが奴隷として売られようとした瞬間空が曇り、雨が降りだす。しかし村人が喜んだのも束の間、ハジョンが現れ攻撃を仕掛ける。危機一髪、兵の矢からチョンミョンを助けるトンマン。2人は命からがら逃げ出すが、トンマンが滝つぼに落ち…。
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第7話

崖から滝つぼに落ちたトンマンは、チョンミョンに助けられる。トンマンは命の恩人だと感激。チョンミョンと同じところに同じ形の三日月型のアザがあると知り、さらに縁を感じる。 トンマンと共にムンノのいるヨレ寺に向かったチョンミョンは、ムンノ暗殺のための刺客(ソルォンの息子ポジョン)と鉢合わせに。チョンミョンに気づいたポジョンは2人を追う。ヨンチュンの部下イムジョンが2人を助けるが、チョンミョンとトンマン、そしてポジョンも崖から落ちてしまう。
ミシルと対立するソヒョンの息子キム・ユシンだった。
チョンミョンが失踪したと聞き、チンピョン王は自らマンノ郡へ向かった。太守のキム・ソヒョンが大々的な捜索を行う中、偶然ソヒョンの息子キム・ユシンが川辺でチョンミョンを助ける。王女を捜しているという張り紙を見て、チョンミョンが王女だと気づいたユシンは、大慌てで王のいる官舎へ連れて行く。チョンミョンは、ミシルに対抗するため宮殿に戻り花郎(ファラン)の主として復帰すると宣言。そして、ヨレ寺でポジョンを見たと話し、ポジョンがヨレ寺の惨事の犯人でないならば、すぐ彼を呼び戻せとミシルに要求する。焦ったミシルは今晩中にポジョンを見つけるよう配下に命じる。 そんな矢先、人を捜したら金30両もらえるという話に飛びつくチュクパン。チュクパンは、それがトンマンが助けた男ではないかと感付く。トンマンは、30両をすべてやるから捜している黒幕を暴いてくれるようチュクパンに頼むのだが…。
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第8話

チュクパンとコドの前に現れたミシルは、ポジョンのところに案内するよう頼む。ミシルに気付いたチュクパンは、身の危険を感じ森に逃げ込む。
ミシルの配下に捕まったチュクパンたちを助けるため、トンマンは、王様にヨレ寺の件で話したいことがあると申し立てる。ヨレ寺でポジョンを見たというトンマンの証言に焦るミシル。ポジョンが否定すると、トンマンは彼の指輪を見せ、ミシルに父ちゃんと兄ちゃんを返せと食ってかかる。
トンマンのおかげでキム・ソヒョンとユシンを都に連れていけるようになったチョンミョンは、ユシンにトンマンを花郎(ファラン)にしてくれるよう頼む。ユシンと共にソラボルに上がったトンマン、チュクパン、コド。しかしユシンたち龍華香徒は、ソラボルの正統花郎にピジェ(腕比べ)を申し込まれて惨敗し、龍華香徒の旗を奪われる。ユシンと花郎は、旗の半分を取り戻すため修練に励む。 そんな中、ミシルはトンマンを捕らえ、ヨレ寺に行った理由を問い詰める。ムンノの居場所を尋ねるトンマンに、ミシルは龍華香徒がポジョンの花郎に勝ったら教えてやると約束する。さらに花郎が祀られたファサ堂で、チルスクの位牌を見つけたトンマンは、ここにいれば、母が死んだ理由と自分が何者かが分かるかもしれないという希望を持つのだった。
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第9話

トンマンがユシンの郎徒となり、ソラボルへ来てから数年後。龍華香徒(ヨンファヒャンド)たちは厳しい訓練を受けながら、花郎(ファラン)のピジェ(腕比べ)に出られる日を待ちわびていた。
そんなある日、十花郎の青龍翼徒(チョンニョンイクト)と龍華香徒が乱闘騒ぎを起こす。原因はトンマンが、女みたいだからと服を脱がされそうになったため。そこで風月主(プンウォルチュ)のホジェは、侮辱された花郎は侮辱した花郎にチンソンピジェ(真剣を使って倒れるまで戦う勝負)を申し込めるという掟にのっとり、ユシンにチンソンピジェを申し込むかと尋ねる。しかし力不足の郎徒(ナンド)たちを案じたユシンはこれを断り、郎徒たちに時が来るまで力を養い耐えろと話す。その晩、何者かが青龍翼徒の旗を汚物で汚すという事件が起きる。現場に龍華香徒の鉢巻きが落ちていたことから犯人と疑われるトンマン。青龍翼徒の長、ソップムは龍華香徒にチンソンピジェを申し込む。花郎の掟により申し込まれた側は拒否できないため、翌日にピジェが行われることになる。
当日、ユシンたち龍華香徒が会場に行くと、百済との戦に出るようにという王命が達せられる。ユシンは訓練通りやれば助かると、初陣に恐れをなす郎徒たちを激励する。その夜、尼僧に扮したチョンミョンはトンマンを訪ね、絶対生きて帰るよう励ます。 ソラボルの十花郎のもとに編成された花郎たちは、兵部令(ヒョンブリョン)のソルォンからそれぞれ任務を命じられる。ソルォンの指示で、ユシンは郎徒たちを残し1人アマク城の攻撃に加わることになる。
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第10話

初陣に出た龍華香徒(ヨンファヒャンド)。しかしユシンだけがソッカム城に向かい、郎徒(ナンド)たちは陣営に残された。ユシンたちソルォン軍の出陣直後、キム・ソヒョンの部隊にもアマク城に向かえという軍令が下りる。龍華香徒とソヒョンの軍は陽動作戦でアマク城へ。トンマンたちは第一関門手前の尾根に構える弓部隊の奇襲を命じられる。途中、龍華香徒がヘマをしたせいでかなり死者を出したものの、何とか弓部隊を制圧し、角笛が響き渡る。それを聞いたソヒョンたちは一斉に第一関門に攻撃をかける。一方、太鼓の音を聞き、全軍に撤退を命じるソルォン。ソルォン軍の撤退を確認した百済の将軍クペは、アマク城に援軍を送るよう命じる。
さらにアマク城の第一関門が陥落の危機と聞いたソッカム城の城主は、アマク城に5千の援軍を送る。5千の兵がソッカム城を出たと知り、早速ソルォンはソッカム城を攻撃、まんまと奪還に成功する。 アマク城の第一関門を落としたキム・ソヒョンは、次にアマク城を陥落せよと命じる。兵が少なすぎて無理だという将軍たちに、ソヒョンはソルォンの命令だと告げる。 翌朝、アマク城の攻撃に向かったトンマンたちだが、敵に囲まれてしまう。「包囲された時は円陣を組め」というユシンの言葉を思い出したトンマンは、みんなを指揮して円陣を組ませる。一方、ユシンは父・ソヒョンに撤退命令を伝えるため、アマク城へ馬を走らせる。ユシンが父の部隊にたどり着いた時、生き延びた龍華香徒が合流。トンマンはどこだと聞くユシンに、死んだはずだと答える郎徒だが…。
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第11話

トンマンが戦闘中に死んだと聞かされ、必死にトンマンを探すユシン。途中、生きていた敵に襲われるが、危機一髪、泥に倒れていたトンマンが立ち上がり、敵を射止める。キム・ソヒョン将軍は本陣の安全な退却のため、キム・ユシンとアルチョンにおとりの任務を命じる。出発前、アルチョンは任務遂行の邪魔だと負傷兵を殺す。それに反発するトンマンだが、ユシンも戦時中は軍令がすべてだと突き放す。ユシンの命令で偵察に出たトンマンとシヨルは、息絶え絶えの伝令からソヒョンの文を預かり、アルチョンに自分たちが戻る予定の退却路に入ったら全滅すると伝える。負傷したアルチョンは、指揮権をユシンに渡し、自分を斬れと部下に命じる。ユシンは、指揮官の権限で負傷兵は斬らずそのまま戦うと宣言する。だが、負傷兵を抱えたままで敵を巻くのは至難の業。そこでユシンは毒草を用いて敵に先制攻撃を仕掛ける。
作戦は成功し、燃やした毒草の煙にやられた百済軍は川へ逃げ込む。そこで飛天之徒(ピチョンジド)が待ち伏せ、敵を殲滅させる。 ソップムの部隊と合流したユシンは、キム・ソヒョンたち本陣の生死が分からないと聞き愕然とする。ともかくおとりの任務は終わり、あとは生きて戻るだけという時、斥候が戻り百済軍に包囲されたと報告する。また、トンマンがアルチョンに盾突き負傷兵を助けたと知ったソップムは、トンマンを斬ろうとする。ユシンはトンマンを罪に問うなら郎徒(ナンド)を率いる自分と、トンマンのおかげで助かった龍華香徒(ヨンファヒャンド)にも罪があると言い、戦かって死なせてくれと頼む。他の花郎(ファラン)たちを送り出した龍華香徒は、一斉に百済軍に立ち向かう。
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第12話

龍華香徒(ヨンファヒャンド)だけを最後のおとりに残し、先に本軍に戻ったアルチョンたち。龍華香徒は全滅しただろうと考える一同の前に、ボロボロになった龍華香徒が帰還する。凱旋後、手柄を認められた龍華香徒は、ソラボルの花郎(ファラン)に昇格となり、キム・ソヒョンも真骨(チンゴル)の身分を取り戻し、戦での功労を認められる。これに不満を持ったソルォンは、ミシルに「ソヒョンを放っておくのか」と尋ねるが、ミシルはソヒョンが惜しくなったと答える。ソヒョンを始末しなかったことを悔やむソルォンの姿を見た息子ポジョンは、戦勝祝いの夜、キム・ソヒョン暗殺を企てる。
同じ夜、宴の席に忍び込んだチョンミョンは、秘密の場所にトンマンを呼び出し、生還を喜び合う。
一方、ソヒョン暗殺計画を知ったミシルは急いで計画を止めるよう命じる。暗殺にしくじった梨花征徒(イファジョンド)の郎徒(ナンド)ファジョンは、偶然トンマンとチョンミョンのいる秘密の場所へ飛び込み、トンマンを犯人に仕立て上げる。犯人の濡れ衣を着せられたトンマンは捕まり拷問を受ける。トンマンが犯人のはずがないと考えるユシンは、一緒にいたという尼僧を連れてくると噂を流し、ファジョンを捕らえる。 ソルォンとミシルの尋問が行われる日、ユシンはファジョンを連れ出し黒幕を吐くよう迫る。しかしファジョンはポジョンをかばうため、キム・ソヒョン一族に恨みを持っていたと言ってユシンの剣で自害する。ちょうどその時、寝所を抜け出したチョンミョン王女が息を切らし現れる。朦朧とする意識の中トンマンは、王女の顔を初めて見るのだが…。
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第13話

無事に濡れ衣が晴れ、宮殿で手当てを受け意識を取り戻したトンマンは、王女であることを黙っていたチョンミョンに文句を言う。チョンミョンは、自分を助けてくれたユシンとトンマンと何でも一緒にやりたいと話す。
チンピョン王は、チョンミョンにムンノの残した記録を調べ、ミシルの力の源を探し出すよう命じる。記録を見たトンマンは「サダハムの梅」という言葉にひっかかる。「サダハムの梅」とは、ミシルの初恋にまつわる話だと言うが、トンマンは何かほかに意味があるのではと考える。
一方、ミシルは隋の使臣団と共に来る商団が「サダハムの梅」を持ってくるとの報告を受ける。ミシルは早速、ミセンとソリに商団との交渉に使う金を取り行かせ、ついでにヨハム山の寺にいる大師に「サダハムの梅」が来ると知らせるよう命じる。 ミシルの配下が寺の僧侶に「サダハムの梅」が来ると話していたと知り、チンピョン王はソヒョンと兵を送り込む。しかし、そこにはすでにミシルの姿が…。結局何の収穫もなく兵たちは戻る。何としても「サダハムの梅」の謎を知りたいトンマンたちは、商団と接触する方法はないかと思案する。そんな折、商団に出すために用意した貴重な粉(伽哩)を遊花がこぼしてしまうという騒ぎが起きる。その伽哩の主材料を見つけたトンマンは、商団の食事の責任者に抜擢され、商団を見張る機会を得る。
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第14話

隋の国から来た使節団と商団を出迎えるミセンとセジョン。商団の食事を担当することになったトンマンは、「サダハムの梅」を持つ商人を捜し出すため宿所に忍び込む。そこで、偶然チャン大人が摩掲陀(マガダ)国の商人とラテン語で話しているのを聞き、「サダハムの梅」を持つのはチャン大人だと確信する。チュクパンにチャン大人の持つ鍵を複製させ、部屋に忍び込んだトンマンは、箱の中からソファの名が記された札と自分の本、絹のおくるみを発見しうろたえる。それは、今回の商団の用心棒をしていたチルスクがミシルに渡すよう頼んだものだった。かつて砂漠の砂嵐の中、生き延びたチルスクはソファを連れて新羅(シルラ)に戻ってきていた。
一方、ミシルはチャン大人の連れた摩掲陀国の商人から「サダハムの梅」の入った箱を受け取る。すると中からは一冊の本が出てくる。それは中国の暦「大明暦(ダイメイレキ)」だった。 若き日、恋人のサダハムがミシルに残した箱の中には、加耶(かや)の暦本が入っていた。本来チヌン大帝に捧げられるべきものをサダハムが横取りしミシルに渡したのだ。おかげでミシルは中国の暦を三国に合わせて直し、天候を当てることができるようになった。また、チャン大人からチルスクが託した箱を渡されたミシルは、彼の手紙を読んで顔色を変え、チルスクを捜すよう命じる。
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第15話

ミシルを尾行し捕まったトンマンは、ミシルの部屋へ連れて行かれる。そこで砂漠で読んでいた自分の本を手にしているミシルを見たトンマンは激しく動揺する。そんなトンマンに「この本がサダハムの梅かと思ったのか」と聞くミシル。そしてチョンミョンに従わず、自分に配下になれというが、トンマンはきっぱり断る。トンマンの考えを面白く思ったミシルは、トンマンが自分から訪れるよう策を講じる。
ミシルから文(ふみ)をもらったり、ミセンに折り入って話があると連れて行かれたりするトンマン。その様子を見て、郎徒(ナンド)たちはトンマンを疑い始める。しかしその策はミシルが見ていたトンマンの本に記されていたもの。それに気づいたトンマンは、ユシンとチョンミョンに事実を打ち明け、わざとミシルのもとを訪ねる。部下にしてくれと頼むトンマンに、ミシルは文1つで王女の信用を失う者は配下にできないと言い放つ。しかし、ミセンからトンマンがローマ語を知っていると聞き、毎晩亥の刻に部屋に来て、トンマンの本を読むよう命じる。
一方、ポジョンに見つかったチルスクはミシルと再会するが、彼は視力を失いかけていたため、ミシルのもとを去らせてほしいと頼む。しかし、ミシルはチルスクとソファを、ウォルチョン大師が隠れる神殿に連れていき、大師にチルスクの目の治療を頼む。チルスクは、ソファが双子の片割れを逃がした侍女だということを隠し、娘を失って口の利けなくなった女だと話す。いつ正体がばれるか気が気でないソファは、こっそり神殿を抜け出す。焦ってソファを探すチルスクと偶然ぶつかったトンマンは、驚いて言葉を失う。
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第16話

神殿近くでチルスクとぶつかったトンマンは、チルスクの目が見えていないことに気づく。そのまま後を追うと、チルスクは神殿の中へ。トンマンはチョンミョンの部屋を訪ねてチルスクを見たことを話し、神殿に秘密の部屋があるはずだから、何とか見つけて欲しいと頼む。
一方、ウォルチョン大師から月食の情報を入手したミシルは、月食の前に慰天祭(いてんさい)を行うことを計画する。チョンミョンは神殿の秘密の部屋を探すため、ユシンに慰天祭を手伝う花郎(ファラン)である祭郎(チェラン)を任せる。慰天祭を終えて啓示を受けたミシルは、ソラボルの東市(トンシ)にある蘿井(ナジョン)(井戸)の前に天の意志があると話す。一同が蘿井の前に集まると、地面が盛り上がり、ミセンが密かに用意した「必逐人力口也」と書かれた仏像が飛び出す。
ミシルは王に、「必逐人力口也」とは「伽耶(かや)人を追い出せ」と言う意味だと告げ、4日以内に伽耶人を都から追い出さないと月食が起き、大飢饉になると予言する。 ミシルの予言の夜、本当に月食が起きる。ミシルの部屋に行ったトンマンは、本当に月食が起きたと話す。するとミシルは、「サダハムの梅とは暦本のことだ、それを知るために潜り込んだのではないか、どうせお前たちには何もできないのだから早く戻ってチョンミョンに告げよ」と言い放つ。 一方、ミシルの予言が的中したことに衝撃を受けたチョンミョンは、神殿に行き祭壇の前で恐怖に震える。するとそこへソファが現れ、震えるチョンミョンの手を優しく握る。
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第17話

ミシルが何もかも見抜いていたことに震えが止まらないトンマン。そんなトンマンの手をつかみ、ミシルはチョンミョンに「今すぐ逃げなければ、ユシンとお前を失う」と伝え、答えをもらってこいと命じる。
ミシルにつく気はないというユシンとチョンミョンの答えを持ってきたトンマンは、ミシルが描いたチヌン大帝の絵の中にソヨプ刀があるのに気付く。自分の持つソヨプ刀が王室と関連があると知り、トンマンはチョンミョンにソヨプ刀について調べるよう頼む。
チョンミョンが調べるうちに、ソヨプ刀はチンピョン王がチヌン大帝から譲り受けたものだと分かる。王や王妃の反応を不思議に思ったチョンミョンは、ムンノとチルスクの行方とトンマンの母であるソファについて調べ直す。すると意外なことに、チルスク、ムンノ、ソファの3人が皆、チョンミョンの産まれた日に姿を消していることが明らかになる。宮中の倉庫で新羅の出来事を記した『鶏林(ケイリン)録』を調べたチョンミョンは、自分の産まれた日に、双子の星が現れたことを知る。「双子」という言葉から「王に双子が産まれれば、聖骨(ソンゴル)の男子が絶える」という予言を思い出したチョンミョンの頭に、弟の王子が死んだ日にミシルが言った言葉や、トンマンに自分と同じあざがあったという記憶が蘇る。 その頃、ソヨプ刀を返すと王様を呼び出したトンマンは、アルチョンたちに紛れ、チンピョン王が現れるのを待っていた。
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第18話

アルチョンたちに紛れ、チンピョン王が現われるのを待つトンマン。しかし、現れたのはウルチェだった。ウルチェは犯人を捕らえられない場合、始末するよう花郎(ファラン)に命じる 途中で逃げ出すトンマンだが、アルチョンに覆面をはぎ取られ正体がバレる。しかし、トンマンはアルチョンに以前命を助けた借りを返してくれと頼み、何とか逃げ延びる。
一方、新羅の記録を調べたチョンミョン王女は、トンマンが自分の双子の兄弟ではないかと考える。そこでチョンミョンは、トンマンになにか隠し事はないかと聞くが、トンマンは何もないとシラを切る。
そんな中、上書を置きに行ったチュクパンが大化殿(テファデン)から盗み出した水差しから足が付き、大化殿への侵入者が郎徒(ナンド)に絞られる。ウルチェは郎徒を武芸道場に集め、服を脱がせて身体検査を行う。次がトンマンの番という時、危機一髪のところで事情を知ったチンピョン王がウルチェを呼び出し、身体検査が中止になる。自ら大化殿に赴いたチンピョン王は、正気を失ったソファと再会し、衝撃を受ける。 郎徒の宿舎を調べた兵がトンマンの生理用品を発見。それを見たチュクパンはトンマンが女だと気づく。チュクパンはトンマンに、ユシンもトンマンの性別を知っているはずだと話す。 同じ頃、ユシンを呼び出したチョンミョンは、もう1人の双子の王女のあらゆる状況がトンマンと一致するが、ただ1つ性別だけが一致しないと話す。その話を聞き驚いたユシンは、トンマンは女だと王女に明かす。
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第19話

トンマンが女だと知ったチョンミョンは、トンマンが双子の妹だと確信し、事実を隠すため彼女をチュンアク山へ行かせようと提案する。
一方、ソファが双子を連れて逃げた侍女だと気づいたミシルは、ソファとチルスクを引き離そうと目論む。神殿を出たチルスクとソファを襲うポジョン。しかし、輿を奪った一行をイムジョンたちが襲い、ソファを連れ去ってチンピョン王のもとへ連れていく。ソファが戻ったことを知ったマヤ王妃は、ソファに会い、双子の1人が生きていることを知る。
王女からチュンアク山へ行けと命じられたトンマンは、悩んだ末、王女にチュンアク山に行く前に王様に会わせてほしいと頼む。しかし、ダメだと怒るチョンミョン。ちょうどそこへソファに会ってきたばかりの王妃が現れる。トンマンは王妃の侍女にソヨプ刀を渡し、王妃と話す機会を得る。トンマンを部屋に呼んだ王妃は、トンマンに短刀の持ち主はどこにいるのかと尋ねる。 その夜、チュンアク山に行くフリをして出発したトンマンは、途中で仲間を薬で眠らせ宮殿に戻る。トンマンが待ち合わせ場所で待っていると、うまく従者をまいたマヤ王妃が1人で現れる。その頃、王妃の輿が寝殿を出たと知り、トンマンの企みに気づく王女とユシン。2人は急いで、トンマンのところへ駆けつける。
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第20話

自分が何者かを知るためマヤ王妃を呼び出したトンマン。そこへチョンミョンが駆けつけトンマンは焦るが、結局チョンミョンの口から真実を聞き衝撃を受ける。自分は王の双子の娘で、古い予言(「御出(ぎょしゅつ)双生(そうせい) 聖骨(ソンゴル)男尽(なんじん)」)を恐れた王に、出生の事実を隠すため捨てられたというのだ。トンマンは自分はいてはいけないと思い新羅を発とうとするが、ユシンに止められ、心を落ち着けるようヨハム山に連れていかれる。
一方ソルォンはチュクパンが大化殿に潜入した犯人であることを突き止め、上書を忍ばせるよう指示したのはトンマンだと吐かせたものの、報告を受けたミシルたちはトンマンの行動の真意が分からず焦りを見せる。
チョンミョンの説得も聞かずに砂漠に帰ろうとするトンマン。しかしユシンの本音を聞いて心を動かされ、チョンミョンの指示に従いひとまずチュンアク山に身を隠すことを決意。 そんな中、トンマンがソヨプ刀の持ち主だと知ったウルチェはアルチョンとイムジョンにユシンの後をつけトンマンを捕らえてくるよう命じる。しかし、ウルチェの狙いを察したユシンはトンマンを連れて逃走。折しもソファの身を案じて外へ出たチルスクが逃げる二人を目撃し、そのうちの一人が双子の王女トンマンだと気付く。
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第21話

目が治ったチルスクはユシンと逃げるトンマンを目撃し、ミシルに双子の一人を宮殿で見たと報告する。その子の名がトンマンだと聞き、驚いて黙り込むミシル。トンマンとソファを確保しろと命じられたソルォンは、ウルチェにより尋問室に閉じ込められていたソファを捕らえ、ウォルチョン大師のいる寺へ送る。
一方、ウルチェはユシンの父ソヒョンに、ユシンをチョンミョンと結婚させ王の婿にしてやる代わりにトンマンを始末するよう指示する。
その夜、洞窟で休むユシンとトンマンの前にピダム(ミシルが捨てたチンジ王の子)が現れる。男たちから薬草と鶏肉を受け取ったピダムを見て、ユシンは腹が減ったから鶏肉を分けて欲しいと頼む。ピダムはユシンの鉢巻きと引き換えに鶏肉を投げて渡す。次の日、部下を連れユシンから便りのあったクマク村に到着したソヒョンは、部下にあばら屋に現れたトンマンを捕らえるか、殺せと命じる。何も知らないユシンは父の言うとおりトンマンをあばら屋に残し宿へ戻る。 部下たちがあばら屋を見張っているとピダムが通りかかる。ピダムがユシンの鉢巻きを持っていると気づいた部下は、彼の言い分も聞かず泥棒だと殴りつけ、ピダムの大事な鶏肉が無残に飛び散る。 あばら屋を出たトンマンを取り囲む部下たち。トンマンが剣を抜いた瞬間、鶏肉をダメにされて怒ったピダムが現れる。ピダムは飛びかかってくる兵士を蹴散らし、「みんな殺してやる」と言い放つ。
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第22話

ピダムに助けられたトンマンとユシンは、ひとまず廃屋から逃げ出す。しかし、どの村もミシルの配下が見張っていて窮地に立たされた二人は、仕方なく疫病が広まった村へと逃げ込む。そしてしばらくピダムの師匠ムンノとピダムの手伝いをすることに…。
そんな中、町でソルォンに声をかけられたピダムは、トンマンを連れてくれば探している薬草を与えると言われる。そこでピダムはユシンを牢に閉じ込め、トンマンを木に縛りつける。自分と引き換えに薬草が手に入れば200人の命が助かると聞き、トンマンは素直に従う。
その頃、トンマンを確保したという報告を受けたミシルは和白(ファベク)会議を開き、家臣の前でチルスクに双子のことを証言させる。追い詰められたチンピョン王に、ウルチェはチョンミョンとユシンを結婚させるしか道はないと告げる。 一方、トンマンをソルォンに引き渡したと聞き、ムンノはピダムを叱りつける。ソルォンたちはトンマンを殺すとは言っていなかったし、トンマンも感謝していたと弁解するピダム。しかし何に感謝していたのだとムンノに言われ、ピダムはハッとしてトンマンのもとへ引き返す。 ソルォン一行に追いついたピダムは、気が変わったからトンマンを返せと要求する。花郎(ファラン)たちを蹴散らし、トンマンを助けるピダムだが、さらに敵が増え囲まれてしまう。するとそこへ危機一髪、牢を破って出てきたユシンが駆けつける。
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第23話

ピダムの助太刀でソルォンの捜索隊から逃れたユシンとトンマン。追っ手を振り切るため3人は川に飛び込み無事逃げ切る。ピダムは水に濡れたトンマンを見て女であることを知り、ユシンはトンマンに一緒に新羅を出ようと想いを伝える。
その頃チョンミョンはアルチョンの協力を得てトンマンたちの捜索へ…。
一方、トンマンを取り逃がしたという報告を受けたミシルたち。ソリは星の不吉な動きを感じ、トンマンを殺さねば望みは叶わないと告げるがミシルは取り合わない。そこでソリはミセンに話を持ちかけ、ミセンの子・テナムボが内密にトンマン暗殺の命を受けることに。
トンマンたちのために舟を手配しようとムンノのいるヤンジ村に戻ったピダム。ムンノを捜す途中アルチョンらに捕まるが、そこへ来たチョンミョンを守る龍華香徒(ヨンファヒャンド)の服を見て彼らがユシンの味方と分かり、トンマンたちのいる洞窟へ案内する。
チョンミョンは自らの無力さからトンマンに国を出るよう指示するが、信頼していたユシンにトンマンと国を出ると言われ衝撃を受ける。
トンマンとユシンを逃がす作戦を立てるチョンミョンたち。そこへテナムボが現れるが…。
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第24話

トンマンに王女の服を着せて小屋から逃がすチョンミョンだが、テナムボが見破り毒矢を放とうとする。それを見たアルチョンが石を投げ、間一髪のところで助かる。急いでピダムの用意した船のところへ向かうトンマンたち。別れを惜しむトンマンに、チョンミョンは新羅とミシルのことはすべて忘れ、ユシンと幸せに暮らせと話す。そこへテナムボが追いつき、王女の服を着ていたチョンミョンをトンマンと勘違いして毒矢を射る。矢はチョンミョンの肩に命中。慌てた一行は急いで船に乗りその場を離れる。洞窟に王女を運び込むと、トンマンは薬草を手に入れるためピダムと薬屋へ向かった。だがその間に、死を予感したチョンミョンはユシンにトンマンを頼むと言い残し、息を引き取ってしまう。薬草を手に戻ったトンマンは、王女の死を知り泣き叫ぶ。
王女の死を知らされた宮殿は大混乱に。責任を感じたウルチェは、ひとまずチュンチュを隋の国から呼び寄せるようヨンチュンに指示する。 一方、窮地に陥ったミシルは、和白(ファベク)会議とすべての作戦を中止し、チョンミョンの息子チュンチュを王よりも先に隋の国から呼び戻すよう部下に命じる。
王女の遺体と別れを告げた後、高熱を出して寝込むトンマン。3日後、ユシンは洞窟の外に出たトンマンに、自分と共に遠くへ行き幸せになれという王女の遺言を伝え、王女の形見の櫛を渡す。しかしトンマンは、王女の遺言は守れないと言い出す…。
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第25話

チョンミョン王女の遺言を守れないと言うトンマンは、ユシンを残して洞窟を出る。後を追うピダムに、自分と一緒にやる気があるなら、ソラボルにある旅館に来いと話すトンマン。トンマンのやろうとする内容を聞いたピダムは呆気に取られる。 その頃、町は王女がミシルに殺されたのではないかという噂で持ちきりだった。町でムンノに見つかったピダムは、ムンノにトンマンを助けたいと頼む。ムンノは本当にトンマンを気の毒に思うならと、ピダムの頼みを許可する。
一方、アルチョンは郎粧(ナンジャン)をして大殿の前に座り込み、王様にチョンミョン王女を殺した黒幕を調べるよう進言する。それを知ったミシルはチンピョン王に会い、王女を殺した人物を捜してもよいが、その場合双子の問題を再び議論すると交換条件を出す。苦渋の決断を迫られた王は、王女の件は事故だったと話す。
悲嘆にくれ自害しようとするアルチョンの前にトンマンが現れる。お前の出る幕ではないというアルチョンだが、トンマンは「自分は新羅(シルラ)の王女だ、生きて王女になり、花郎(ファラン)の主となるから死ぬな」と止める。 アルチョンの手を借り王妃と会ったトンマンは、神殿の地下に潜り込み、ソリに大明暦(だいめいれき)を解読した者がどこにいるのか問い詰める。しかしその時、ミシルが部屋へ。トンマンの頭に(啓示で)王冠を見たソリは、急いでトンマンを屏風の裏に隠す。ミシルに渡された毒を飲んだソリは、トンマンのために「ファドク寺のウォルチョン大師」という言葉を言い残す。それを聞いたトンマンは、ユシンとアルチョン、ピダムにファドク寺を襲うと告げる。お前の最終目標は何だと問うユシンに、トンマンは「新羅(シルラ)の王」になることだと話すのだった。
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第26話

新羅の王を目指しウォルチョン大師(だいし)を味方につけたいトンマン。同じ頃和徳(ファドク)寺にミシルが日食の有無を探りに来るが、ウォルチョンは正光暦(せいこうれき)がないからと明確に答えない。 ミシルが寺を出た後ソルチら復耶会(ふくやかい)は力ずくでウォルチョンを連れ去っていく。一方、和徳寺に監禁されていたチュクパンとコドはその隙をついてソファを連れ逃げ出すが、パグィとトクチュンに見つかり、ソファだけ矢に倒れてしまう。
ひと足遅く和徳寺に到着したトンマンたちは部屋から手紙を見つけ、ウォルチョンを連れ去ったのは復耶会の仕業と知り、彼らの砦を探し始める。
宮殿の外ではハジョンの企みによって「双子の王女を産んだ王妃を廃位せよ」との張り紙が広まり、チンピョン王らは動揺する。 トンマンに自分のもとを去るように言われたユシン。自宅に戻ると父ソヒョンに一族が復耶会の標的にされたと聞き、砦に乗り込んでいく。復耶会は伽耶(かや)の滅亡後、国を復興させようと大伽耶(テガヤ)のウォルヤを中心に結成された秘密組織で、新羅に取り入った金官伽耶(クムグァンガヤ)を恨んでいた。ユシンは彼らを説き伏せ、復耶会と同盟を結ぶ。 ピダムの機転で復耶会の砦を突き止めたトンマンたちは侵入するものの見つかってしまう。しかしそこに居合わせたユシンがトンマンを皆に「同盟の王」と紹介し、事態を収拾するのだった。
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第27話

伽耶(かや)人たちの前で自分を王だと言うユシンに驚くトンマン。ユシンはトンマンが王になることを選んだなら、自分は恋心を捨て、王としてトンマンに仕えると言い、最後にトンマンを抱きしめる。
ウォルチョン大師(だいし)と会ったトンマンは、正光暦(せいこうれき)を渡し、日食を計算してほしいと頼む。しかし、ウォルチョンはトンマンもミシルと同じで、自分を利用したいだけではないか、自分には協力する理由はないと、トンマンの頼みを断る。
ひとまずトンマンは龍華香徒(ヨンファヒャンド)を呼び寄せ、「人間の骨と猫のおしっこ」を集めるよう命じる。一方、ミシルもまた動き出していた。宮殿に鳥の死骸をばらまいたり、大殿の扁額を落としたりと、不吉な出来事を作り出し、民と宮中を不安に陥れ、ミシルに天の怒りを静めろという声が上がるよう仕向ける。ミシルは、これにより王の世継ぎに関する啓示を受けるつもりだった。 人間の骨と猫のおしっこを集め終わると、次にトンマンは鳥を捕らえるように命じる。また王妃に頼み、双子に関する予言の刻まれた石碑の拓本を手に入れる。その夜、龍華香徒がチョンミョン王女の宮殿の上に、光る鳥を放ち宮中は大騒ぎとなる。 翌朝、祭儀を終え王に啓示を伝えようとしたミシルは、蘿井(ナジョン)の前に双子に関する予言の続きが刻まれた石碑が現れたという報告を受ける。その石碑には双子の存在を肯定する文句が刻まれていた。石碑が偽物だと見破ったミシルは、蘿井の前で祈るピダムを捕らえるよう命じる。
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第28話

ミシルに捕らえられ尋問を受けるピダム。「世を惑わした目的は何だ」というソルォンの問いに、ピダムは「天の意志を伝えただけだ」と答える。ミシルは天と通じているのなら自分の死期を知っているかと聞く。するとピダムは「王様より3日寿命が短い」と答え、ミシルは彼の巧妙な答えに舌を巻く。
部屋にピダムを呼び寄せたミシルは、石碑の仕掛けを尋ねる。ピダムの話ぶりから、彼がトンマンとユシンの使いだと悟るミシル。ピダムはトンマンから預かった文を取り出す。文にはウォルチョン大師(だいし)の筆跡で「今月15日のうまの刻に日食が起きる」とあった。果たして日食が嘘か誠か頭を悩ますミシルの前に、今度はトンマンの文を持ったユシンが現れる。トンマンが言付けた文の中身は正光暦(せいこうれき)の写しだった。ミセンはこれで日食は確実だと言うが、ユシンと話したミシルは彼のウソを見破る。確認のため、ピダムの牢の前で「日食は起こらない」とわざと花郎(ファラン)に言わせるミシル。焦ったピダムは牢を逃げ出し、ミシルの兵に取り押さえられる。これで確信を持ったミシルは、民衆の前に「日食は起こらない」と公表する。しかしこれはすべてトンマンの策略だった。本当は日食が起こるにも関わらず、ミシルをだますためユシンとピダムにも真実を隠していたのだ。 まんまとトンマンの策にはまったミシルは、日食が起きる予定日の翌日、ピダムを火あぶりにすることに。だが処刑当日、薪に火がつけられようとした瞬間、太陽が欠け始めた。そこですべてを悟ったピダムは一か八か石碑の予言を叫ぶ。すると空が明るくなり、トンマンが姿を現した。
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第29話

日食が終わるとともに姿を現したトンマン。王妃の告白と王の宣言により晴れて王女として宮殿入りすることに。トンマンは王の前でチョンミョンに代わりミシルに立ち向かうと宣言する。 一方、天神の王女としての地位を失ったミシルは怒りに燃える内心とは裏腹に冷静に対処する。トンマンを王女として追認する代わりに貴族が納める租税を減らすよう王に認めさせ、貴族の支持も取り付けるようセジョンを仕向ける。
追認式の当日。ミシルは冷静を装っていたもののトンマンに見下されて怒りに震え、ウォルチョンを捕らえてくるようソルォンに命じる。
同じ頃トンマンもユシンとアルチョンにウォルチョンを連れてくるよう命じ、尾行していたポジョンたちに一時ウォルチョンを連れ去られるが、無事に宮殿へ呼び寄せる。 トンマンがウォルチョンを呼んだのは王女としての最初の任務、瞻星台(チョムソンデ)を建立するためだった。誰もが天気の動きを知ることのできる瞻星台を建てることで支配層の天文知識の悪用を防ぎ、自らも神権を放棄することを公表する。そんなトンマンにミシルは幻想を望む民を神権なくしていかに治めるのかと問うが、トンマンは真実をもって民の希望を叶えていくと答える。それに対しミシルは「希望や夢は最も残酷な幻想だ」と切り返しトンマンが自分より狡猾であると責めるのだった。
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第30話

瞻星台(チョムソンデ)についてトンマンと意見を交わしたミシルは、トンマンの成長ぶりに驚く。そしてトンマンの持つ発想と若さをうらやみ、自分が聖骨(ソンゴル)に生まれなかったことを悔しがる。
瞻星台の地鎮祭の準備をしろというトンマンに、アルチョンは神権を持つよう進言する。しかし、トンマンは神権の奪い合いをやめるためには、神権を手放すしかないと説明する。またチンピョン王にも祭儀と政治、格物(科学)を分離する必要があると話し、王権を強化するには仏教を利用すべきだと勧める。
そんな中、難航が予想されたファベク会議ではあっさり瞻星台の建設が可決。ミシルが、トンマンはいずれ自らの矛盾にぶつかると判断したためだ。 一方、トンマンの知恵に感服したピダムは、ムンノにトンマン王女を主君にしたいと報告する。 地鎮祭の日、ミシルたちに捕らえられていたソファは、見張りの花郎(ファラン)の言葉を聞き、トンマンが王女になったことを知る。侍女に変装して小屋から逃げ出したソファは、トンマンが地鎮祭を行う予定の瞻星台建設地へ向かった。ミシルからソファを始末するよう命じられた花郎にあと一歩のところで捕まるも、危機一髪ムンノに助けられる。だが、ホッとしたのもつかの間、ピダムとムンノの後をつけていたチルスクが襲いかかる。ムンノとチルスクが戦う隙に逃げ出したソファは、再び建設地に戻りトンマンの名前を叫ぶ。
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第31話

ムンノの助けによりソファはトンマンと無事再会を果たし、ソファはトンマンの侍女となる。また、ムンノが現れたようだと聞いたミシルは急いで新しい風月主(プンウォルチュ)をポジョンに代えるよう命じる。そしてチルスクを花郎(ファラン)の師匠である元上花(ウォンサンファ)に就任させ、ムンノの力を押さえ込もうと目論む。 ミシルに元上花にならないかと言われたチルスクは、考える時間がほしいと頼む。ソファを忘れられず王女の宮殿の前で待つチルスクだが、チルスクの姿を見たソファは怯えて逃げ出してしまう。そんなソファの態度を見てチルスクは肩を落とす。
ピダムがムンノの弟子だと知ったソファは、ムンノの「ピダムとトンマン王女」を結婚させるという言葉を思い出す。
そんな中、チルスクの元上花就任式に姿を現し、花郎を一気になぎ倒すムンノ。ムンノはミシルに「放浪の旅を終えに戻った」と告げ、自らが風月主の比才(ピジェ)を取り仕切りたいと提案する。 一方、ピダムからトンマンが王になるつもりだと聞いたムンノは、トンマンに会い「王になるつもりなら手助けはできない、もし力が必要ならミシルより優れていると証明してみせろ」と話す。ムンノがピジェの審査をすることで様々な利点があると考えたミシルは彼にピジェを任せることにする。3回に分けて行われることになった風月主ピジェ。その最初の日、ムンノは思いも寄らない問題を出すのだが…
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第32話

風月主(プンウォルチュ)を選ぶ最初の比才(ピジェ)はポジョンが勝利を収める。次にムンノは2つ目の比才として神国の国号である「新羅」という言葉が持つ3つの意味を調べろという問題を出す。チヌン大帝によれば、その3つの意味は花郎(ファラン)にも当てはまるという。「武力の増進」と「新興勢力の育成」という2つの意味までは知られていたが、3つ目は調べがつかず悩む花郎たち。
その3つ目の意味とはチジュン王の遺言にあった「不可能な夢」に結びつくため、かつて王妃になり損ねたミシルが隠滅したのだった。
その昔、チヌン大帝は先代ポップン王の遺言に従い、「不可能な夢」を継ぐため国史の編纂を決意しムンノの義父コチルブに命じる。しかしその後チンジ王が遺言を無視し編纂を中断すると、ミシルはコチルブやセジョンの父イサブらとチンジ王を廃位する。チンピョン王が即位し念願の王妃の座につきかけた瞬間、マヤ王妃の無事が確認され失望するミシル。王妃の座は諦めて国史の公開を急ごうと言うコチルブに、ミシルは自分が王妃になれないのなら国史を編纂し不可能な夢を継いでいく必要はないと言い放ち、暗殺してしまう。 そして現在。3つ目の意味を割り出すため宮中の人々に話を聞くトンマンとユシンたち。この問題の答えにはミシルが関係し、コチルブについて調べるべきだと気づく。トンマンたちはチンピョン王に渡されたコチルブの手紙から隠されたメッセージを見つけ出し、ソヨプ刀にその答えが刻まれていると分かるが…。
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第33話

2つ目のピジェの問題、「新羅」の国名が持つ3つの意味を探すトンマンとユシンは、ついに3つ目の意味を知る手がかりを見つける。それはチンジ王の遺品であるソヨプ刀だった。刀の柄を虫眼鏡で見ると、細筆で「徳業日新、網羅四方」と刻まれていた。さらにそれが三韓一統(高句麗、百済、新羅の三国統一)を意味すると知る2人。
列仙閣(ヨルソンカク)でムンノの「新羅の国名が持つ3つ目の意味は?」という問いにほかの花郎は誰も答えられず、ユシンだけが「徳業日新、網羅四方」と答える。そしてその本当の意味は何だと問うムンノだが、ユシンはそれ以上調べなかったとウソをつき、三韓一統については語らなかった。ムンノはがっかりした様子を見せるが、ひとまず2つ目のピジェでは、ユシンが一勝を挙げる。
ムンノの部屋を訪れたトンマンは、「徳業日新、網羅四方」について話し出す。そこで「徳業日新、網羅四方」は三国統一だと語り、新羅に不可能な夢を持たせて、必ず女王になり、大業を成してみせると宣言する。 一方、トギル寺へムンノの書物を取りに行ったピダムは、偶然「ヒョンジョン」と「インミョン」という名前と誕生日の書かれた紙を見つける。もしやと思ったピダムは、王室の書庫にある史書を調べ、自分がチンジ王とミシルの間に生まれたことと「ヒョンジョン」という名であることを知る。ムンノに破門にすると言われながらも、ピジェに出ることを決意するピダム。ピダムはトンマンに必ずユシンを風月主(プンウォルチュ)にしてみせると言う。 武術大会当日。対戦順を決めている武芸道場にピダムが現れる。
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第34話

ピジェの武術大会当日。突如会場に乱入したピダムは、ピジェに参加したいと申し出る。ピジェには花郎(ファラン)しか参加できないという風月主(プンウォルチュ)のホジェに、国仙(ククソン)の弟子としてピジェに参加する資格がある主張するピダム。そして、その場で花郎を1人倒し、代わりにピジェに参加させてくれと頼む。騒ぎを聞きつけ駆けつけた国仙のムンノが、ピダムを弟子だと認め、ピダムの参加が決まる。
一方、チュンチュを連れたテナムボがソラボルの近くまで到着したという知らせが来たものの、なかなか到着しないチュンチュにしびれを切らすミシルたち。実は到着が遅れていた理由はチュンチュが馬に乗れないからだった。
輿に乗り移動していたチュンチュは、テナムボの勧めで馬に乗る練習をすることに。しかし、少し乗っただけで疲れたから宿で休むと言い出す有様。しばらくしてテナムボがチュンチュを起こしに行くと、部屋はもぬけの殻だった。焦ったテナムボは急いでチュンチュを探させる。その頃、チュンチュは1人でソラボルのピジェ会場へ向かっていた。 ピジェではユシン、アルチョン、ポジョン、ピダムが順調に勝ち抜き準決勝へ。準決勝はユシン対アルチョンとピダム対ポジョンの対戦となる。ユシンはアルチョンに勝ち、ピダムはケガをした足をポジョンに狙われ、危うく負けそうになるが、師匠のムンノから盗んだ技を繰り出してポジョンを倒す。ピダムの技を見たムンノは、教えてもいないのに技を習得したピダムの力に目を見張る。 決勝戦はピダムとユシンの戦いに。真剣勝負を挑むユシンに対し、ピダムはユシンを勝たせて風月主にさせるため手を抜き、わざと負けようとする。それを見抜いたチルスクが立ち上がり、八百長だと指摘するのだが…。
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第35話

風月主(プンウォルチュ)を選ぶ武術大会においてチルスクはユシンとピダムの決勝戦に不正があると指摘。ミシルやトンマン、ムンノらと協議した結果2人の決勝戦は無効となり、ピダムは失格、ユシンはチルスクの攻撃を10回防げれば優勝を認めるという条件を出され見事優勝を手にする。
宮殿の外では一人でソラボルに来たチュンチュが、チュクパンに宮殿内の派閥争いや王族の話を聞き出していた。一方チュンチュを逃したテナムボはミセンに叱られる。今回、隋の国にチュンチュを迎えに行ったテナムボはミセンの命でチュンチュに土下座をし、チョンミョンを殺したことを謝罪したのだった。
アルチョンに出くわし、チョンミョンの死因を問われ一触即発の状況に陥ったテナムボ。そこへ現れたチュンチュはチョンミョンのことは許したと話す。 チュンチュが戻ったと聞き喜んで会いに行くトンマン。母チョンミョンに代わって何でもしてやるというトンマンに、チュンチュはチョンミョンの代わりになれるのはトンマンでなく自分だと言い放つ。 そしてユシンを風月主と認めるための会議が開かれる。そこでソルォンは歃良州(サムニャンジュ)に強制移住させられた伽耶(かや)の流民をユシンが一族の土地である押梁州(アンニャンジュ)に住まわせていることを指摘し、復耶会(ふくやかい)とかかわりがあるとの疑惑を明らかにするよう迫るが…。
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第36話

風月主(プンウォルチュ)の最終決定で、復耶会(ふくやかい)とユシンの関係が疑問視され、風月主の決定は先送りとなる。ソルォンはユシンに、ことを丸く収めるには復耶会(ふくやかい)の長の首を取ってくるしかないと言う。ウォルヤとソルチは、ソルチを差し出して風月主になれと言うが、ユシンは小さなものが集まって力となるのだと言い、断固拒否する。そして、ミシルに風月主の辞退を申し出るが、ピジェを見た者は自分が落とされるのは納得しないはずだと主張する。するとミシルは、ユシンの家に隠されているはずの「伽耶(かや)人に無償で領土を分け与える」という内容の証書を出してくる。
結局ミシルたちの目的はユシンを手に入れることだった。それを知ったトンマンはユシンにソルチを差し出すよう促す。しかし、ユシンはそんなことをすれば次々と自分の民を差し出すことになってしまうと言い、王は自分の身を売ってでも民を守らねばならないとトンマンを諭す。2人のやりとりを聞いていたムンノは、ユシンを呼び出し、どうやってこの難局を切り抜けるのかと問う。ユシンの答えを聞いたムンノは、彼の器量に驚き、「三韓地勢」を完成させユシンに譲ることを決意する。 一方、トギル寺を訪ね「三韓地勢」がなくなっていることに気づいたピダムは、ムンノの後をつけて賭場へ入る。そこで賭場の主とムンノの会話を盗み聞き、ムンノがユシンに「三韓地勢」を譲ろうとしていることを知り、衝撃を受ける。 その頃、決意を固めたユシンはミシルの前にひざまずき、助けを請いていた。ミシルは、自分のもとに来るつもりなら、約束の証として、ハジョンの娘ヨンモと結婚するよう提案するが…。
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第37話

伽耶(かや)の民を救うため、ミシルの一族との結婚を選んだユシン。その選択にトンマンの心は千々に乱れる。ユシンはそんなトンマンに、自分は三国を統一するために誰よりも優れた武将となるからトンマンはミシルを越える政治家になれと話す。
一方、ユシンに渡すために「三韓地勢」を完成させようとするムンノに対し、ピダムはなぜユシンなのかと問い詰める。しかしムンノは、お前はミシルと同じだと言い放ち、背を向ける。
ついに本を完成させたムンノ。本を運ぶムンノの前にピダムが立ちはだかる。ユシンに渡すなら自分を斬ってから行けと言うピダム。ムンノとピダムが戦う中、賭場の主ヨムジョンの差し向けた刺客が毒矢を吹く。毒矢はムンノの首に命中。ピダムは毒矢に倒れたムンノを背負い必死に走る。しかしピダムの努力もむなしく、ムンノは「なぜ本を持ち去らずに自分を背負って走ったのか、最後にお前の心が分かった、ソラボルで花郎(ファラン)になれ」と言い残し息を引き取る。 花郎の会議に突如現れるピダム。ピダムの手には彼を花郎と認めるというムンノの文があった。ピダムは、師匠のムンノは太白山(テベクサン)に入ったから師匠の後継者として彼の志を継ぐとトンマンに告げる。 その夜、ムンノを殺したヨムジョンの賭場に忍び込んだピダムは、彼に剣を突きつけ「三韓地勢」のありかに案内させる。するとそこには本を破り、紙風船を折るチュンチュの姿があった。
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第38話

ムンノを殺されヨムジョンに復讐を果たしに来たピダム。しかしそこには三韓地勢(サマンジセ)を折り紙にして遊ぶチュンチュがいた。怒るピダムにヨムジョンはチュンチュの正体を教え、共にチュンチュを王に立てようと持ちかける。ピダムはヨムジョンの顔を斬りつけ、自分を裏切るなと警告したうえでヨムジョンと手を結ぶことに。
その頃市場では続く日照りの影響で穀物の価格が急騰し、食料を買えない民が店の主を殺すという事件が起きる。それを聞いたトンマンたちは価格が急騰した理由を探り始める。するとソルォンやハジョンら貴族たちが穀物を高値で買い占めていることが判明する。 貴族たちの無謀な買い占め方に疑問を抱くトンマン。そこでその疑問に答えられるのはミシルしかいないと考え、訪ねることに。その問答の中でトンマンは貴族たちの意図をつかむ。凶作になるたびに貴族たちは穀物を買い占めて自作農を没落させ、その土地を没収して領土と奴婢、さらには税収を増やしていたのだ。 トンマンはこうした貴族たちのもくろみを阻止しようと打って出る。王室の蔵を開け非常用の救恤米(きゅうじゅつまい)を市場に流通させて穀物の価格を下げ、高値で買い占めた貴族たちを揺さぶる作戦に出るが…。
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第39話

買い占め騒動で、兵糧を売り出す策に出たトンマン。結局、焦った貴族たちが穀物を売り、価格が急落。半分に下がったところでトンマンが買い戻し、かなりの利益を得る。 そんな王女に不満を持ったセジョンたち大等は、ファベク会議を通してトンマンに制裁を加え政務から手を引かせようとするが、トンマンの「買い占めを禁じる律令を出す」という一言でひとまず引き下がる。
一方、穀物の利益を使い、武器を作る良質な鉄で農機具を作らせることにするトンマン。そんな中、セジョンの領地、安康城で農民が暴動を起こす。理由は不作で収穫量が減ったにもかかわらず、ハジョンが例年どおりの租税を取ったためだった。怒った民は、安康城の太守を人質に取り、城を占拠。不作なら減税すべきだとハジョンを問い詰めるトンマン。するとハジョンは、王室が租税を受け取らないなら、その分税を減らし民に返すと言い放つ。結局埒が明かず、トンマンはみずから安康城に出向き、村長と話し合うことに。そして、反乱の首謀者を処罰せず、穀物を返してやる代わりに、新しい農機具で荒れ地を開墾するよう命じる(ただし低い利子で来年300石返すという条件付き)。だがトンマンの期待とは裏腹に、安康城の民は穀物を持って逃げ出してしまう。
ユシンが捕らえた村人の前に立つトンマン。村長に逃げた理由を問いただすと、開墾できなければ借金が増えるだけだ、結局王女も利子を取りたかっただけなのだろう、という答えが返ってくる。トンマンは彼らが奴婢にならずにすむよう土地を与えたかったのだと力説するが、村人たちはただ命を助けてくれと訴えるだけ。そこでトンマンは、どんなことがあっても農民たちに土地を与え、希望を与えると言いながら、ミシルの忠告どおり暴動の首謀者を切りつける。
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第40話

心臓病を患ったチンピョン王は、トンマンの婚儀を行って世継ぎを決め、王位を安定させようと試みる。それを聞いたトンマンは、ピダムにようやく始める時が来たと話す。
チンピョン王は、すべての貴族に副君(プグン)(王女の婿で王位継承者)になる機会があると告知し、ミシル側の貴族を取り込もうとする。しかし、それに対してミシルたちは、貴族に連判状を送り、手を回す。副君に関し論議する会議で、トンマンは、結婚はせずみずから副君になると宣言する。ミシルは、女が王になるという自分の想像を絶する発言に衝撃を受け、家臣や花郎は女の王という前代未聞の発想に戸惑う。
女王という前例はないが、聖骨でない真骨の王も今までにないこと。チンピョン王は、女である以前に、聖骨という身分を持つトンマンなら王になれると応援する姿勢を見せる。 トンマンが副君に立つ件を決議するファベク会議の前日。知らせを聞いたチュンチュがミシルを訪ねる。チュンチュと話したミシルは、慌てた様子でセジョンのもとを訪ねる。 ファベク会議当日、副君に推薦する人物を連れてきたと言って現れるミシル。なんとそこにはチュンチュの姿が…。驚く一同の前で、チュンチュは、骨品制は野蛮な制度だと言い放ち場が凍り付く。
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第41話

ミシルと現れて副君(プグン)に名乗りを上げるチュンチュにトンマンたちは戸惑う。だがヨンチュンはチュンチュを副君にすべきと主張し、王室は分裂の危機に陥る。しかしトンマンは自分とチュンチュを仲違いさせるミシルの策だと踏み、チュンチュと争わないと決める。
ミシルはセジョンに、チュンチュをソルォンの孫ポリャンと結婚させないことを条件に副君として立てることを事前に同意させていたが、将来ソルォンに実権を握られるのを恐れるセジョン親子は、近しい花郎を呼び集め万一の事態に備えて味方に引き入れようとする。それを知ったソルォン親子も対抗して近しい花郎たちに協力を要請するのだった。
一方チュンチュはヨンチュンに協力を求め、さらにヨムジョンを使ってポリャンを連れ去る。ソルォン親子は状況からセジョン親子の仕業と勘違いし、両者はさらに険悪に。 そんな中、寝所から出ず誰とも会わないミシル。しかしピダムだけは中へ通したうえ外へ遊びに行こうと誘い、チルスクら少数の部下を連れて清遊に出る。 セジョンとソルォンの仲違いはチュンチュの計略であると気づいたトンマンたちはチュンチュを捜すが、チュンチュはみずから宮殿に現れ、ポリャンと婚礼を済ませたとチンピョン王に報告する。そこでトンマンはチュンチュが皆を分裂させ、ソルォンとヨンチュンとの三者で新勢力を形成し王位を狙うつもりだと悟るのだった。
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第42話

突如、王の前に現れ、ポリャンと婚礼を挙げたと発表するチュンチュ。チュンチュはトンマンに、自分がミシルを利用したのだと得意満面だが、トンマンはもし失敗したら、自分が手を差し伸べるからその手をつかむよう頼む。
一方、物見に出かけたミシルは、東屋でピダムに昔話を始める。王妃になるという夢が、しがない夢だったとつぶやくミシル。ピダムも三韓一統という自分の夢を語りながら、ミシルにしがない夢は諦めたらどうかと勧める。しかしミシルは、しがない夢だとは認めるが、諦めはせず新たに出発するだけだと意味深な発言をする。
その頃、ソラボルでは不信感を募らせたソルォンとセジョンが、互いをさらい合うという大変な事態になっていた。しかしソルォンがセジョンを捕らえた目的はミシルの変化を話し合いたいというものだった。ソルォンは、ミシルの変化からあることに気づいていたのだ。 仲間割れを放っておくというミシルらしからぬ行動に不安を募らせるトンマン。ミシルの居場所を突き止めたトンマンは、急いでソラボルを出る。東屋でミシルと話し、トンマンは自分の心配どおりミシルが王になる決意をしたことを知る。
都に戻ったトンマンは慌ててチュンチュを捜し、私たち2人が眠れる龍を目覚めさせてしまったと話す
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第43話

自分たちがミシルを目覚めさせてしまったというトンマンに対し、チュンチュは聖骨でもないミシルに王になる資格があるのかと問う。神国を担ってきたミシルなら資格はあるが、貴族という基盤を無視できないミシルが王になることは新羅の発展の妨げになる。だが自分が王になったら、民という私の基盤をもっと大きくする。そう言って、トンマンは、チュンチュに差し伸べた手をつかむかどうか選ぶよう話す。 一方、セジョンたちの前で王になると宣言し、協力を求めるミシル。ソルォンとセジョンは、ミシルを王にすることで再び結束する。
ミシルが、自分の母と父を殺したと知ったチュンチュは、ミシルの恐ろしさを思い知る。自分に対抗できる方法は、トンマンのように命を掛けるか、そのまま死ぬか、2つだけだと言うミシル。失意の中、チョンミョンの祠を訪ねるとそこにトンマンの姿が。トンマンは自分がソラボルに来た時の思いを語り、チュンチュに「一緒に始めよう」と話す。
そんな中、貴族たちの分裂を計り、租税改革案を提案するトンマン。税率の基準となる所有地の決定に悩んでいると、突如チュンチュが現れた。そこでトンマンの狙いを的確に言い当てるチュンチュ。こうしてチュンチュは、ミシルに勝つためトンマンと手を組むことにする。 家臣たちの前で領地5000束を基準に、税率を分けると宣言するトンマン。トンマンの狙い通り、5000束以上とそれ以下の領地を持つ貴族が分裂し始める。弱小貴族が上大等セジョンに対し、次々と改革案の可決を要求してくる中、ついに貴族と民が傍聴するファベク会議が行われた。しかし賛成9、反対1という思わぬ割合で否決。これはミシルが民の恨みを買わないように考えた策だった。ユシンたちが落胆する中、トンマンは、とっさに満場一致制を多数決に変えるよう発案する。
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第44話

ファベク会議を満場一致制から多数決制に変えることを提案したトンマン。結果は否決となったが、それはどんな良案も満場一致制では通らないことを見せつけ、ファベク会議の無用性を示すためのトンマンの策であった。 さらに租税改革案も効果が現れ、貴族の中にもトンマンを支持する動きが出てくる。ピルタンの父チュジンらも同意を示すが、チュジンはセジョンとも結びついていた。
そんな中ミシルは王位につこうと策を講じていく。自身はヨムジョンにピダムを連れて2日間ソラボルを離れるよう依頼し、ソルォンとハジョンはそれぞれヨンチュンとソヒョンに眠り薬を入れた酒を飲ませる。
翌日、トンマンの政務停止を案件とした緊急ファベク会議を招集し、ソヒョンとヨンチュン抜きの大等8人で決議しようとするセジョンたち。遅れて到着したソヒョンたちが兵士に阻まれ列仙閣に入れないのを知ったユシンは侍衛府を率いて列仙閣に突入。案件は否決されたが、セジョンはユシンらが武力で乱入したことを責め、示し合わせていたソルォンがユシンらを大罪人として捕らえようと兵部を率いてきて侍衛府と一触即発の状態に。 一方ヨムジョンに拘束されたピダムはミシルが軍事政変を起こしトンマンが危機に陥るはずだと説明するが、ミシルを恐れるヨムジョンはピダムをなかなか解放しない。 列仙閣前ではミシル側の策略で兵部の兵士が殺されたのを引き金に兵部と侍衛府の乱闘が始まる。その最中、復耶会の砦から戻ったトンマンとチュンチュはセジョンが殺された(ミシル側の策略で実際は軽傷)と聞きつけ、ミシルが乱を起こしたと悟る。
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第45話

ヨルソン閣でセジョンが刺された件で、ユシンとヨンチュンなどの大等は反乱の容疑に問われ、トンマンが政変の首謀者に仕立て上げられる。 ミシルの策にはまったトンマンとチュンチュは、テナムボにより拉致されるが、チュクパンとコドに助けられ、宮殿を抜け出すべく神殿にある秘密の通路へ向かう。 一方、ミシルから玉璽(ぎょくじ)(王の印)を守るため逃げるソファ。しかしチルスクに見つかりミシルの隠し部屋にかくまわれる。
そんな中、ヨルソン閣では、上大等の殺害容疑で全員捕らえるというソルォンに対し、ヨンチュンが王の許可を取ってこいと抵抗していた。
急いで玉璽を探させるミシル。ソファが怪しいと感づいたチルスクは、隠し部屋に戻りソファから玉璽を奪い取る。これにより、とうとう王女を捕らえるよう逮捕令が出される。 花郎全員が駆り出され王女を捜す中、神殿の前で兵に見つかってしまうトンマンとチュンチュ。追い詰められる2人の前にヨルソン閣を脱したユシンが登場。トンマンとチュンチュを助け、宮殿の西門へと向かう。だが、あと一歩のところでチュンチュが転び捕まってしまう。仕方なく剣を捨てるユシンとトンマンだが、そこへピダムが現れ、兵に弓を放つ。さらにヨムジョンら援軍の登場で、宮殿脱出に成功。しかし、迫り来る兵を止めるため、自分は残ると言い出すユシン。トンマンが必死に止める中、ユシンは門を閉め、兵に飛びかかる。
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第46話

トンマンとチュンチュを逃がすため、宮殿に1人残ったユシンは兵に立ち向かっていく。だが、結局ソルォンに捕らえられ、アルチョンと共に王女の居場所を吐くよう尋問を受ける。 神殿の秘密通路に入ったチュクパンは、偶然ソファのいるミシルの隠し部屋に出る。ソファと共に宮殿を出たチュクパンは、王女のもとに向かう。
宮殿を出たトンマンは、遠くに身を隠せと言うチュンチュの意見に反対し、ミシルと決着をつけると宣言。部下を総動員して、町中に王女の名が記された「ミシルを捕らえろ」という内容のお触れを貼り、家臣の家に矢文を送りつける。王女の文を受け取った家臣たちはミシルに不信感を抱き始める。
一方、ミシルは家臣を便殿に呼び集め、病気のチンピョン王から全権限を委任されたと発表する。そして、衛国令(ウィグンニョン)(戒厳令)を出し、都で5人以上集まることと武器の所持を禁止する。 そんなある夜、ユシン、アルチョンを救うため、牢破りを計画したウォルヤとソルチは、兵部(ピョンブ)へ忍びこむことに成功する。だがウォルヤたちの動きに気づいたチルスクが、ミシルに報告。ミシルは、ユシンだけ放つよう命じる。 ユシンを救い出したウォルヤたちは、無事、王女のもとへたどり着く。しかし、喜びもつかの間、チルスクの兵が現れ奇襲を仕掛ける。
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第47話

チルスクらに囲まれたトンマンたち。ソファの提案により、ソファをトンマンに見せかけて敵を引きつけ、その間にユシンがトンマンを連れて逃げるという作戦に出る。トンマンたちは無事に逃げたが、ソファはトンマンと勘違いされチルスクに殺されてしまう。
トンマンはこれ以上自分のために犠牲者を出さないようにと潜伏するのをやめ、行動を起こすことを決意。自分の身に何かあってもチュンチュがいるからとユシンを説得する。
一方宮殿では唐国の使節団が突然やってくると分かりミシルたちは対応に追われる。使節団が宮殿に向かう道の途中、見物に来た民が群がる中で空から大量のビラが撒かれ大騒ぎになる。そのビラにはトンマンとチュンチュの名で「王様を救え」と書かれており、民だけでなく使節団もビラを目にすることに。ビラは宮殿内の花郎や大等たちの手にも渡り、皆衛国令が敷かれた現状に疑問を抱くようになる。 唐国の使節団と接見したミシル。使節団の長である正使に友愛の証として黄金千貫を要求されるが、ミシルは差し出せないと拒絶する。すると正使はトンマンたちのビラを出し、混乱している新羅に内政干渉しようとするが、ミシルが正使を論破して丸く収まる。 接見が済み外へ出てきたミシルたち。ミシルを呼び止める声に振り向くと、兵士の格好を装ったトンマンが立っていた。
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第48話

突如宮殿に現れたトンマンは、驚く家臣やミシルに対し、自分を逮捕して公開尋問を行うよう要求する。 こうなったらトンマンを殺してしまえばいいというミシルの部下たち。しかしトンマンが死んだ途端、貴族たちがチュンチュにつくのは目に見えている。ミシルは、チュンチュが生きている限りトンマンを殺すことができない。悩んだ末、ミシルは公開尋問を開くことに決め、当日大貴族を呼び寄せ、彼らの兵をすべて兵部に帰属させるよう命じる。
その頃、ユシンがトンマンを宮殿に行かせたと知ったピダムとチュンチュは、どうしたら王女を救い出せるか、その策を考えていた。ピダムは、花郎を味方につけるため、国仙の名を記した文を使うことを提案。チュンチュはチュジンの屋敷を訪ね、自分に協力するか、ミシルに従うか、選択を迫る。
公開尋問当日。チュジンを筆頭に多くの貴族たちがチュンチュの元へ集い、チュンチュは兵を指揮し宮殿へ進撃する。 一方、宮殿に忍び込んだユシンたちは、王の宮殿を守る花郎のもとに「花郎たちは義に従え
国仙」という内容の矢文を放つ。花郎たちはユシンに従うことを誓い、即座に王の救出にかかる。その直後、武芸道場の空から「王様を救った」というビラが大量に降ってくる。それを見て負けを悟ったミシルは、立ち上がりトンマンに弓矢を向ける。トンマンは手を広げ「あなたの負けだ、さあ撃て」と心の中でつぶやく。
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第49話

公開尋問でトンマンに向けて矢を放つミシル。矢はトンマンの胸に命中するが、ソヨプ刀のおかげでトンマンは命拾いする。チンピョン王が花郎に救い出されたと聞いて、武芸道場を逃げ出すミシルたち。ミシルの配下に囲まれるトンマンだが、危機一髪のところでピダムとその部下が現れ、トンマンを救う。
ミシルは宮殿の正面を突破し、難攻不落のテヤ城に逃げ込む。早速、宮殿内に残るミシルの配下をえり分けようとするトンマン。だが、作業は難航する上、国の重要事項はすべてミシルのいるテヤ城に報告されていた。ミシルの存在の大きさに焦ったトンマンは、切り札を使うことを決意する。その切り札とは、ソファがミシルの部屋から持ち出した、「ミシルを刺殺せよ」というチヌン大帝の勅書だった。トンマンは、ピダムに復耶会の砦に隠してきた箱を持ってくるよう命じる。
復耶会にある大木の根元を掘り起こしたピダムは、箱の中の勅書を見て驚く。悩んだ末、ピダムはひそかにミシルのいるテヤ城に忍び込み、ミシルに会う。 一方、チュクパンからピダムがテヤ城に入ったと報告を受けるトンマン。さらにソファがあの勅書はピダムとも関係があると言っていたと聞き、トンマンは不安を覚える。 ミシルのもとから戻ったピダムは、トンマンに箱の中には何もなかったとウソの報告をする。トンマンはそんなピダムに、ミシルとどんな関係かと尋ねる。同じ頃、侵入したピダムを生かして帰したミシルに驚いたセジョンたちも、ミシルにピダムとの関係を問い詰めていた。
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第50話

ピダムがチンジ王との間にできた息子だと明かすミシル。一方ピダムはミシルとは何の関係もないと嘘をつき、トンマンは疑問を抱く。
難攻不落のテヤ城を攻略する方法を考えあぐねるトンマンたち。テヤ城の水路を塞いで毒を流そうというピダムの案を応用し、偽の軍事機密を敵に漏らして不安をあおる作戦に出ることに。トンマンはその作戦を盾にミシル勢力との連合をはかるためミシルと会談を行う。
トンマンは新羅が大業を成すために必要な人材としてミシルを求めるが、ミシルはみずからの血を注ぎチヌン大帝と作り上げた新羅をトンマンと分かち合えないと言い、交渉は決裂する。そこでピダムは「ミシルを殺せ」と書かれたチヌン大帝の勅書を見せ降伏を勧めるがミシルはそれをも拒絶。結局トンマンは内戦に突入することを決める。 そんな中、百済と隣接した速含城の幢主(タンジュ)、ヨ・ギルチャンが全兵力を率いミシルを助けに向かうが、ミシルは百済との前線が崩れることを懸念し引き返させ、争いをやめることを決意。ソルォンに後処理を任せ毒を飲み、死を待つミシルのもとへ駆けつけるピダム。ミシルはピダムを気にかけ恋心も大義も新羅も分かち合えるものではないと助言し、トンマンが到着する前に息を引き取るのだった。
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第51話

テヤ城でミシルが自害し、ピダムは逃げるように部屋を飛び出す。ピダムの後を追ったトンマンは、ピダムにミシルの死を見てなぜ泣いたのかと問う。無言で去ろうとするピダムを止め、話さないと私たちの関係は終わりだというトンマン。ピダムは、震える声でミシルは自分の母親だと答え、ミシルが自分を息子と認めたことがないから自分では母親だと言えなかったのだと告白する。
一方、テヤ城ではミシルの残した兵の引き継ぎが行われていた。しかしチルスクはミシルの退去命令を拒み、トンマンを殺すと決意する。
ピダムとトンマンの前に現れたチルスクは、トンマンに襲いかかる。折良く駆けつけたユシンとピダムがチルスクを倒し、チルスク、ソファ、トンマンの因縁は終わりを告げる。 その後、チンピョン王の病が悪化し死去。トンマンはソルォンなどミシルの部下たちを殺さず人材として利用するため、ミシルの乱ではなく、すべての罪をチルスクとソップムに被せると宣言する。 またピダムとの信頼関係を取り戻したトンマンは、ソルォンたちのまとめ役としてピダムを司量部の長官に任命し、正式に即位式を迎えるのだった。
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第52話

女王となったトンマンは、防衛に力を注ぐ前に、民に鉄製農機具を分け与え、最終的にはすべての民に土地を持たせようと考える。守らなければならない自分たちの土地が生じることで、国に対する忠誠心をより強くさせようという狙いだった。
またユシンに対しては復耶会の解散を要求し、伽耶人を新羅の民として受け入れると話す。
時は流れ、百済との戦で大勝利を収めたユシンが帰還する。そんな中、司量部(王室の監察機関)では、復耶会の存続を知り、ピダムが証拠探しに奮闘していた。 宮殿の各部署に復耶会の密偵がいることを知ったピダムは、女王トンマンにその調査の許可を求める。許可を得たピダムは、ソルチとウォルヤをはじめ各部署から密偵を逮捕。復耶会の暗号を利用し、尋問することなく、復耶会であることを吐かせる。何も知らないユシンは、ウォルヤが捕らえられたことに疑問を覚えピダムを訪ねる。ピダムは女王様の許可を得たことだからと、トンマンに直接訪ねるよう促す。 トンマンはユシンに、せっかく伽耶人の差別をなくす律令を出し、優遇してきたのに、なぜまだ復耶会が存続しているのだと言い、ウォルヤと伽耶を捨てろと命じる。そしてウォルヤが復耶会の首領だという証拠をつかんだピダムは、トンマンにユシンとウォルヤの関係の調査を申し出るのだが…。
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第53話

ウォルヤが脱出したことで、復耶会との繋がりを調査されることになったユシン。ピダムはユシンにみずから伽耶を一掃し、ウォルヤの首を取ってくるよう忠告する。
一方、トンマンを訪ねたチュンチュは、ピダムの背後にはミシルの残党と新たな勢力がおり、ユシンの失脚によりピダムの力が増大するため、ユシンの勢力を打つなと進言する。
ウォルヤが脱出したことで、復耶会との繋がりを調査されることになったユシン。ピダムはユシンにみずから伽耶を一掃し、ウォルヤの首を取ってくるよう忠告する。 一方、トンマンを訪ねたチュンチュは、ピダムの背後にはミシルの残党と新たな勢力がおり、ユシンの失脚によりピダムの力が増大するため、ユシンの勢力を打つなと進言する。
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第54話

自ら宮殿に戻ったユシンは、伽耶人の支持を得るためには、復耶会までも受け入れなくてはならないとトンマンを説得する。ユシンのかたくなな態度に腹を立てたトンマンは、司量部にウォルヤ逮捕と復耶会の一掃を命じ、ユシンを島流しにすると宣言する。またチュンチュを内省の長官に昇格させ、今まで女王直属だった司量部を、内省の管理下に置くことにする。自分が遠ざけられたことに衝撃を受けたピダムは、トンマンに自分が信じられないのかと問う。そんなピダムに、トンマンは「自分はもう女ではない、自分が女王である限り、誰のものにもならない」と言い放つ。
一方、流刑になったユシンに、トンマンは密かに百済軍の偵察を命じる。百済の陣営に潜り込んだユシンと部下たちは、百済軍がテヤ城攻撃を計画していること、テヤ城に密偵がいて城門を開ける計画を立てていることを知る。百済王への密旨を奪い逃げようとするユシン。だが敵兵だということがばれ、百済兵に囲まれてしまう。しかし危機一髪、ウォルヤ率いる復耶会の戦士が登場しユシンを救い出す。救い出したユシンに向かって、伽耶人か新羅人か選択しろと迫るウォルヤ。「伽耶はもうない」というユシン対し、ウォルヤは同盟は終わったと言い去っていく。 ユシンから知らせを受けたトンマンは、急いで家臣を集め、テヤ城に百済軍が迫っていることを告げる。家臣たちが騒然とする中、ポジョンが現れ、百済陣営にいたユシンを密偵容疑で捕らえたと報告する。
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第55話

ユシンを密偵容疑で捕らえたというポジョン。だがトンマンは、ユシンは私の命令で百済に行っていたのだと明かす。 ユシンの情報により、テヤ城にいるという「黒」で始まる名を持つ密偵を捜すが、黒で始まる名の者はいないと判明。そのためユシンがウソをついていたということになり、家臣たちはトンマンにユシンの処刑を求める。さらにユシンがウォルヤとソルチと会っていたことがピダムの報告により分かり、トンマンは窮地に追い込まれる。
ピダムにユシンを捨てろと迫られるトンマン。悩むトンマンにチュンチュは、ユシンと伽耶を分けなくても解決する方法がある、それは自分キム・チュンチュだと話す。
一方、ユシンに説得されたピダムは、もう一度テヤ城にいる兵士の名を調べ「黒」という部首を持つ名前の門兵がいることを突き止める。そこでこっそりポジョンをテヤ城に送り、その者を始末するよう命じるが、時すでに遅し、テヤ城は百済軍の攻撃を受け燃えていた。 テヤ城陥落の知らせを受けて驚くトンマンに、ピダムはソルォンにユシン軍を指揮させようと提案。それに反発するユシン軍の兵士だが、ユシンはソルォンに従うよう命じる。
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第56話

ユシン軍を率いてソルォンが出陣した後、トンマンはチュンチュと共に密かにウォルヤに会う。伽耶人の戸籍を抹消し、トンマンの死後も伽耶人ということで差別を受けないよう保証する代わり、復耶会全員の名簿と復耶会の解体を要求するためだった。そして3日後の同じ時刻、返事をするよう命じる。
一方、期待していたソルォン軍も百済の遊軍にやられ大敗。負傷したソルォンは、ユシンに赤いかぶとの武将に気をつけろという文を残し、息絶える。
3日後、約束の場所で待つトンマンだが、なかなかウォルヤが現れない。痺れを切らしたトンマンは、チュクパンに案内させ復耶会の根城に乗り込む。復耶会の人々の前で戸籍を燃やしたトンマンは、チュンチュに「何としてもウォルヤと話をつけろ、もしできない場合はみな生かしておかない」と言ってその場を去る。 そんな矢先、新羅に2万の百済軍が迫っているという知らせを受け宮殿は大騒ぎに。ユシンに軍を指揮させるべきだという話も出る中、緊急会議が開かれる。すると会議の場に復耶会が宮殿に現れたという知らせが届く。ざわめく家臣の前で、チュンチュは復耶会が女王様に忠誠を誓ったと報告する。それを聞いたトンマンは、すぐさまユシンを呼び寄せて自分の剣を与え、神国を救うよう命じるのだった
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第57話

トンマンとチュンチュの努力が実り、ついに復耶会は解体し、ウォルヤたち伽耶人は神国の民として神国を救うことを誓う。上将軍に復帰し戦場に向かったユシン。しかし、赤いかぶと率いる百済の遊軍は恐るべき速さを誇り、誰も歯が立たなかった。その速さを推し量ることができず、作戦を立てかねていた新羅軍だったが、ユシンは遊軍をぬかるみに誘い込むことで、遊軍が2隊いることを見抜く。
その頃ソラボルでは、ピダムがトンマンに都からの避難を勧めていた。家臣の中からは兵士の士気が落ちると心配する声と、安全のために避難しろと言う2つの意見が出る。悩んだ末、避難せずソラボルを守ると決意するトンマン。そんなトンマンに、ピダムは自分がソラボルを乗っ取るかもしれないから怖いのかと問う。自分の真意を理解してくれないトンマン対し、なぜ変わってしまったのだと嘆くピダムだが、トンマンは王としてこうあるしかないと冷たく答えるのだった。
遊軍のからくりを突き止めたユシンは、百済の本陣を討つため、おとり作戦を立てる。イムジョンにユシンのふりをさせて一方の遊軍をおびき出させ、その間に新羅の本陣を攻撃してくるであろう、もう一方の遊軍を攻撃しようというもの。そうとは知らない「赤いかぶと」こと新羅の将軍ケベクは、新羅の本陣に攻撃を仕掛ける。幕舎に押し入るが中はもぬけの殻。訳が分からず呆気に取られる百済軍に突如、火矢が降り注ぐ。
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第58話

百済軍の裏をかき、百済軍に火矢を浴びせかけたユシン軍。乱闘の中、ユシンは赤かぶとの将軍ケベクと剣を交わす。 トンマンの部屋にやってきたピダムは盟約書を差し出した。それには、トンマンの死後、政治と権力から一切手を引くと書いてあった。彼の心を信じるトンマンは、ピダムとの結婚を決意し、ユシンの戦勝を称える場で、ピダムとの婚儀を発表する。
ピダムの、盟約書を見たチュンチュは、「人は変わり、勢力は個人の思い通りにはならない」と結婚に反対する。そんなチュンチュに、トンマンは自分の死後ピダムが約束を守らない場合は、刺殺せよという内容の勅書を手渡す。
一方、「千年の名」や「王座」よりもトンマンへの想いを取ったピダムは、「三韓地勢」をユシンに譲ることを決意する。ピダムが「三韓地勢」を持ち出したことを知ったヨムジョンは、彼の部屋を探すうち、偶然トンマンと交わした盟約書を見つけ、慌ててミセンたちに報告する。彼らはピダムが権力を手放さず、王座に就けるよう、ある作戦を立てる。 そんな中、唐からの使臣が到着する。使臣はトンマンの前で女王を否定する発言をし、怒ったトンマンは、その場で使臣団を監禁するよう命じる。使臣が女王を侮辱する発言をした裏には、必ず何か新羅に対して大きな要求があるはず。それを探るため、トンマンは使臣からのワイロをすべて受け取るよう指示する。数日後、使臣がピダムに贈ったカラスの羽の扇がトンマンのもとに届く。一見普通の扇に見えるが、実はピダムの一派が使臣と交わした密約が書いてあるものだった。密約書であると見破ったチュンチュは、扇をあぶり布に複写する。浮かび上がった文字を読み上げるユシンが言葉に詰まる。そこには唐の使臣の名と上大等ピダムの名が記されていた。
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第59話

使臣を訪ねたピダムは、密約が書かれた烏羽(うば)扇(せん)は、すでに自分宛てに送られたと聞かされる。しかしその烏羽扇がトンマンの手元へ渡ったことを護衛から聞き出したピダムは、震える手を押さえトンマンの部屋を訪ねる。ユシン、アルチョン、チュンチュが見守る中、使臣からピダムへのワイロだと烏羽扇を出すトンマン。するとピダムは素直に、これは自分の名で使節団に渡された密書だと話し、自分とトンマンの間の盟約書のことが、ピダムを支持する貴族たちに知られてしまったと打ち明ける。怒りを露わにして責任を追及するチュンチュだが、ピダムはトンマンに、この件は自分が解決するから任せてほしいと頼むのだった。
一方、ピダムの一派の貴族はこっそり鉱山の作業員と偽って傭兵を集めていた。鉱山で軍事訓練を行う兵たちの姿を見て、彼らが謀反の準備を整えていると知ったピダムは、ユシンに兵部の兵を貸してくれと頼む。 ウォルヤ将軍の開発した伽耶の兵器を視察したトンマンは、彼らを支援し、伽耶の秘密兵器の開発を続けるよう命じる。そして農機具の生産は減らし、本格的に三韓一統を目指した準備を進める。その頃、何とかピダムを自分たちの計画に引きずり込もうとする貴族たちは、トンマンを陥れピダムを王座に就けるためのある作戦を考える。 そんなある日、港に箱を乗せた無人の船が到着。人々がチヌン大帝の時にも起きた吉兆だという中、箱とその中の書簡が宮殿に届く。書簡を見て固まるピダム。その書簡には、「仏の名を持つ者が神国の王になる」という意味の文句が書かれていた。
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第60話

屈阿火(クラファ)県の港に突如出現した謎の船。中から「ピダムが王になる」という意味の文書が出てきたため、ソラボルはその噂で持ち切りになる。
これは許すまじき罪であると、チュンチュは兵部の兵士らに船を作った者を見つけるよう命じ、自ら屈阿火県に向かう。聞き込みを進めるうちに、船大工の居場所を突き止めるチュンチュ。それを知ったヨムジョンは早速、口封じのため男を消そうとする。だが逃げ出した大工が偶然チュンチュのもとへ現れ、男の後を追う刺客たちの放った流れ矢がチュンチュの胸に当たる。チュンチュの負傷を知り、もう我慢の限界だと言うトンマン。トンマンはすぐさま家臣を集めさせ、チュンチュのケガは事故ではなく暗殺未遂だとし、徹底的に調査すると宣言する。
一方、調査がはじまったら逮捕は免れないと、政変を起こすことを決意する貴族たち。反乱の大義名分を立てるためにも、ピダムが何としても必要だというミセンに、ヨムジョンが責任を持って連れてくると答える。宮殿でピダムをこっそり呼び出したトンマンは、今回の件に巻き込まれないためにもしばし都を離れるよう命じ、事が解決したら必ず呼び戻すと言って指輪を渡す。 しかし、都を出る前に自分で責任を取ろうと決意したピダムは、1人剣を片手にヨムジョンの後をつけた。見事な剣さばきで手下どもを殺し、ヨムジョンに剣を突きつけるピダム。だがそこへどこからともなく毒矢が飛んでくる。毒矢を放った男がトンマンの護衛の1人だと気づいたピダムは、誰の仕業かと詰め寄る。すると刺客は、「神国の敵を刺殺せよ、女王様万歳」と言いながら自ら命を絶ったのだった。
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第61話

ヨムジョンの企みにより、トンマンが自分を殺そうとしたと思い込むピダム。ピダムは結局、ヨムジョンたち反乱軍のもとに戻り、ソラボルへの進軍を決意する。 そんな中トンマンは、王位を譲りピダムと共に寺で余生を過ごすという内容を記した手紙をチュクパンに託し、ピダムに渡すよう頼む。 ピダムは王宮のある月城を攻撃すると見せかけ、月城から目と鼻の先の明活山城を乗っ取る。これはミシルがソラボルを捨てた失敗を繰り返さないための策だった。
明活山城でファベク会議を開いたピダムは、女王の廃位を決定。その決議文を各所にばらまく。それを知ったトンマンは、重臣たちの強い要求によりピダムと反乱軍の殺害命令を出す。
決死の覚悟でピダムのいる明活山城に入り、トンマンの文を渡すチュクパン。だがピダムはトンマンとチュンチュの策略だと笑い飛ばし、トンマンに「消そうとした自分は生きている」と伝えるよう言い放つ。 同じ頃、ピダムが指輪と共に送ってきた侍衛府の兵について調査させ、ヨムジョンの仕業で誤解が生じたと知るトンマン。しかし時すでに遅し、ピダムもトンマンももう引き返せないところまで来てしまっていた。 トンマンは神国を守るため集まった民の前で、またピダムは反乱軍の前で、それぞれ女王の廃位と、反乱軍の討伐を宣言する。
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第62話

民が集まるなかで、反乱軍の討伐を宣布したトンマン。しかし突如空から星が落ち、トンマンは壇上を下りた直後、倒れてしまう。三日三晩眠り続けようやく目を覚ますトンマン。心配するユシンに、トンマンは病気のことは告げず、新羅に来た初日に見た夢の話を語り出す。それはある女性が自分を抱きしめ泣いていたというものだった。
その夜、ユシンはピダムら反乱軍の拠点、明活山城を攻撃することに。ユシンは、東西南北の四方の城門から一斉攻撃を掛けるため、合図として月城に落ちた星を再び上げると言う。反乱軍の防御拠点を攻撃したアルチョンは、火の付いた凧を揚げる。それを見て、星が空に戻っていくと動揺する反乱軍。その隙を突き、4つの城門を突破したユシン軍は、一挙に城を掌握する。ユシン軍に混じって城内に入ったサンタクはピダムを狙った刺客はヨムジョンの手下だったと告げる。真実を知り、サンタクと城を抜け出したピダムは、伝えたい言葉があると言って1人トンマンのいる本陣へと向かうのだった。

たくさんの兵を蹴散らし、一歩ずつトンマンに近づくピダム。しかしトンマンの目の前でユシンにとどめを刺される。涙ながらピダムの死を見守ったトンマンは、気丈に乱の集結を宣布しその場に倒れ込む。 寝所で目覚めたトンマンは、ユシンにピダムが最後に何と言ったか尋ねる。恐縮しながら、「トンマン」と言っていましたと答えるユシン。ピダムは、以前トンマンが言った「もう誰も自分の名を呼べない」という言葉を覚えていたのだ。その後、ユシンと共に空と地を見渡せる場所へ出たトンマンは「多くの人が自分の元に来ては去ったが結局そばに残ったのはユシン殿だけだった、どうか新羅の大業を成し遂げてほしい」と言って静かに息を引き取る。
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